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スポーツ指導者

公認スポーツ指導者養成講習会・試験免除システムについて

 現在、公認スポーツ指導者は、当該資格取得に必要な各スポーツの専門科目については、(財)日本体育協会の当該競技団体が所管し養成しています。その中の共通科目については、日本体育協会が定める免除適応コースごと(資格の種類)に指定されたカリキュラムと同等の教育課程を履修し、日本体育協会の審査を経て「公認スポーツ指導者養成講習会講習・試験免除承認システム」の承認を受けることができます。

 武蔵野大学においても、2006年度より(財)日本体育協会による公認スポーツ指導者資格取得制度において行われる講習・試験の免除承認システムを導入し、それに対応したカリキュラムを設定しました。

 従って、本学においても、当該教育課程を履修した者は、卒業時に大学を通じ(財)日本体育協会に修了証明書の発行等所定の手続きをすることにより、公認スポーツ指導者養成講習会受講時に講習・試験の免除を受けることができるシステムです。

 このスポーツ指導者養成制度は、下記に示すスポーツ指導基礎資格「スポーツリーダー」から競技別指導者資格の「コーチ」まで取得可能な共通科目の講習・試験を免除されるものです。従って、そのために必要な共通科目Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの計152.5時間の内容をすべて受講し単位を取得することが前提になります。また最終的に資格を取得するためには、各競技団体が主催する専門科目を受講し承認される必要があります。


■資格の種類と取得条件

(財)日本体育協会が加盟団体等と養成するスポーツ指導者の分類と役割は以下の通りである。


スポーツ指導基礎資格

資格名:「スポーツリーダー」

・地域におけるスポーツグループやサークル等のリーダーとして基礎的なスポーツ指導や運営に当たる。 
 
認定の対象となる知識と能力
・スポーツに関する基礎的知識
・ボランティアに関する基礎的知識
 
このために共通Ⅰ:35時間必要
 


競技別指導者資格

資格名:「指導員」

・地域スポーツクラブ等において、スポーツに初めて出会う子どもたちや初心者を対象に、競技別の専門知識を活かし個々人の年齢や性別などの対象に応じた指導に当たる。
・特に発育発達期の子どもに対しては、総合的な動きづくりに主眼をおき、遊びの要素を取り入れた指導に当たる。
・地域スポーツクラブ等が実施するスポーツ教室の指導に当たる。
・施設開放において利用者の指導支援を行う。

認定の対象となる知識と能力
・スポーツに関する基礎的知識
・ボランティアに関する基礎的知識
・競技者育成プログラムの理念と方法
・初心者に対する基礎的指導法
 
このために共通Ⅰ:35時間必要
(専門:40時間以上のカリキュラムが必要)

 

資格名:「上級指導員」

・地域スポーツクラブ等において、年齢、競技レベルに応じた指導に当たる。
・事業計画の立案などクラブ内指導者の中心的役割を担う。
・広域スポーツセンターや市町村エリアにおいて競技別指導に当たる。
 
認定の対象となる知識と能力
・競技者育成プログラムの理念と方法
・多様な能力やニーズに対する指導法
・スポーツ教室や各種イベントの企画立案
・組織の育成に関する知識
 
このため共通Ⅰ+Ⅱ:70時間必要
(専門:20時間以上のカリキュラムが必要)

 

資格名:「コーチ」

・地域において、競技者育成のための指導に当たる。
・広域スポーツセンターや各競技別指導のトレーニング拠点において有望な競技者の育成に当たる。
・広域スポーツセンターが実施する地域スポーツクラブの巡回指導に協力し、より高いレベルの指導を行う。
 
認定の対象となる知識と能力
・競技者育成プログラムの理念と方法
・国内大会レベルの競技者に対する高度な指導法
 
このために共通Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ:152.5時間必要
(専門:60時間以上のカリキュラムが必要)

 

共通科目Ⅰ・Ⅱ・Ⅲのカリキュラム

上記免除システム(コーチの取得)を導入することに伴う共通科目Ⅰ・Ⅱ・Ⅲのカリキュラムは、以下の通りです。
授業内容は、㈶日本体育協会が必要と定められたカリキュラム内容(時間数)に基づいて構成されたものです。


授業内容

 科目名開講年次
1スポーツ文化論1年次(4年間で履修可能)
※4年間で全科目を履修できなかった場合には、卒業後科目等履修生として受講することが可能である。
2スポーツ指導論
3トレーニング論
4生体適応論
5スポーツ心理学
6スポーツ医学
集中授業スポーツと法・人権
スポーツ指導と安全
※資格取得のためには、集中授業を含め全科目履修(4年間)する必要があります。

■修了証明書の発行申請手続き

修了証明書の発行を希望する学生は、資格取得に必要な科目の単位をすべて修得したうえで(修得予定でも可)、卒業年次(修了時)に所定の期間内に申請手続きを行ってください。

□申請先:学務課窓口 (有明学務課:1号館1階 ・ 武蔵野学務課:6号館1階)

□申請期間:12月中旬(詳細は別途掲示にてお知らせします)

□必要書類
・修了証明書発行願(学務課窓口にあります)
・証明書発行料(証紙) 10,500円
・印鑑をお持ちください
 
*証明書発行料は申請期間内に納める必要があります。履修を途中で中止した場合や単位未修得になった場合でも、原則発行料の返金はいたしません。ただし、事情によっては返金対象になる場合もありますので、その際は12月までに学務課にご相談ください。
 

■修了証明書の交付

卒業時に「修了証明書」を交付します。

*最終的に資格取得するためには、上記科目のほかに各競技団体が主催する必要な専門科目を受講し承認されることが必要です。

 
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