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第1回 経営学は「金儲け」の学問なのか?
※この内容は2015年1月時点の情報をもとに作成しています

第1回 経営学は「金儲け」の学問なのか?

第1回となる今回は、経営学ではどのようなことを学ぶのか、「金儲け」の学問なのかということをお話ししたいと思います。

経営は高校の部活動や生徒会にも存在する

受験生の皆さんは経営学とはどのようなものだと考えているでしょうか。
経営という言葉から、企業が利益を上げるための方法を学ぶのだと考えている方が多いのではないかと思います。
たしかに、経営学にはそのような側面があります。しかし、経営学=「金儲け」の学問と考えてしまうと経営学科で学ぶことの全体像を見間違えてしまうかもしれません。
経営学は、経営というものを対象とする学問です。ここで言う経営とは、「人々を通じて、事を成し遂げる(Doing Things through Others)」ことです。
ですから、自治体や非営利団体(NPO)などの組織にも経営は存在し、対象として含まれます。さらに言えば、高校の部活動や生徒会にも経営は存在します。 経営学科(あるいは学部)の講義では企業を取り上げることが多いのですが、経営学で学ぶことの本質は企業以外の場面でも役立つ内容です。

ディズニーランドが儲かる理由?

このように経営学を説明しても、企業は利益を上げるために経営を行うのだから、結局は金儲けの学問なのではないかと考える人がいるかもしれません。
しかし、価値を見いだしてもらえないものから企業が利益を得ることはできません。言い換えれば、価値を提供する対価として利益は生じるのです。
たとえば、ディズニーランドを運営する「オリエンタルランド」という企業は、利益を上げ続けています。企業が利益を上げるためにはディズニーランドに人が来てくれなくてはならないわけですが、時間とお金を払ってディズニーランドに行くか否かを決めるのはお客さんです。
「来園者が園内で楽しめる」という価値を企業が提供するのに対して、「行く価値がある」とお客さんが判断し来園する結果、企業は利益を得ているのです。
ですから、「事を成し遂げる」という経営でまず必要とされるのは、価値を提供することなのです。

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経営が成り立つとはどういうこと?

もちろん、価値のあるものを提供するとしても、費用がかかりすぎて赤字を出し続ければ企業として成り立ちません。
さらに、多くの企業では1人ですべての活動を行うことはできませんから、「人々を通じて」価値を提供することを考えなければなりません。企業内の「人々」がちゃんと働いてくれなくてはならないのです。
企業はお客さんという組織外のことを考えなければならないと同時に、組織内のことも考えなければ、利益を上げることができず経営は成り立ちません。
それゆえ、企業は利益を上げることを念頭に置きながら社会に対して必要とされる価値を生み出すために、企業のありたい姿とそこに至る道筋を考えます。これが戦略と言われるものです。

次回は任天堂を例に、経営戦略について取り上げましょう。
次回第2回はこちら

3分でわかる経営学講座バックナンバー

第2回 戦略とは何だろう?なぜ、学ぶ必要があるのだろう?
第3回 なぜ、あの商品は「売れる」のか?-マーケティングの視点
第4回 英語だけではない!会計はビジネスにおける世界共通言語
第5回 武蔵野大学で経営学を学ぶ
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