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2020.09.14

オンライン授業の教育効果と課題について(授業アンケート結果概要)

今年度、本学では1学期より新型コロナウイルス感染症対策として、オンラインでの授業を運営してまいりました。これに伴い、1・2学期の授業アンケートは、オンライン授業の状況把握を行うための設問で実施いたしました。
 
◆実施期間 1学期 令和2年5月22日~6月11日
      2学期(前期科目含む) 令和2年6月26日~7月16日
◆対象科目 原則、大学及び大学院の1学期の全科目が対象
     (1学期(264科目)、2学期(1,344科目))
◆実施方法 スマートフォン、PC等を用いて実施
◆回答率  1学期:61.7%(11,847/19,195)、2学期(前期科目を含む)67.7%(36,348/53,657)

設問1.あなたは、この授業の内容を理解できましたか。

・授業理解度は、前年の通常授業時よりも高い結果となっています。
⇒令和2年度前期(1・2学期)の理解度は75.7%(昨年度比+8.2ポイント)。

あなたは、この授業の内容を理解できましたか

設問2.オンライン授業または課題等での授業運営のよかった点を教えてください。

「授業の説明や質問対応が丁寧」「自分のペースで学修を進めることができる」「より深く学ぶことができるようになった」等、オンライン学修に対するポジティブな意見が多く寄せられました。また、グループワークでは「オンライン上での共同作業の仕方を学べた」「クラスメイトとコミュニケーションを取ることができて良かった」等、双方向性を活かした授業運営が評価されていました。これらから、学生の自律的な学修の様子がうかがえ、そして本学におけるオンラインを中心とした授業が一定の教育効果を上げていることの証しだと受け止められます。

設問3. オンライン授業または課題等での授業運営の改善すべき点等ありましたら教えてください。

「課題が多く、提出期限が短い」「授業の音声や環境が悪い」「内容が難しい」「進行が速い」等、改善すべき点として寄せられた意見の多くが、教員にとっても初めてとなる授業環境に起因しているものとなりました。また、グループワークについては、設問2で前向きな回答が多く見受けられた一方で、「一度も会ったことがなく、面識のない人とグループワークをするのは難しい」、「話すタイミングをつかみにくかった」と言った回答も見られました。このように、対面とは異なるオンラインゆえのコミュニケーションの難しさも課題となりました。

設問4.この授業の総合的な感想、その他の意見をお聞かせください。

当初オンライン学修に不安があったものの、教員の丁寧な説明、対応、フィードバックを受け、授業が楽しいと感じられたという声が多数ありました。逆に、フィードバック等がないと、不安を感じる傾向があることが分かりました。また、オンライン授業となったことで、疑問点は自分で調べようと思うなどの理由から、自主的に勉強するようになったという回答も見受けられました。
「対面であったらもっと楽しいと思う」、「直接先生の講義を受けたい」という声も多く、大学で授業を受けたい、友人に会いたい、という学生の思いが伝わりました。

今後について

後期授業の開始にあたり、個別意見も含めてアンケートの結果を全学科で共有し、指摘を受けた課題への対応を中心に、さらなる授業の改善に繋がるよう、大学としてこれからも最善を尽くしていきます。

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