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篠原茜音--プロフィール写真

No.010
教育学部
教育学科 3年
篠原 茜音さん

杉並区 方南町でこどもの「居場所」づくり!

※所属・内容は取材当時(2022年11月)のものです。

について

2022年2月から杉並区の方南銀座商店街の地域交流施設「駄可笑屋敷(だがしやしき)」を拠点として、小学生以下のこどもを対象とした居場所づくりや、まちづくりを行う学生プロジェクトに居場所づくりセクションのリーダーとして携わり、運営を行っています。

駄可笑屋敷では遊び場として施設を毎日開放しており、学生は週に2回、ゲームやお絵描き等の遊びを一緒にしています。また、駄菓子の販売や1カ月ごとのイベント開催など、学生が主体となって企画を考え、地域の方と協力して実施しています。

この活動に参加したきっかけは、プロジェクト立ち上げの際に現在の運営リーダーを務める友人から声をかけてもらったことです。大学に入学する前の私自身の経験から、家庭と学校以外にこどもたちの「居場所」があるとよいなとの想いがあり、この活動に関わっています。最初は5人のメンバーでプロジェクトを立ち上げ、現在は10校を超える大学から学年問わず50人の学生が集まっています。

4月~5月には「ウォークラリーイベント」を開催しました。宝探しゲームのように、こどもたちが商店街のお店に仕掛けられた問題を解きながら宝箱のカギを探していくものです。商店街の方々とこどもたちが交流する機会になり、地域全体としての「居場所」づくりを考えるイベントとなりました。開催には企画書の作成や商店街の方との調整など大変なことも多いですが、こどもたちの「また来る!」「またイベントしてね!」の声が励みになっています。

今後の

小さな頃から年下の子の面倒を見ることが好きで「将来私は先生になるんだ!」と決めており、卒業文集の“将来の夢”はいつも「先生」でした。実際に教育学部で学んでいると、教育は学校だけで行うものではなく、家庭も地域も一体となって行うものなのではないかと感じることが多くあります。みんなでこどもを育てていければ解決できる問題はたくさんあり、未来は明るいんじゃないか。そのように思い、誰もが気軽に立ち寄れてありのままの自分で居られるような空間を目指して居場所づくりをしています。

今後は駄可笑屋敷を「こどものありのままを受け止められる場所」、「多様なこどもと大人が共に関わり合い、刺激を与え合えるような場所」にしていきたいです。何より、こどもも大人も自分の存在を全肯定できるような場所にしたいと思っています。最終的には「自分で居場所を見つけられたからここはもういらないよ」と、この活動がポジティブな理由で必要とされなくなることが大きな目標です。

駄可笑屋敷では学校や塾とは違う、こどもとの関わりができます。始まったばかりのプロジェクトだからこそ、各メンバーの個性が反映された組織になっており、誰もが自分の「やりたい!」を素直に発信して実行できる環境です。もし興味を持った方がいましたら、ぜひご連絡ください。駄可笑屋敷がより多くのこどもたちにとって「居場所」になるように、一緒に価値を届けていきませんか。

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