2021.11.12
田中 健一郎 講師がメタルバイオサイエンス研究会2021にて研究奨励賞を受賞
本学薬学部薬学科 生命分析化学研究室 田中 健一郎 講師がメタルバイオサイエンス研究会2021にて研究奨励賞を受賞しました。
メタルバイオサイエンス研究会は「日本毒性学会」の生体金属部会が主催する研究会です。研究奨励賞は、金属と生体との関わりに関する優れた研究実績を挙げ更なる活躍が期待される若手研究者(個人、毎年2名)に授与されるものです。
今年度の研究会は2021年10月27日(水)・28日(木)の2日間で開催されました。今回の研究会で田中講師は、いまだ確立されていない大気汚染による健康被害の予防法を提案しました。具体的には、PM2.5(主要な大気汚染物質)が最初に到達する気管支や肺における保護因子として抗酸化剤に着目し、チオレドキシンという抗酸化タンパク質の誘導体が大気汚染物質による急性肺傷害を予防出来る可能性を提案しました。研究会では受賞講演を行い、大気汚染による健康被害の予防法確立を目指して実施中の新たなプロジェクトについても紹介しました。
【コメント】
■ 薬学部 生命分析化学研究室 田中 健一郎講師
この度はメタルバイオサイエンス研究会2021にて、研究奨励賞を授与していただき、誠にありがとうございます。ご指導いただいた共著者の方々や,研究奨励賞の選考に携わった全ての方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いです。今後の研究活動についてはより一層精進し、一人でも多くの人の命を救うために、大気汚染による健康被害の予防法確立を目指した研究を継続してまいります。
関連リンク
■日本毒性学会 生体金属部会主催 メタルバイオサイエンス研究会2021 HP
https://jsot-mbs2021.com/
■武蔵野大学薬学部
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/pharmacy/
https://jsot-mbs2021.com/
■武蔵野大学薬学部
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/pharmacy/