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言語聴覚士養成課程(専攻科)

言語聴覚士養成課程(専攻科)の目的

言語聴覚士(ST)は、理学療法士・作業療法士と並ぶリハビリテーションの国家資格です。小児から成人までを対象に、失語症・高次脳機能障害・認知症・発達障害・構音障害・吃音・聴覚障害や、摂食嚥下障害をもつ方々が自分らしく生活できるよう、医療・介護・福祉・教育など様々な立場から、リハビリテーション・サービスの提供を行います。

高齢化社会がますます進む現代社会では、脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)や事故などの後遺症で、言語・コミュニケーションや摂食嚥下機能に障害を抱え、リハビリテーションの対象となる人々が全国で600万人とも言われています。このような状況の中、言語聴覚士は単に数の上で不足しているだけでなく、質の高いスペシャリストが求められています。

職業や社会的地位も様々な方が支援の対象となるため、専門知識だけでなく高いコミュニケーション力および人間性が必要となります。言語聴覚士の職に就く上での適性は「人間に対する深い洞察」と「謙虚な人格」を備えていること。現場では「答えがないかもしれない問い」に対して、深く考え、挑んでいく力が必要になります。

本学の言語聴覚士養成課程(専攻科)が養成する人材像

このような社会的背景に基づき、本学では2014年、言語聴覚療法の分野を黎明期から牽引してきた先生方をお迎えして、言語聴覚士養成課程(専攻科)を開設しました。
仏教精神を根幹とした本学の建学の精神に基づき、言語聴覚士の養成を人間学の中に位置付け、慈悲の心と高い倫理観を持った言語聴覚士を養成することを目的としています。

また、大学院人間社会研究科人間学専攻にも言語聴覚士の専門科目を開設することで、将来的に研究者や指導者となって日本の言語聴覚障害学のレベルを底上げすることができる人材の育成も目指します。

カリキュラム概要

○専門基礎分野

医学・心理学・言語学・社会福祉学など、言語聴覚士になるために必要な基礎知識を学びます。

○専門分野

「失語・高次脳機能障害学」「言語発達障害学」「発声発語障害学」「摂食嚥下障害学」「聴覚障害学」など、個々の障害を理解し、支援に必要となる評価・検査・訓練の手順について習得します。

目指す進路

医療…病院(リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、小児科、形成外科、口腔外科など)
介護…老人保健施設、デイケア施設など
福祉…障害者福祉センター、小児療育センター、難聴幼児通園施設など
学校…通級指導教室、特別支援学校(聴覚障害、知的障害、肢体不自由など)
保健…保健所など
養成…大学・養成校
進学・研究…大学院、研究機関など

言語聴覚士

言語聴覚士(ST)は、理学療法士・作業療法士と並ぶリハビリテーションの専門職です。小児から成人までを対象に、失語症・高次脳機能障害・認知症・発達障害・構音障害・吃音・聴覚障害や、摂食嚥下障害をもつ方々が自分らしく生活できるよう、医療・介護・福祉・教育など様々な立場から、リハビリテーション・サービスの提供を行います。

指定された科目を履修することで、言語聴覚士の国家試験受験資格が得られます。

国家試験を受験しようとする場合は、厚生労働省のホームページを確認の上、必要となる手続きを行ってください。
なお、言語聴覚士養成課程(専攻科)と、大学院人間社会研究科人間学専攻言語聴覚コースでは、受験手続に必要となる書類が異なりますので、注意してください。

<受験資格取得に必要となる単位数>

専攻科:78単位

<実習>

受験資格取得には、12週間の臨床実習が必要となります。

<提出に必要となる書類>(平成25年度)

◆大学院人間社会研究科人間学専攻言語聴覚コース【言語聴覚士法第33条第4号に基づく】
言語聴覚士養成課程(専攻科)【言語聴覚士法第   に基づく】
・受験願書
・写真
・修了見込証明書


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