
大学院 建築デザインスタジオ
指導教員:風袋宏幸・伊藤泰彦・金政秀・太田裕通
工学研究科建築デザイン専攻修士課程
Advanced Design Studio
工学研究科建築デザイン専攻の必修科目です。建築を構想するための発展的な思考法を用いて、建
築デザインを展開していく力を身につけます。今年度は前半後半 2 つのスタジオが実施されました。
ルーブル美術館の絵画部長を務めた美術史家・美術批評家ルネ・ユイグの「かたちと力」は、形の
解体書です。この書物の副題に「原子からレンブラントへ」とあるように、自然の造形から人間が
創造する芸術まで、幅広い領域の現象・事物・芸術作品の中に横たわる形の相似性に大胆に触れ、
いくつかの構成原理を紹介しました。
さて、これから取り組む課題は、あなた自身が身近な現象・事物の中から構成原理を見つけ出すこ
とから始まります。いわゆる一般的な与条件はありません。形・構成原理を出発点に、敷地も規模
も必要諸室も、あなた自身が課題を進める中で決めていく、実験的なトレーニングと考えてください。
独創的で美しい空間をつくり出してくれることを期待しています。(伊藤泰彦)
伊藤輝柾
横山隼汰
高橋風汰
川村優人
西川涼
社会や環境の何らかのデータを空間形状によって可視化し、世界の新しい見方をデザインします。
具体的には「有明キャンパスのルーフトップにデータアートとしてのパビリオン」を設計します。
(風袋宏幸)
⑴何らかのデータを空間形状によって可視化する。
・実際にルーフトップから見える風景と関連するデータ
⑵彫刻(オブジェ ) ではなく、屋根や床や壁などの建築的エレメントで構成する。
⑶仮想空間(メタバースキャンパス)での公開展示を想定する。
⑷リアル空間展示(オープンキャンパス・摩耶祭・MU 展)
ARIAKE ROOFTOP PAVILIONs
100 周年パビリオン「この 100 年を形にし、その先に」
伊藤輝柾
横山隼汰
高橋風汰
川村優人
西川涼
Mu No.21 2024
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Mu No.21 2024
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