products
Arch forest   実際にものをつくるという活動を通してデザインの考え方、プロセス、方法を学んでいくプロジェクト









  ■人のカタチ− People Are People −

作品は幅、高さとも約2m の箱型の形状で構成され、表面仕上げは構造用合板(OSB 合板)、骨組みはホワイトウッド材(86mm × 38mm)を使用している。箱の中に、約2400 本の直径8mm のヒノキ材の棒がセットされた可動パネル(有孔ボード製)が設置されており、この可動パネルは下部の駆動輪により前後に動く機構を有している。人びとは可動パネルを動かし身体に密着させることにより、パネルに埋め込まれた棒が動き、中に入った人のカタチを棒の集積群が浮かび上がらせることにより形成する。できた人のカタチは次の参加者に継承されていき、絶えずカタチを変容させていき、時間の推移とその時間の経過に伴う現象の変位ということ能動的に目に見えるかたちで体感することができる。

・トロールの森2015へ出展(招待作家)
 


指導教員:水谷俊博

メンバー
菊地晴香、川喜田耀、澤田和輝、山薫、藤原郁美、内山衣理、今村裕亮、我喜屋明瑠、吉田広大、道上彩映、栗原妙子、佐々木麻衣、古川勇介、藤井勉、竹本陵二、澤崎優希、山内由吏、泉澤理美、水野裕太、滑川美有、井上麻弥、大澤早紀、勝又歩、横澤遼樹、秋元晴奈、藤井海渡、小田和舞子、末吉花帆、伊藤六芽子、久下谷結、佐々木瞳子、浅川竜成、園田哲郎、山地幸瑛、越中玲衣、桑野不尽丸
 

■混線都

廃棄されたコンセントが付いた電気コードを集積することによりハンモック状のプロダクトのような、家具のような作品をつくりあげた。「文明化された都市は、便利な機器であふれてきた。これまで使われてきた電子機器やコードに埋もれながら、これからの世界をかたちづくるかもしれないバーチャルなクラウドも夢想させる。このハンモックまで到達した人間達は、底知れぬジレンマをかかえながら快感を得る。」というのが作品のメインコンセプトである。いわばゴミとしての素材と、ハンモックという快適性をサジェストする機能(オブジェ)、という相反する要素により構成されているこの作品に佇むことで、何かしら矛盾した感覚(しかも若干快感込みの)を感じることにより、過去から未来、そして現在における見失われがちな様々な都市の様相のズレを見出すキッカケを生み出すことを目指した。

・新宿クリエイターズフェスタ2015に出展(プロポーザルコンペ入選)

 


指導教員:水谷俊博

メンバー
菊地晴香、川喜田耀、澤田和輝、山薫、藤原郁美、内山衣理、太田恭輔、今村裕亮、 我喜屋明瑠、吉田広大、道上彩映、栗原妙子、佐々木麻衣、古川勇介、藤井勉、竹本陵二、澤崎優希、 山内由吏、泉澤理美、水野裕太、滑川美有、井上麻弥、大澤早紀、末吉花帆、桑野不尽丸
 

■里山フィールドミュージアムビジターセンター

新潟県松代にある『まつだい雪国農耕文化村「農舞台」』(設計:MVRDV)に隣接する、テンポラリーなインフォメーションセンター兼、レストスペース。建築物の設計から施工までを水谷研究室のメンバーでおこなった。
周辺の里山のさまざまな体験学習の基地(地元住民により組織される「かかし隊」により運営)として機能し、情報提供の拠点、さまざまなワークショップの開催会場、来場者との憩いの場としての役割を果たした。
3つのユニットから構成される施設は、おおらかな屋根がかかった形状をしており、真ん中にあるユニットが可動する。可動ユニットは高さ 2、550 から 1、450 までの 5 段階のスケールで形成されており、それらが連続するかたちで展開することにより、本来のインフォメーションのかたちから、小さなギャラリー&制作スペース(フィールド・ミュージアム)、等としての場の転換が可能である。また、各可動ユニットの両側面の壁がバタフライ状に開閉し、開いた状態にテント屋根を設置することにより、多くの来場者が集い、憩いながら、地元住民との交流が生まれる場となっている。

・大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015に出展(プロポーザルコンペ入選)

 
  指導教員:水谷俊博

メンバー
菊地晴香、川喜田耀、澤田和輝、山薫、藤原郁美、内山衣理、太田恭輔、今村裕亮、我喜屋明瑠、平田昇子、吉田広大、道上彩映、今井彩花、栗原妙子、佐々木麻衣、古川勇介、藤井勉、竹本陵二、澤崎優希、山内由吏、水野裕太、滑川美有、井上麻弥、大澤早紀、勝又歩、横澤遼樹、秋元晴奈、藤井海渡、小田和舞子、末吉花帆、伊藤六芽子、久下谷結、佐々木瞳子、浅川竜成、園田哲郎、山地幸瑛、越中玲衣、平子こりん、桑野不尽丸
   

■いすヲつくる 2015

実際にものをつくるという活動を通してデザインの考え方、プロセス、方法を学んでいくプロジェクト。

課題:「午前4時の25か6分前
   深夜のラジオのスイッチをつけ
   1945年から70年を考える
   そんな時に座るいす」

課題概要
とあるミュージシャンが深夜のAMラジオでしゃべっている。
「もしあなたが自信を失い、疲れ果てて、自分や誰かを呪いそうになって、生きていく意味がわからない子羊のようになって、そして。。。もしそれが金曜の深夜だったら、ラジオをつけてください。」、と。
さて、2015年は戦後70年を迎える。世界各国で勃発する戦争やテロ、緊張するアジア情勢、原爆から原発への流れ、翻弄される経済の動き、米軍の沖縄基地、靖国神社、5年後に開始される五輪、etc。
この70年の時間を僕たちはどう考えるのか。
2007年にブルース・スプリングスティーンは『Radio Nowhere』を唄っていた。そんな流れ、さまざまなコンプライアンスによる萎縮という枠組みがかぶさる日本のラジオにもみて(聴いて)取れる。ラジオのDJのピーター・バラカンが2012年に仕かけた「ラジオに魔法を取り戻す」ことは」できるのか。
そんな、今現在。
いろいろなことが身の回りに起きている。そして、僕たちはどこに向かうのか。
さまざまに考えを巡らせてみてください。魅力的なイスに出会えることを期待しています。

  吉田広大

道上彩映

栗原妙子
佐々木麻衣
古川勇介
藤井勉
竹本隆二
澤崎優希
山内由吏
泉澤理美
水野裕太
滑川美有
井上麻弥
大澤早紀
musashino-u musashino-d