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学科ポリシー

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ディプロマ・ポリシー/カリキュラム・ポリシー

学科のディプロマ・ポリシー概要/育成する人材の方針

持続可能な社会構築に向けて、環境科学の専門能力、幅広い環境関連分野の知識を身につけ、システム思考をもって主体的に社会参画し、社会を啓発する意欲を持っている人材を育成します。
具体的には、技術を追求し具体的構想を実現するスペシャリストと、多面的な問題を立体的にとらえ、評価・分析するジェネラリストを育成します。社会に対して問題提起すると同時に、その解決策を具体的な形として提案・実現できる環境人材を育てます。
環境システム学科の特徴を示す6つのキーワード【文理融合カリキュラム】【システム思考】【環境マネジメント】【社会を啓発する】【主体的な学び】【学びの共同体】があります。詳細については【注】を確認してください。

学科のカリキュラム・ポリシー概要

知識・専門性 【学びの基礎力を基盤とした専門能力】

⾃ら教養・基礎学⼒を修得し、⾃⽴的・主体的に学ぶことができる【教養・基礎学⼒】

対応するカリキュラム・ポリシー

  • 本格的な専⾨教育を受ける前に、全学共通の教養教育プログラムである「武蔵野INITIAL」を履修します。「武蔵野INITIAL」は、学部・学科での専⾨教育に先だって、⼤学レベルでの学びとは何かをはじめに学ぶプログラムです。⼈⽣を⽣きる智慧としての幅広い教養を⾝につける機会を提供します。「武蔵野INITIAL」には、「建学」「スポーツ・⾝体」「情報」「外国語」「教養⽇本語」「CHP(Creating Happiness Program)」「フィールド・スタディーズ」「インターンシップ」「全学教養ゼミナール」そして「寄付講座」などの科⽬群があります。これら科⽬群は「知識・専⾨性」「関⼼・態度・⼈格」「思考・判断」「実践的スキル・表現」に横断的に関わるところに⼤きな特⾊を有します。

環境科学の専⾨能⼒、幅広い環境関連分野の知識を⾝につけている【専⾨能⼒】

対応するカリキュラム・ポリシー

  • 学科基礎科⽬として1年次に「環境問題概論1、2」「環境英語⼊⾨1、2」「環境科学基礎A、B、C」「環境システム学初年次ゼミナール」の8科⽬を必修科⽬として開講します。専⾨的な学修を進めるための環境システム学の概論を学び、全体像を捉えます。
  • 学科基幹科⽬として1年次に「環境リサイクル論」「環境エネルギー概論」の必修科⽬を2科⽬を開講し、2、3年次に環境システム学の核となる理論を修得するために、「環境マネジメント論」「⽣態系マネジメント」「環境システム思考」「環境システム学基礎ゼミナール」「持続可能社会論」「環境システム学ゼミナール1、2」の必修7科⽬を開講し、「環境マネジメントシステム論」「社会技術論」「資源エネルギー論」等の選択科⽬を開講します。

専⾨分野の枠を超えた知の融合が実践できる【学際的専⾨能⼒】

対応するカリキュラム・ポリシー

  • 学科展開科⽬として2、3年次に環境システム学分野に特化した科⽬を開講し、「環境モニタリング1、2、3」「環境システム学特殊授業1、2、3、4、5」「環境インターンシップ1、2、3」「環境プロジェクト1A、1B、2A、2B」等の発展的な内容を学びます。
関心・態度・人格 【他者と自己を理解し、自発的に踏み出す力】

⾃らグローカルな視野で環境システムに関する諸問題を発⾒することができる【課題発⾒⼒】
持続可能な社会構築に向けて、主体的に社会参画し、⼀般社会を啓発できる【主体性・実⾏⼒】
企業・⾃治体・NPOの現場を知ることで、社会で活躍するための柔軟性とストレス耐性を⾝につけている【柔軟性・ストレスコントロール⼒】

対応するカリキュラム・ポリシー

  • 「社会を啓発する」とは、広義での環境教育や「持続可能な開発のための教育(ESD︓Education for Sustainable Development)」を指しています。持続可能な社会を創造する基盤である「教育」の担い⼿を育成するために、体験型教育⼿法や協同学習理論を応⽤した「⾃然環境教育演習」等の実践的な授業科⽬を開講しています。学校教育における環境教育・ESDの推進者を育てるべく、⾼等学校・中学校教諭⼀種免許状(理科)が取得できるカリキュラムを⽤意しています。
  • 環境システム学科は⾃由闊達な学科⾵⼟を特徴としており、学⽣は⾃主⾃律の精神にあふれているという評価があります。この学科⾵⼟を醸成する源泉は、「環境プロジェクト⼊⾨」「環境プロジェクト1A、1B、2A、2B」と「総合研究基礎1、2」「総合研究1、2、3」です。「環境プロジェクト」は、「問題解決型授業PBL︓Problem Based Learning or Project Based Learning」や「アクティブ・ラーニング(主体的な学習)」等の先進教育⼿法を取り⼊れた授業計画となっており、環境学の学びは⾃主的な活動が基礎になることを体験し、さらに環境活動の実践と専⾨知識の⽔準向上や地域社会における環境課題の発⾒法や解決法を⾝につけることをめざしています。「総合研究」は、学⽣の⾃主的な学修活動を⼤いに推奨し、成果が上がった場合には単位として認める制度です。
  • 2015 年度より、環境システム学科のカリキュラムが、東京都「ECO-TOP プログラム」の認定を受けることになりました。このプログラムは、⾃然環境の保全を推進するために、⾃然環境分野で幅広い知識を有し、主体的に⾏動できる⼈材を、⼤学、企業、NPO、⾏政が連携して育成し、社会に送り出していくためのしくみです。「環境インターンシップ1、2、3」「環境学総合演習」等の指定科⽬を履修することにより、卒業時に東京都知事名で修了者番号が交付されます。公的な資格が取れるだけでなく、東京都庁等におけるインターンシップ体験をはじめとして、このプログラムの認定を受けている他⼤学との交流会や合同発表会等の貴重な機会を得ることができます。
思考・判断 【課題を多角的に捉え、創造的に考える力】

⾃ら環境科学などの専⾨能⼒を⾝につけ環境システムを論理的に分析できる【情報分析⼒・論理的思考⼒】
問題に対して多⾓的な思考、判断を⾏うことができる【判断⼒】
答えのない問題に対し、多様な⼈々との協働を通して⾰新的な発想を⽣み出し、⼤きなビジョンを描き、新たな価値を創造することができる【課題解決⼒・創造的思考⼒】

対応するカリキュラム・ポリシー

  • システム思考とは「システム」という概念を⽤いて、対象全体を統⼀的、または包括的にとらえる思考法です。例えば、ある働きや活動を⽰すものが、⼀群の構成要素を内包し、互いに依存・作⽤し合い、連携して機能を果たすことで、秩序ある集合体となるのがシステムです。その内部構造や機構から⼀部を取り出しても全体を理解することができません。個々の構成要素ではなく、その全体の関連性に注⽬する、この思考様式がシステム思考です。
  • 複雑に絡み合い”答えのない”問題に対して、システム思考に基づき多⾓的な思考⼒や判断⼒を養うことを主題とした「環境システム思考」「⾷環境学」「社会技術論」「環境リスク論」「持続可能社会論」等を履修することで、理論と実践の両⾯からシステム全体の構造からとらえ直し、持続可能な未来を創造する⼒を⾝につけてもらいます。
  • 本学科では、課題を多⾓的に捉え、創造的に考える⼒を育成する貴重な機会として、少⼈数で実施されるゼミ、卒業研究を重視しています。学科基幹科⽬に必修科⽬として配当されている2年次後期の「環境システム学基礎ゼミナール」、3年次の「環境システム学ゼミナール1、2」を履修した後、4年次前期の「卒業研究」を必修としており、4年間の学びの集⼤成となる「卒業論⽂」につなげていきます。
実践的スキル・表現 【多様な人々のなかで、自らの考えを表現・発信する力】

⽇本語および英語を⽤い、的確に読み、書き、聞き、他者に伝えることができる【コミュニケーション⼒】
⾃らの考えを明確かつ論理的に組み⽴て、⽂書や、図解等を⽤いて論⽂や報告書にまとめて発表することができる【表現⼒】
⾃ら対話を通じて他者と協⼒し、持続可能な社会の実現のために⽅向性を⽰し実⾏できる【傾聴⼒・チームワーク・リーダーシップ】

対応するカリキュラム・ポリシー

  • 1年次の必修科⽬「環境システム学初年次ゼミナール」では、各⾃の課題意識から選択した⽂献をレビューし、⽐較しながら⾃分の課題あるいは主張にまとめる⼒を⾝につけます。さらに⼤学⽣に必要な論⽂の書き⽅および剽窃⾏為等を⾏わないための研究者倫理を⾝につけます。
  • 地球規模で起こっている環境問題を英語で理解することは、環境に関連した情報源の拡充につながり、問題の複雑さ、相互関連性を学ぶ上で重要です。1年次の必修科⽬「環境英語⼊⾨1、2」、2年次からの「環境英語1、2、3、4」により、環境に関連する諸問題について英語で学び、英語で話し合うことにより、環境問題に関する知識や視野を広め、英語の情報収集能⼒及びコミュニケーション・スキルを深めます。
  • 環境省は「アジア環境⼈材育成ビジョン」を策定し、次代の環境⼈材には「リーダーシップ」「強い意欲」「専⾨性」の3つの要素が求められることを⽰しています。そのうち、「リーダーシップ」「強い意欲」の育成は、これまでの伝統的な⼤学の授業スタイルでは困難であると⾔われてきましたが、本学独⾃の「環境プロ
    ジェクト⼊⾨」「環境プロジェクト1A、1B、2A、2B」では、教員、学⽣代表者、TA、SAから構成される「環境プロジェクト運営委員会」を組織し、当該委員会と有機的に協働した授業運営を進めることにより、「リーダーシップ」「チームビルディング」「強い意欲」の醸成も授業⽬標としています。
【注】環境システム学科の特徴を示す6つのキーワード
1.文理融合カリキュラム
環境問題を思い浮かべてください。科学的な側面だけでなく、政治、経済、哲学など、様々な側面から環境をとらえなければ理解することも問題解決も望むべくもありません。
環境システム学科では、文理融合のカリキュラムを採用しています。理科系、文科系といった固定概念から脱却し、専門的な学問領域の枠を超えた知の融合を実践することで持続可能な未来の創造を使命とする人材を育成します。
 
2.システム思考
システム思考とは「システム」という概念を用いて、対象全体を統一的、または包括的にとらえる思考法です。例えば、ある働きや活動を示すものが、一群の構成要素を内包し、互いに依存・作用し合い、連携して機能を果たすことで、秩序ある集合体となるのがシステムです。その内部構造や機構から一部を取り出しても全体を理解することができません。個々の構成要素ではなく、その全体の関連性に注目する。この思考様式がシステム思考です。
環境システム学科では、理論と実践の両面からシステム全体の構造からとらえ直し、持続可能な未来を創造する力を身につけてもらいます。
 
3.環境マネジメント
環境マネジメントとは、企業やその他の活動団体の主たる活動や付随する活動で、環境への負荷をできるだけ下げるための運営上のさまざまな仕組みをつくり、改良を重ねることで効果を高めるやり方をいいます。その活動はみせかけやまやかしの「エコ」ではなく、真に効力があるかといった質の吟味や、その活動に多くの人たちが参画でき継続して行える、すなわち量を確保できるように改良を重ねていく必要があるのです。そのためには、「問題発掘」、「事前調査」、「ディスカッション」を経て「企画提案」し、実際に「実行」してみる、そして得られた結果をまとめて「報告」し、「評価」を受け、「見直し」をして「再挑戦」といったプロセスが欠かせません。机上の知識ではない実践的な解析力、環境マインドを持った常に前向きの行動力を伴う環境マネジメント能力を育みます。
 
4.社会を啓発する
「社会を啓発する」とは、広義での環境教育や「持続可能な開発のための教育(ESD※)」を指しています。持続可能な社会を創造する基盤である「教育」の担い手を育成するために、体験型教育手法や協同学習理論を応用した「自然環境教育演習」等の実践的な授業科目を用意。狭義の環境教育の場に留まることなく、企業等のCSR活動、科学ミュージアムなど様々なフィールドで熱き環境マインドで人々を啓発する人材を育成します。学校教育における環境教育・ESDの推進者を育てるべく、高等学校・中学校教諭一種免許状(理科)が取得できるカリキュラムを用意。数多くの卒業生が、環境学を強みとする理科教員として全国の学校現場で活躍しています。
※ ESD: Education for Sustainable Development
 
5.主体的な学び(アクティブ・ラーニング)
環境システム学科は自由闊達な学科風土を特徴としており、学生は自主自律の精神にあふれているといわれています。この学科風土を醸成する源泉は、「環境プロジェクト」と「総合研究」です。環境プロジェクトは、「問題解決型授業PBL:Problem Based Learning or Project Based Learning」や「アクティブ・ラーニング(主体的な学習)」等の先進教育手法を取り入れた授業計画となっており、環境学の学びは自主的な活動が基礎になることを体験し、さらに環境活動の実践と専門知識の水準向上や地域社会における環境課題の発見法や解決法を身につけることをめざしています。総合研究は、学生の自主的な学修活動を大いに推奨し、成果が上がった場合には単位として認める制度です。
このような学科風土で育った環境システム学科の卒業生は、将来予想が困難な時代においても、主体的に生涯学び続け、どんな環境においても“答えのない問題”に最善解を導くことができる能力を、多彩な分野で活躍することが大いに期待されます。
 
6.学びの共同体
環境システム学科には近隣の小中学校、科学ミュージアム、民間企業のCSR部門、地方自治体、NPOなどから環境活動のコラボレーションの依頼が多数寄せられています。生きた環境学を学ぶ絶好の機会ととらえて、それらのオファーを積極的に進めることを学科のポリシーとしています。多様なセクターと協働で推進する環境行動の実践を通して、在学する学生だけが学び成長するのではなく、教員も学び、地域コミュニティ、連携先企業、NPOも共に学び成長する「学びの共同体」があります。

アドミッション・ポリシー

本学科では、自主自律で自由闊達な学風の中で、持続可能な社会構築に主体的に貢献する人材を育成します。したがって、環境問題の改善に対する熱意を有し、本学科で環境科学の専門能力と幅広い知識を養い、その後主体的に社会参画し、課題解決を行う意欲を持った者を求めます。

志向性:将来の進路

期待する能力:知識・専門性

高等学校で履修するのが望ましい教科・科目:
数学、理科の基礎学力に加え、英語、社会、情報などの均衡のとれた学力を身につけている。
また、総合的学習を通じて、課題発見・解決能力やコミュニケーション能力を身につけていることが望ましい。
高等学校で取得するのが望ましい資格等:
GTEC for STUDENTS 650点 以上 など

期待する能力:関心・態度・人格

期待する能力:思考力・判断力

期待する能力:交感力・発信力

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