2015.09.16
武蔵野大学看護学研究所「ホスピタル・プレイ」シンポジウムを開催しました
本学看護学研究所は9月6日(土)に、「ホスピタル・プレイ」シンポジウムを、武蔵野キャンパス8号館で開催しました。
シンポジウムは齋藤泰子看護学研究所長の挨拶から始まり、英国HPS協会会長も務められたノーマ・ジュンタイ先生から、英国におけるホスピタル・プレイの実際についてご講演を頂きました。続いて、NPO法人ホスピタル・プレイ協会理事長の松平千佳先生から、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(※)の養成に関してのご講演を頂きました。
最後にホスピタル・プレイに関する理解を深めるために、3つのグループに分かれて、ワークショップを行いました。
シンポジウムには、本学教職員、卒業生をはじめ、関西方面からもお越しいただきました。78名の参加者が集い、和やかな雰囲気の中、大盛況のうちに幕を閉じました。
(※)ホスピタル・プレイ・スペシャリストとは
遊び(ホスピタル・プレイ)を用いて、医療環境をチャイルドフレンドリーなものにし、病児や障がい児が医療とのかかわり経験を肯定的に捉えられるようにするため、小児医療チームの一員として働く専門職です。その専門教育は1960年代に英国ではじまり、日本では平成19年度から平成26年度末までに129名のホスピタル・プレイ・スペシャリストが誕生しています。
◆講演
講演:「英国における『ホスピタル・プレイ』の実際を学ぶ」
講師:ノーマ・ジュンタイ(元英国HPS協会会長・キングストンカレッジArts and Social Sciences学 教員)
通訳:松平 千佳(静岡県立大学短期大学部准教授、NPO法人ホスピタル・プレイ協会理事長)
講演:「日本におけるHPS養成の始まりと今」
講師:松平 千佳(静岡県立大学短期大学部准教授、NPO法人ホスピタル・プレイ協会理事長)
◆ホスピタル・プレイ・ワークショップ
※参加者が3グループに分かれ、それぞれ30分ずつ3ブースを順次体験する。
第1ブース:「 拘束で採血を受ける子どもの気持ちを感じよう」
講師:後藤 和恵(NPO法人ホスピタル・プレイ協会 修了生の会会長/HPS)
第2ブース:「プレパレーションツールをつくってみよう」
講師:米中 智子(NPO法人ホスピタル・プレイ協会 関東ブロック研究会ブロック長/HPS)
第3ブース:「デストラックションツールをつくってみよう」
講師:原田 志保(NPO法人ホスピタル・プレイ協会 HPS)
大学院 看護学研究科
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