上記の目標を達成するために人間科学科では具体的には以下に掲げるような能力を有する人材の育成を目的として、そのための様々な選択コースとそれぞれに対応したカリキュラムを用意しています。
建学の精神である仏教における慈悲の心に裏付けられた人間尊重の倫理・道徳観を有する。
科学的、論理的な思考能力を身につけ、人間の心理・生命・社会行動などの専門知識に依拠した総合的な人間理解力を有する。
様々な人々と共感・協調して相互理解を深める中で自己表現ができる豊かなコミュニケーション力を有する。
人間が直面する諸問題に対して多角的・科学的な視点から現状を分析し、目的や課題を明らかにできる深い洞察力を有する。
把握した目的や課題に積極的・主体的に取り組み、解決のための強いリーダーシップと実践力を有する。
学生は各クラスに分かれ、演習を中心とした少人数制による授業を実施しており、また、1年~4年次には各クラスの専任教員が各クラスアドバイザーとして学生からの様々な相談にのり、きめ細かく指導を行うクラスアドバイザー制度が実施されています。
1年次には全専任教員によるオムニバス形式での「人間学入門」があり、人間科学が対象とする学問領域とその内容概略を学び、2年前期には「学科基礎ゼミ」により専門領域の基礎を広く学ぶと共に希望ゼミを選択し、今後の進路決定のために必要な知識を習得します。2年後期には選択したゼミにおける活動を始め、3年次にはゼミの専門領域において「卒業研究」、あるいは精神保健福祉士実習のための準備として配当された「人間論演習」を習得し、4年次には学部教育の集大成としての「卒業研究」、あるいは精神保健福祉士実習を実施します。
国際的なコミュニケーション能力向上のために、とりわけ語学学習に力を入れており、また、語学留学、語学研修、海外インターンシップなどの諸制度も充実しています。
精神保健福祉士、認定心理士、生理人類士2級、スポーツ指導者、司書、公務員などの様々な資格取得を支援するプログラムが用意されています。
武蔵野大学大学院の修士・博士後期課程への進学に力を注いでおり毎年大学内外から約20名の学生が大学院へ進学します。また、大学院へ進学するために必要な学力を養成することを目的とした科目が幾つも用意されています。これらを基にして大学院において臨床心理士1種指定校としての臨床心理士や生理人類士準1級などの資格を取得する学生も多く、またそのための模擬試験や対策講座を開催するなど様々な支援を行っています。
選択する履修科目群によって進路モデルの代表的な例として以下のようなものが挙げられます。
公務員、地域社会リーダー、図書館などの社会教育、
マスコミ関係、企業の人事・管理・営業部門、
ホテル産業、旅行産業、航空産業
心理判定員、法務教官、家裁調査官、各種相談員、
児童自立支援専門職、スクールカウンセラー(院進学)、
認定心理士、臨床心理士(院進学)、臨床発達心理士(院進学)、福祉・医療産業
公務員、企業の営業・企画・調査・開発部門、
産業カウンセラー、企業の研究・開発(院進学)、生理人類士2級
スポーツ指導者・コーチ、企業の企画・調査・開発部門、
研究・開発(院進学)、バイオ・食品産業、生理人類士2級
精神保健福祉士、精神保健・医療・福祉産業