■旧所在地…港区赤坂7丁目
■建築年次…明治35(1902)年
■設計者…不明
■規模…2F
■構造…木造
■用途…住宅
江戸東京たてもの園内にある建築。明治から昭和のはじめにかけて日本の政治を担った高橋是清の住まいの主屋部分。総栂普請で、洋間の床は寄木張りという凝らした造りなっている。2階は是清の書斎や寝室として使われ、昭和11(1936)年の2・26事件の現場であったという。和風建築にガラスがはめ込まれた住宅としては初期のものであり、ゆがみのあるガラスが残っている。また、周りには是清邸庭園の一部が復元されており、組井筒を水源にした流れと、 雪見型灯籠などを含む景観が再現されている。(石川) |