「世界の幸せをカタチにする」
学生たちの挑戦 Vol.8

2018.3.1 <世界の幸せをカタチにする。><学生たちの挑戦>

子育て世代×武蔵野大学
〜保育インターンシップ〜

子育て支援室(養育力エンパワーメントセンター)

平成17年度に武蔵野キャンパスに開設された「子育て支援室」。
西東京市、武蔵野市周辺で暮らす0〜3歳児とその保護者を対象に子育て支援をおこなっています。
教育学部児童教育学科(保育・幼児教育専修)の4年生が中心となり、保護者向けのワークショップや親子で楽しめる遊びを企画、準備、運営しています。
保護者が子育てを実践していく力(=養育力)をアップすることを支援(=エンパワーメント)すると同時に、リフレッシュの場となることを目指しています。
また、保育者を目指す学生にとっては、親子と直接ふれあいながら、家庭での親子の生活の様子を知り、保護者対応を実践の場で学ぶことを目的に、月に1~2回程度開室しています。
当初は、キャンパス構内にある武蔵野大学附属幼稚園に通う園児の保護者が主な利用者でしたが、評判が広まり、近年はキャンパス近隣の方にも利用者が増えてきています。

受付の様子

受付の様子

おもちゃあそび

おもちゃあそび

親子一緒にわらべうた

親子一緒にわらべうた

簡単おもちつきに挑戦

簡単おもちつきに挑戦

子育て支援室での活動を通して、視野が広がりました。

3年次の実習で、保育の現場で働く難しさを実感しました。子どもの思いを理解したり、自分の意思を子どもが理解できるように伝えることが上手くいかず、少し自信をなくしてしまいました。そんなとき「いろいろな現場を知り、視野を広げてみてごらん」というアドバイスを先生からいただき、子育て支援室に参加しました。室の運営や準備など、1年間継続するなかで、子ども達の姿を想像しながら活動を考えることができるようになりました。以前はイメージすることが難しかった保護者の方との関わり方も、経験を通して学ぶことができ、自身の視野の広がりを感じています。
 
教育学部 児童教育学科 4年
中上 彩帆さん

教育学部-児童教育学科-4年-中上彩帆さん


ちょっとした成長にも気づける保育士を目指します。

教育学部-児童教育学科-4年-大橋実優さん

子育て支援室を通して、久しぶりに出会った子どもたちの成長を感じ、また、その時々の環境の構成によっても子どもたちの興味の向き方が違うことを実感しました。このような子どものちょっとした変化に、もっと敏感に反応できるようになろうと思いました。参加してくださる保護者の方の中には「うちの子は、まだあれができない」など、ちょっとしたことにも不安に感じる方が多くいらっしゃいました。そんな不安を取り除き、子育ての楽しさをもっと感じられるようにするのも保育者としての役割だと実感しました。4月からは、保育士として働きます。ずっと一緒にいると見落としてしまいがちな、少しの成長にも気づき発信できる保育士を目指します。
教育学部 児童教育学科 4年
大橋 実優さん

ご利用者の声

子育て支援室は、私たち親子にとって新たな発見の場となっています。自宅とは違う環境で遊ぶ姿を見て、息子の新たな一面を知ることができました。また、お母さんのための手仕事コーナーの企画では、サシェ(香り袋)やスノードーム、バスボム作り体験などを通して、興味の幅も広がりました。他のお母さんたちと繋がりを持つこともでき、私自身も楽しみながらリフレッシュしています。
学生さんたちは、子どもへの接し方をわかったうえで対応してくれているなという印象を持っています。

小林 恵子さん
大都(やまと)くん(2歳)

小林恵子さん、大都くん

 

担当教員の声

教育学部-児童教育学科-教授

教育学部 児童教育学科 教授
義永 睦子


子育て支援の場や保育園、幼稚園は、未来を担う子どもたちの育ちを家庭と連携しながら育む最初の教育インフラ機関です。子どもたちにとっては、自分の世界を広げる場、友達との関係を初めて築く場でもあります。学生は、自分たちで、その場をどうつくり出すかを、子育て支援室の運営を通して学びます。保育実習や教育実習とは違い、保護者とも密に接する機会となります。ここでは、保護者の方々に、活動を通して子育てのすばらしさを伝え、再認識してもらうことも大切な学びです。より実践に近い子育て支援室の保育インターンシップで学んだ子どもたちや保護者の方々との関わりは、これからの保育者人生に必ず活きると思っています。



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