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2021.06.19

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ダイハツ工業による法律学科・法学研究科ESG関係合同特別授業を行いました

ESG特別講義

法学部法律学科・法学研究科は、2021年6月16日、オンラインにてESG関係の合同特別授業を行いました(主催は本学法学研究所:池田眞朗所長)。

今回の授業は、産学連携の試みとして2020年度に予定されながらコロナ禍の影響で中止された、本学の施設を利用したダイハツ工業の自動運転実証実験の代替として、講演が実現したものです。
昨年度の数理工学科とデータサイエンス学科での講演に引き続きようやくの実現となり、授業には法学部法律学科の全学年の学生、法学研究科修士課程及び今年度開設の同研究科博士後期課程の大学院生が出席。法律学を学ぶ全学生が一堂に介した合同授業が初めて実現した形になりました。

授業の冒頭において池田法学研究科長から挨拶と本特別授業の趣旨説明が行われ、続いてダイハツ工業株式会社の新田隆次新規事業戦略室室長をお迎えし、「自動車メーカーの地域貢献」という演題で、「Light you up」という自社スローガンのもと、SDGsの各種アジェンダにも通ずる企業ESG活動をご説明いただきました。
ダイハツ工業は、CASE・MaaSといった新たな技術・サービスの登場により、これまでのお客様に寄り添った車づくりを行うメーカーとしてだけでなく、人々の「移動」に関わる各種モビリティサービスを提供していくことを目指しています。「移動を通じて、地域を良くし、暮らしを豊かにする。」ことを目標として、本学でも実施を予定していた各地での自動運転技術実証実験、自社製品が活用される機会の多い農村での農業支援実証実験、福祉介護領域での送迎支援システム、地域活性化活動などの各種地域連携についても紹介をいただきました。

授業には教職員・関係者も含め200名超がオンラインで参加。産学連携を原点とする同社の、人や社会に寄り添う精神と、ESGに対する姿勢や様々な事例を通し、法律学の学修・研究に必要な社会意識について学ぶ貴重な時間となりました。
池田研究科長は「今回の合同授業は、学生諸君に非常に大きな示唆を与えてくれる、社会との多様な繋がりを考えられる素晴らしいものでした。本来、『教える法律学』は段階に応じて内容が異なりますが、『学ぶ法律学』の素材には段階がないのです。各学年の学生が、それぞれの立場から『つなげて考える』機会、『想像力(イマジネーション)・創造力(クリエイティビティ)を養う』機会として、今日の授業をこれからの学びや活躍の場に活かしてほしい。また本学のブランドステートメントである『世界のしあわせをカタチにする。』の実践例を学ぶ授業だったと理解してほしい」と述べました。

司会・進行に当たった池田法学研究科長

司会・進行に当たった池田法学研究科長

ダイハツ工業株式会社 新田隆次氏

ダイハツ工業 新田隆次氏

当日資料:地域貢献の考え方

当日資料:地域貢献の考え方

当日資料:ESG活動の取組み例

当日資料:企業ESG活動の取組み例

【授業概要】

法学研究所主催
法律学科・法学研究科合同ESG関係特別授業「自動車メーカーの地域貢献―ダイハツ工業の場合」
1.本特別授業の趣旨説明 池田眞朗法学研究科長
2.自動車メーカーの地域貢献 ダイハツ工業株式会社 新田隆次氏(コーポレート総括本部新規事業戦略室室長)
3.教員・学生からの質問等
4.終了挨拶 池田法学研究科長
2021年6月16日(水)10:40~12:20
参加者 学生・教職員約200名
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