武蔵野大学 > 環境学部 > 資格課程履修ガイド

生理人類士

人類は誕生以来、自然や文化と関わる中で進化と環境適応により絶えず変容してきました。そして現代の科学技術文明の中で多くの問題が明らかになってきました。日本生理人類学会は、この問題解決に携わり得る人材育成のため、西暦2000年、生理人類士認定制度を創設しました。これまで多くの方々が生理人類士資格を取得し各分野で活躍されています。学会ではこれまでの取り組みを踏まえ、資格内容の一層の充実を目指しています。

本制度の資格には下記3種があります。(1)1級および(2)準1級は日本生理人類学会員の内、前者は企業や大学等において豊富な研究実績のある方々を、後者は主に大学院生の方々を対象としています。また(3)2級は本学会への所属は問わず、大学、短期大学等の学生あるいは社会人など、広く対象としています。

1. 資格の種類

□アメニティプランナー (生理人類士1級)

1.日本生理人類学会に3年以上在会すること。

2.生理人類学に関する業績として、次の(1)~(3)のいずれかの項目を満たすこと。全てにおいて筆頭者でなくても良い。なお(3)については、申請者の参画を証明する書類を添えること。
(1) 日本生理人類学会が発行する英文誌あるいは和文誌において、原著論文であれば1篇以上、原著論文以外であれば2篇以上の業績を有すること。
(2) 生理人類学に関する領域において、原著論文3篇以上の業績を有すること。また、 著書はこれに含めることができる。
(3)  企業等において、生理人類学的な発想に基づく業績を1件以上有すること。
 

□アメニティコーディネーター(生理人類士準1級 主対象は大学院生)

日本生理人類学会に在会する方を対象としています。学会に未入会の場合、受験申込期間内に入会手続きを完了させて下さい。なお、本学は指定校になっており、以下の(1)から(4)の要件を全て満たす必要があります。単位数は各教育機関の定める学則に準じますが、取得した科目の区分が不明である場合、各指定校責任者に照会して下さい。

(1) 生理人類学に関する科目について2単位以上を取得していること。生理人類学が開講されていない教育機関にあっては、(2)の中の4単位をもってこれに充てることができる。
(2) 人間科学系科目(例えば生理学、医学、生物学、衛生学、人間工学、感性科学等)、生活科学系および家政学系科目(例えば衣生活学、食生活学、住生活学、生活科学等)の中から、8単位以上を取得していること。
(3) 福祉系科目(例えば老人福祉論、社会福祉論、看護学等)、情報処理系科目(例えば情報処理、消費者情報論等)、行動科学系科目(例えば人間行動論、コミュニケーション論、人間関係論等)の中から、4単位以上を取得していること。
(4) 人文・社会科学系科目(例えば哲学、社会学、法学、心理学、文化人類学等)の中から、2単位以上を取得していること。


□アメニティスペシャリスト(生理人類士2級 主対象は学部生)

生理人類士2級(アメニティスペシャリスト)については、受験資格要件は準1級における要件と同等ですが、本学会に在会するか否かを問いません。ただし、業務経験をもって受験される場合、本資格にふさわしい業務に従事するべき期間は「1年以上」です。
 

2.受験申込み手続き

資格試験は例年1回、11月末から12月初め頃に各指定校において全国で一斉に実施されます。本学は生理人類士指定校に認定されていますので本学で受験できるほか、一括申請や受験料の割引など様々な特典があります。下記の2つの用紙を学会HPからダウンロードして所定事項を記入の上、本学の指定校責任者である人間科学科生理人類学教室 橋本 (1118研究室)まで受験料を添えて指定された期間内に提出してください。なお、受験資格要件(1)~(4)に該当する開講科目と単位数について不明な点がある場合には指定校責任者に照会して下さい。
また、受験申込み時に、専門テキスト「生理人類士入門」を配布します。この本は1~10章、249頁から成り、生理人類学の基礎を学ぶ上で恰好の入門書です。また、試験の予想問題集も兼ねており、受験者に便宜を図っています。

<申請書類>   
学会HP http://www.jspa.net/  「資格認定」欄よりダウンロード
①受験申込書(様式A-1)
②取得単位一覧表(様式A-2)

<受験料>    
準1級、2級いずれも・・8千円(テキスト代2千円を含む)
注)自然災害、事故等の正当な理由により受験できなかった場合、4千円を返却します。

3. 受験対策講座

本学では受験者のために試験実施の約1ヶ月前から専門テキスト「生理人類士入門」を使用した受験直前対策講座を無料で夜間に開催しています。過去に資格試験に合格した人のほとんどはこの講座に参加していますので、講座開講の学内アナウンスがありましたら是非参加申し込みをしてください。

4. 本学の実績

本学ではこの資格制度が発足した2000年度より指定校として参加し、下表のように毎年多数の資格取得者を輩出し、その数もすでに600名を超えています。また、合格者数は全国の大学指定校の中でも毎年トップを維持しています。

 
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
20122013
準1級
5名
2名
6名
5名
2名
9名
9名
9名
8名
4名
3名
3名
4名4名
2級
13名
19名
33名
29名
64名
73名
59名
30名
46名
28名
49名
32名
31名47名


 

法学部
経済学部
文学部
グローバル・コミュニケーション学部
政治経済学部
人間科学部
環境学部
教育学部
薬学部
看護学部
大学院
日本語教育課程
専攻科
PAGE TOP