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第4回 英語だけではない!会計はビジネスにおける世界共通言語
※この内容は2015年1月時点の情報をもとに作成しています

第4回 英語だけではない!会計はビジネスにおける世界共通言語

これまでの連載では、経営学科(あるいは学部)で学ぶ内容が企業ではどのように活かされるのかということを、具体例と共に紹介してきました。戦略やマーケティングといった経営に関することを学び、実社会での出来事に応用して考えられることは、企業で働く上で役立ちます。
しかし、それだけにとどまりません。私たちの社会の中にはさまざまな企業が関係していますから、企業のことを理解できることは、一市民として社会を読み解く1つの武器にもなります。

なぜ会計はビジネスの共通言語と呼ばれるのか?

企業活動を理解する上では、経営に関する知識や能力(これを「経営リテラシー」と言います)に加えて、英語が必要であるという声を随分と耳にします。これはビジネスの国際化が進んでいることが要因です。
私たちの身近なところでも、パソコンや携帯電話の中には海外で作られた部品が多数組み込まれていますし、食卓にならぶ料理にはさまざまな国で生産された食材が含まれているでしょう。これらは、企業活動が国際化しているからこそ実現されるのです。
国際的なビジネスの場では、英語が共通言語として用いられます。英語を社内の公用語とする日本企業、例えば楽天やユニクロが話題になりましたが、これもビジネスの国際化から生じた具体的な取り組みだと言えます。
しかし、ビジネスにおける国際的な共通言語は英語だけではありません。経営リテラシーの中に世界の共通言語があります。それが、「会計」です。
会計は、企業の活動内容やその成果を金額という数値で表すものです。細部は国ごとに異なるものの、基本的な項目は多くの国でほぼ共通しています。また、数字で表されるため、項目さえ理解できれば母国語が何であろうと数値自体は読むことができます。会計が世界共通のビジネス言語と呼ばれる所以です。

会計で企業同士の比較ができる!セブン&アイ・ホールディングスVSウォルマート

商品の販売を主たる事業とする小売業を例に取れば、セブンイレブンやイトーヨーカ堂を運営するセブン&アイ・ホールディングスという会社は、イオンと並ぶ日本で最大規模の食料品や日用品などを販売する小売業者です。
しかし、全世界の小売業で見ると2013年度の売上高は第19位。
第1位はアメリカのウォルマートという会社(日本ではスーパーの西友が同社の傘下です)で、セブン&アイ・ホールディングスの約8倍の売上をあげています。※
このような比較ができるのは、会計がビジネスの共通言語として使われているからです。

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会計を学ぶことは難しい?ビジネスで必要な会計の知識とは…

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会計というと、とかく苦手意識を持つ人や、難しいものだと感じている人が多いものです。
数学が不得意だから大学では文系に進むので、数字を使う会計はやりたくないという人もいるかもしれません。
しかし、専門家として必要とされる会計の知識と、ビジネスの共通言語として使うために必要とされる会計の知識では、求められるものが異なります。
経営リテラシーの一部として最低限必要な会計の知識とは、企業の経理担当者や公認会計士などの会計の専門家が生み出した会計上の数値の意味と、その数値の基本的な作られ方を知っておくことです。
会計上の数値はルールに則って作られますから、必要な知識の習得は、会計という名の外国語の文法を学ぶようなものです。ですから、ビジネスの共通言語である会計を学ぶことを、取り立てて難しいと感じる必要はありません。
これまでの連載で、経営に関するトピックを取り上げてきました。皆さんにとって、経営学科、あるいは経営学で学ぶ内容を理解する一助となったでしょうか。
次回は、これまでの連載を受けて、武蔵野大学の経営学科についてご紹介したいと思います。
次回第5回はこちら
※全世界の小売業の比較については、Deloitteが2015年1月に発行した“Global Powers of Retailing 2015”によっています(比較に際して売上高はアメリカドルに換算されています)。ちなみに、この資料自体は英語です。

3分でわかる「経営学」講座バックナンバー

第1回 経営学は「金儲け」の学問なのか?
第2回 戦略とは何だろう?なぜ、学ぶ必要があるのだろう?
第3回 なぜ、あの商品は「売れる」のか?-マーケティングの視点
第5回 武蔵野大学で経営学を学ぶ
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