■武蔵野09 スケルトン(PA2 corporation)

■所在地…吉祥寺本町4丁目
■構造…鉄管+鉄骨造
■規模…2F(半地下)
■用途…住宅+オフィス

鉄管と鉄骨で構成された白いフレームが建物の外殻を構成している。壁らしい壁が見えない点が特徴で、大きなガラス窓や宙に浮くテラスなど、内部は明るく開放的だ。全体的に白で統一されたシンプルさの中にも、力強さが感じられる建物。この力強く白いフレームの中に赤い入り口扉が印象的に用いられている。(伊藤)

■武蔵野06 ハーモニカ横丁

■所在地…吉祥寺本町1丁目
■建築年次…戦後
■構造…木造
■用途…商店街

昭和32年に吉祥寺駅が開設され、今の駅前商店街の原型が整った。吉祥寺駅北口を出てすぐのハーモニカ横丁は、戦後の復興期に建てられた商店街である。激しい街の変化に取り残されたように残る一画ではあるが、今では若い世代も店を出すようになり、変貌を遂げつつある横町となっている。それでも、道は細く入り組み、迷路のような空間が広がる独特な空気を漂わせている。(伊藤)

■武蔵野02 成蹊大学図書館

■所在地…吉祥寺北町3丁目 成蹊大学
■建築年次…平成18(2006)年
■設計…坂茂建築設計+三菱地所設計
■規模…地下2F地上5F
■構造…鉄骨+鉄筋コンクリート造
■用途…図書館

ガラスを多用し館内に大量の自然光を採り込むとともに、隣接する一号館との調和をはかるためにレンガ壁を外観に組み込む。内部中央の大空間に「プラネット」と呼ばれる球体の会議室がいくつも浮かぶ姿は、旧来の図書館のイメージを大きく変えている。プラネットの中では小グループの討論やセミナーが行われ、大学図書館の新しいかたちを提案している。(法福)

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