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2023.06.09

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工学部建築デザイン学科 水谷 俊博教授が受賞した日本建築学会賞の贈呈式が行われました

水谷先生-受賞

工学部建築デザイン学科水谷 俊博教授が設計デザインを手掛けた東京都武蔵野市の公共施設「武蔵野クリーンセンター・むさしのエコreゾート」での整備事業が一般社団法人日本建築学会主催の建築賞「日本建築学会賞(業績)」を受賞し、5月30日に贈呈式が行われました。
 
「武蔵野クリーンセンター・むさしのエコreゾート」は、既存のゴミ処理施設(旧武蔵野クリーンセンター)の建て替えに伴い、発想を180度転換し、市民が自由に集まり活動できるオープンな施設とし、ゴミ(≒環境)をベースに、街づくりと連携する拠点となるような場所を、エリア一体でかたちづくっていくことを目指した画期的な施設です。
 
武蔵野クリーンセンターとむさしのエコreゾートの両施設が相互に関係性をもちながら、通常のクリーンセンター(ゴミ清掃工場)では想定されない、市民のための学習・産業・集いなどを含んだ “ゴミを通して社会の環境問題にふれる・まちづくりとの連携” の拠点となるべく、あたらしい建築のかたちが実現されています。
日本建築学会賞は、建築に関する学術・技術・芸術の進歩発展をはかるとともに、日本の建築文化を高め、公共の福祉に寄与するため、一般社団法人日本建築学会によって設置されました。毎年、論文・作品・技術・業績の4分野に分けて公募が行われ、きわめて顕著な業績には賞が贈られています。今回、受賞の運びとなった「日本建築学会賞(業績)」は学術・技術・芸術などの進歩に寄与する、近年中に完成した業績および継続的な活動によって成果が認められた業績を評価する賞です。

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【コメント】

水谷 俊博 教授
「武蔵野クリーンセンター・むさしのエコreゾート」は、施設ができるまで約10年もの間、周辺住民、市、設計監修者・設計者、事業者が、ワン・チームとなって、既成の枠組みから脱却し、清掃工場の概念を超えた施設づくりを目指し、議論を重ねて実現したプロジェクトです。その成果として、このように、日本建築学会賞(業績)を賜りまして、言葉では言い表せないくらい感動しています。
地球上の各地で貝塚の遺構が見られるように、先史時代から現在に至るまで、我々が生きている限り、ゴミを発生させてしまうというのは必然の生業です。全国1,000を超える清掃工場がありますが、今後この取り組みが展開され、新たな(街を含めた)社会づくりへの可能性を生み出す羅針盤的な存在となればと思っています。
風袋 宏幸 教授(工学部長、建築デザイン学科)
武蔵野クリーンセンター・むさしのエコ re ゾート整備事業に尽力された皆様、この度の受賞おめでとうございます。地域の課題解決に向けて、市、設計・監修者、事業者、周辺住民が取り組まれた長年にわたる協働のプロセスに心より敬意を表します。また、この事業に関連した数々のワークショップや見学会に、工学部建築デザイン学科の学生が参加する貴重な機会をいただけたことに改めて感謝しております。生きた教材にあふれる場には、きっと豊かな気づきが数多くあったことでしょう。これからの大学が地域と共に生きるということ、その優れたモデルがここに示されているのだと思います。

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