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No.009
グローバル学部
日本語コミュニケーション学科 3年
村田 涼音さん

地域に密着して住民の安心と安全を守る消防団!

※所属・内容は取材当時(2022年11月)のものです。

について

私は女性消防団員として活動しています。消防団員とは会社員や学生、主婦など、普段は他の仕事をしていながら、自分の住む地域で火災や大規模災害があった際に駆けつける人のことを指します。

消防団に入団したのは小学校3年生で、東日本大震災を経験したことがきっかけです。私の住む千葉県松戸市は被害がほとんどありませんでしたが、東北地方の被害が想像を絶するものだったことはみなさんもご存じだと思います。震災後、私のクラスに東北から避難してきた人がいたことや、テレビでも困っている人をたくさん見る中で何か自分ができることはないかと思いました。両親に相談したところ、松戸市には少年消防クラブがあることを知り、興味を持って入団しました。

私が入団した少年消防クラブには小学3年生から高校3年生までの子どもが所属しており、身近な生活の中から火災・災害を予防する方法を学んでいます。ボランティアとして、地域の人へ火災予防の呼びかけや、消火器の使い方の伝授、消防士の訓練体験なども行いました。

少年消防クラブを卒団し、現在は松戸市の女性消防団員として活動を続けています。20名で活動しており、災害出動時以外にも月に5回程度集まって救命講習や火災予防の呼びかけ、男性消防団の消火訓練の手伝いなどを実施しています。全国で行われている操法大会への参加や、地域の避難訓練では防災リーダーとして市民の人と避難場所の確認、心肺蘇生法の伝授も行っています。

2022年5月には防災に必要な知識や技術を専門的に学ぶため、千葉県の消防学校に入校しました。消防学校は本来、消防士として新たに採用された人たちが教育・訓練を受ける学校です。いくつかの教育訓練があり、その中に消防団員向けの訓練もあります。私は一泊二日で訓練に参加し、心肺蘇生法の再確認や、放水訓練などを行いました。

今後の

消防団は自治体ごとに構成される有志団体であるため、地域の避難訓練などを通じて近所に住んでいる方々とコミュニケーションを取る機会が増えました。また、普段関わることのない消防士さんや他の地域の団員と交流ができ、コミュニティの輪が広がるとともに、自分の地域に足りないものを知ることができました。

大学入学時には卒業後の進路が明確でなかった私ですが、消防団での活動を通して、この素敵な町を自分の力で今以上に市民の人が安心して過ごせる町にする女性消防士になりたいと強く思うようになりました。また、近年はどの地域にも外国の方が住んでおり、旅行や留学でも日本を訪れます。交通事故や熱中症で救急車、消防車を呼ぶことも少なくないため、現場ではグローバル学部で学んだ語学やコミュニケーション、グローバルな知識を積極的に活かし、日本に訪れた外国人の方々にも貢献したいと思っています。さらに、国際救助隊という海外で大規模災害が発生した際に被災地に行って救助活動を行う部隊で活躍することも視野に入れ、自分の住む地域とともに世界にも貢献できる社会人になりたいです。

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