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2020.07.15

【重要】後期(3・4 学期)の学修(オンライン授業の延⻑)について

武蔵野⼤学 学⽣ならびに関係者の皆様
武蔵野⼤学は、仏教精神を基盤とした⼈格教育のもと、⼈命に関わる問題に強い意識を持ち続けています。⼀⽅で、⽇本政府による「緊急事態宣⾔」解除後、再び東京都の若者世代を中⼼に新型コロナウイルス感染者が連⽇3桁を超える事態となっていることに、学⻑として強い危機感を抱いています。
(参照リンク:2020.07.09「感染症拡⼤予防のための対策について」

⼀⼈ひとりの命を尊ぶという観点に⽴てば、「緊急事態」宣⾔の発出いかんに関わらず、武蔵野⼤学独⾃の判断に基づく感染拡⼤防⽌策に取り組む必要があると考えます。現況のまま、地⽅や海外在住の学⽣が東京に移動し、関東近県の学⽣が⽇常的に通学することを前提として対⾯授業を開始すれば、クラスターの発⽣や感染拡⼤につながりかねないと判断いたしました。
このような判断に基づき、武蔵野⼤学では、オンライン授業による学修期間を、後期(3・4 学期)まで延⻑し、感染防⽌策の徹底を貫く⽅針を定めましたので、ここにお知らせいたします。

なお、学内での実験・実習・実技などの諸活動や学外での実習等の諸活動に関して、その実施が必要不可⽋であり、感染防⽌策を講じた上で実施が可能であると判断した場合には、個別に連絡のうえ実施いたします。
また、今年度内に、新型コロナウイルスが沈静化し、教室等における対⾯授業が全⾯的に実施可能と判断される状況に⾄った場合には、事前に公表し、対⾯授業を実施する場合もあります。

武蔵野⼤学の新型コロナウイルス感染症拡⼤防⽌対策の基本⽅針は、かねてから周知のとおり
(1)学⽣をはじめとする本学関係者の感染リスク回避をはかるとともに、
(2)⾸都東京での感染拡⼤を最⼩限にとどめるための社会的責務を果たしながら、
(3)本学学⽣が被る教育⾯での損失を最⼩限にとどめるために可能な限りこれまでと同様の教育を届ける
の3 点です。

現況では、本学学⽣や教職員、その家族から、新型コロナウイルス感染者がいつ出ても不思議はない状態にあります。後期以降、キャンパスにおける対⾯授業を全⾯的に実施して学⽣または教職員の感染が判明すれば、⼀定期間の建物・キャンパスの閉鎖や臨時休校等の措置を講じることも必要となります。また、本学関係者が濃厚接触者となって⾃宅待機を余儀なくされる場合、緊急事態宣⾔が再発出される場合等、様々な可能性を想定する必要があります。事態の⻑期化が予測されるこのような状況下で、対⾯授業の再開にこだわれば、逆に学修の空⽩期間を⽣じさせる事態に繋がりかねません。後期もオンライン学修を継続するという決定は、⼤学として、学修を確保するために何が最善かを考えた末の総合的判断とご理解いただければ幸いです。

武蔵野⼤学は、どのような事態においても何らかの⽅法で学び続ける、問い続けることを重視しています。学ぶことの意味は、⾃⼰の、世界の限界を超えていくことにあります。現在我々の置かれている状況は、⾃らの、そして⼈類の、感性、思考、知識、経験の限界に思いを馳せるために貴重な機会です。その限界を超えるべく、今も⼈類の叡智を結集した無数のチャレンジが進められています。新型コロナウイルスの脅威に晒された状況でも、学⽣⼀⼈ひとりが、武蔵野⼤学に学んで本当によかったと卒業時に思えるような⼤学⽣活を⾃らの⼿で切り拓くことができるよう、⼤学として可能なかぎりの教育制度拡充に努めてまいります。

令和2年7月15日
武蔵野⼤学
学⻑ ⻄本 照真
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