■西東京07 円筒ヴォールドの屋根

■所在地…富士町6丁目          
■建築年次…1992年
■設計者…谷内田章夫ワークショップ
■規模…2F
■構造…鉄骨造
■用途…病院

閑静な住宅街の中にある、かまぼこ型の屋根が2つ繋がっている建物。 この屋根は、細い鉄パイプのトラスで支えられており、軽量感のあるデザインになっている。 軽く明るい外観と同様に、内観も自然光が降り注ぎ、病院という暗いイメージとはかけ離れた明るい空間となっている。 側面の凸の部分にはそれぞれにレントゲン室やトイレなどの機能を持たせ、中央の診察スペースは広く明るい空間になっている。(堀部)

■西東京06 棟割長屋(戦後)

■所在地…保谷6丁目
■建築年次…昭和30(1960)年代
■設計者…不明
■規模…平屋          
■構造…木造
■用途…住宅

この家は1つの棟の下に2世帯が住む木造の棟割長屋である。間取りは東側、西側の同じプランが左右で反転している。現在この住宅の隣は駐車場になっているが昔は複数の同じ長屋が軒を連ねていたという。戦後早い時期にこのような棟割長屋が陸続と建てられた。しかしいまはもう、新しい住宅に建て替えられているのが現状となっている。同じ屋根の下、隣同士で暮らすこの住宅は、住宅の原点を私たちに教えてくれる。人と人とが親密になり、助け合い、暮らす姿が身に沁みる住宅である。(堀部)

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