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人間社会研究科

21世紀には、社会は著しく流動化し、あらゆる局面でパラダイムの変換が求められます。この複雑な社会で活躍するためには、高度の専門知識と広い視野をあわせ持つ必要があります。
このような人材を育成するために、本学では1999年(平成11年)度から「人間社会・文化研究科」(修士課程)を設置し、学士課程の3学部(人間関係学部、文学部、現代社会学部)に基礎を置いた専攻分野を整備して、大学院教育をスタートしました。2010年(平成22年)度より大学院における研究教育のさらなる充実をはかるために、各学部に基礎を置く研究科へと大学院が再編され、これにともない、従来の「人間社会・文化研究科」は人間科学部に基礎を置く「人間社会研究科」へと名称を変更して再スタートすることになりました。

「人間社会研究科」には、「人間学専攻」と「実践福祉学専攻(平成24年度開設、「福祉マネジメント専攻」を改組)」の2専攻が設置されています。
「人間学専攻」は、人間科学部人間科学科に基礎を置いており、人間に関する総合的で高度な研究を行うことを目的としています。人間の精神と思考の主観的な教育・研究を中心に行う「人間学コース」と臨床心理学や社会病理学などの客観的な教育・研究を中心に行う「臨床心理学コース」、言語聴覚士の養成および言語聴覚障害学領域の臨床・教育・研究三位一体のセンターを目指す「言語聴覚コース」に分かれていますが、「人間学専攻」全体としてはこれらを統一的総合的に捉えうる視点も大切にしています。具体的な人材育成の目標としては、人間機能の病的変容までも客観的に理解できる宗教家、人間の生き方や宗教観までも視野に入れて対処できる高度な心理分野の専門家、人間尊重の立場に立って解決する応用心理学の専門家、死生観を学ぶことで人間のいのちの根源までも視野に入れた臨床心理の専門家、さらには人間学の素養を背景に、医療・福祉・教育等の臨床現場において活躍するのみならず、日本の言語聴覚障害学の研究レベルの底上げが期待できる言語聴覚士などの育成をめざしています。

平成24年度に開設された「実践福祉学専攻」は、人間科学部社会福祉学科を基礎とした専攻となっています。高度な専門知識の習得と実践を循環させた教育プログラムにより、“人”と“社会”に対する深い洞察に基づく専門的倫理をもち、困難事例に対する援助技術はもちろんのこと、社会福祉の実践現場で必要とされるケースマネジメント力等の実践力を有し、指導・管理能力に秀でた高度な社会福祉専門職業人の育成を目指しています。

21世紀は、国際化・グローバリゼーションの時代でもありますが、国際的に通用する独自の研究が強く求められています。このような研究を担える研究者の育成を目的として、2002年(平成14年)度から人間社会専攻(2010年/平成22年度より人間学専攻)修士課程を基盤とする博士後期課程を設置しました。
本学大学院は、「共生」を理念とする大学院として、高度の専門知識と広い視野をあわせ持ち、21世紀に活躍する人材の育成をめざしていますが、卒業後の進路を考え、履修モデルを参照して履修科目を決定してください。
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