
1. 森谷玲香
創立 100 周年を迎える学校法人武蔵野大学は、武蔵野キャンパスの図書館の建て替えを計画しています。武蔵
野図書館は、創立 50 周年を記念する事業として建設されました。その閲覧室棟をリノベーションして活用し、
南側に大学図書館を新設する計画です。この計画への期待は、次の2つです。
①「ひとりで静か」と「仲間と熱く」のどちらも可能な大学図書館
②「立ち寄りたい」「居たい」「キャンパスが好き」と思えるキャンパスど真ん中のみんなの居場所
さて、今回の課題は武蔵野キャンパスの大学図書館です。実際のプロジェクトへの期待をそのまま、この課題
のテーマにします。①②で示したことと関連する2つの機能を計画してください。
1つは、大学図書館としての機能です。利用者は、大学の学生・教職員です。ひとりで集中できる環境ととも
に、図書資料を持ち寄ってディスカッションをするなど主体的なグループ学習ができる環境を計画してくださ
い。自分を含めた利用者が、「利用したい」と思える図書館にしてください。
もう1つは、キャンパスを訪れる学生・教職員・中高生・園児と保護者、そして学外利用者が、集い憩い学び
交流し活動できる、みんなの居場所となる機能です。先輩学生が学修をサポートするラーニングコモンズのほか、
カフェやラウンジなどを設け、学修とキャンパス生活が充実する場を計画してください。
いま、そして次の 100 年を見据えた提案を期待しています。
課題 2「みんなの居場所、大学図書館」
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