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学生対談 人間科学科ってどんな学科?

人間科学科

          加藤 伸弥
4年 ※
工学院大学附属高等学校 出身
准教授 泉 明宏
京都大学 理学研究科 生物科学専攻 博士課程修了
[ 博士(理学)]
研究領域:認知神経科学、進化心理学
池田 日菜
2018年3月卒業
佐野日本大学高等学校 出身
        
  
 ※取材当時の学年です 

幅広い学びを通して将来の道が開ける学科です

泉:人間科学科の特長は心理学に限らず社会学や哲学、生命科学といった幅広い学問領域を学べることにあると思いますが、2人はなぜこの学科を選んだのですか?
 
池田:臨床心理士になりたいと思って入学しました。世の中には苦しみを抱えながらも相談できる場所や病院に行けない人たちがたくさんいると思うんです。臨床心理士になれば、さまざまな領域でそういう方々に援助ができると思って目指すようになりました。

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 加藤:僕は高校時代に陸上をやっていて、ものすごく緊張しているときにパフォーマンスが落ちるのは何故だろうって思っていたんです。それで精神と身体のメカニズムを学問的に学びたいと思ってこの学科を選びました。人間に興味があるというざっくりとした感じで入学して、臨床心理士になるという目標が見つかったのは2年次になってからですね。

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泉:池田さんのように初めからカウンセラーになりたくて入学してくる人もいれば、加藤さんみたいに入学してから専門的な学びに興味を持つ人もいる。どちらのタイプにも対応できるのが人間科学科の強みだと思うよ。
 
加藤:色んな学問に触れることのできる人間科学科だったからこそ、自分が本当に取り組みたいことが分かったんだと思います。

泉:幅広い学問を学べるんだけど、それは決して専門的な学びができないというわけではないからね。自分の専門性を高めるために知識の幅を広げるという意味もあるし、心理職の公務員や大学院に進学する人もいるように出口の多様性があることをぜひ理解してもらいたいですね。

多彩な学問領域に触れ、人間を総合的に理解する

池田:1年生の教養科目で、臨床心理士を目指す上では直接関係のなさそうな科目も勉強したのですが、人間を理解する上ではどれも無駄ではないと感じました。総合的な視点と、それを統合する視点が大切になると思うし、さまざまな価値観に触れて学ぶことで見えてくることがあると考えています。

泉:その通りだね。ところで2人とも大学院に進むことを考えているようだけど、その先のことは何か考えてる?
池田:研究職と臨床、どちらにも興味があります。どちらにせよ、現代社会を生きる人の苦しみにしっかりと耳を傾け、人々が何を求めているのかを理解した上で援助ができる専門家になりたいですね。
 
加藤:学校現場あるいは臨床と、研究の両方に取り組みたいと思っています。臨床を行うことで研究のテーマも見つかると思うので、どちらか片方だとバランスが悪いと感じているんです。


泉:それは興味深い捉え方だね!現実的にはカウンセラーになると研究活動が思うようにできないことがあるかもしれないけど、そういう"直感"はこれからも大事にしていってほしいと思います。

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