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薬学科

薬学科の特徴

 薬学科では、基本的な薬学知識に加え、医療人としてより高度な専門知識と実践力を持つ薬剤師の育成に取り組みます。そのために、実務実習を重視したカリキュラムを組みました。7ヵ月におよぶ学内の模擬保険薬局や模擬病院薬局での調剤、服薬指導などの模擬学習、実際の保険薬局や病院薬局でのそれぞれ11週間にわたる実務実習を加えて、合計約12カ月の薬剤師養成の学習を行い、保険薬剤師や 病院薬剤師の基本を学びます。
2年次後期からは薬学教育モデル・コアカリキュラムに則った医療薬学分野に加えて、将来香粧品や製薬の分野でも活躍できるようなカリキュラムを用意しました。化粧品会社や香料品関連産業に興味のある学生は香粧薬学系科目が履修できます。化粧品会社などでは、企画、学術、研究開発などの進路があります。
一方製薬産業や医療関連産業に興味のある学生には製薬産業系科目を用意しています。製薬産業では、医療情報担当者(MR)、学術、マーケティング、研究所、臨床開発(CRA)、臨床開発コーディネーター(CRC)、医療品開発業務受託機関(CRO)などへの進路があります。さらに医薬品の安全性に関わる科目としてレギュラトリーサイエンスを開講しています。製薬産業に加えて、規制に関わる官公庁等への進路につながります。
このように本学では、しっかりした基礎薬学、医療薬学、実務実習に基づいた医療チームの一員となる薬剤師を養成するとともに、個人の希望、興味に応じて、化粧品や香料などの専門知識を身につけるカリキュラムや製薬産業において薬学の専門性を有効に生かせるようなカリキュラムが組まれていることが特徴です。

薬学科カリキュラム概要

教育課程の編成方針

 教育課程は、武蔵野BASIS(建学科目、健康体育科目、コンピュータ、コミュニケーション科目、外国語、セルフディベロップメント科目、キャリア開発支援科目)と学科科目(専門科目)で編成されており、医療人としての人間性の涵養(かんよう)と最新専門知識の修得、実践的な運用能力を総合的に育成します。
また、1年次のガイダンス期間中の指定された日時に、物理、化学、生物、数学のプレイスメントテストを行い、テストの成績により、基準点に満たない学生には補習講義が用意されています。

1 武蔵野BASIS

 武蔵野BASISでは、さまざまな背景を持った患者や生活者と接するための人間性を養う科目や学習のための基礎的な技術を身につける科目、学科科目を学習するための基礎的知識を学ぶ科目が配当されています。
「健康体育」「コンピュータ」「コミュニケーション」科目では、心身の健康に関する知識、技術の修得や、コンピュータスキル、ソーシャルスキルなどの社会的なマナーの修得等を行います。コンピュータ活用の授業においては、1年次「情報倫理・メディア表現」「統計基礎・数値表現」、4年次「医療・薬学情報検索」「医療統計学・生物学的検定法」などを学び、専門教育の応用に結びつけます。3年次に開講するコミュニケーションスキルでは、医療従事者や患者等とのコミュニケーションの方法を身につけます。
「外国語」では、英語と第2外国語(中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語)を開講します。第2外国語においては初歩の段階から学び、日常の会話ができることを目標とします。英語においては、医療の場における日常の会話からはじめ、医薬文献の理解、薬学レポートの作成までを目標とします。国際感覚を身につけた薬剤師への基礎を作ります。
「セルフディベロップメント」科目としては、1、2年次に「法学」「社会学」「文学」「心理学」を開講し、幅広く社会人としての教養を身につけます。5年次に行う医療現場での実務実習に関連づけて、4年次には、「人の生死を学ぶ」と「ケアを学ぶ」科目を配当し、そのなかで、「生命倫理・医療倫理学」「死生学」を必修科目として開講し、医療人としての高い倫理観を養います。また、「看護学・ターミナルケア」「医療心理学」など、心の問題からみた薬剤師の職能も学びます。
また、1年次において「薬学物理化学」「薬学化学」「薬学生物学」「薬学数学」「薬学統計学」を専門教育への導入教育として開講し、薬学の基礎科目を強化します。なお、2年次には香粧薬学コースを選択する学生のために「美学」、「色彩学」を開講します。
「キャリア開発」科目では、「自己の探求」「キャリアデザイン1、2」「インターンシップ1(企業)、2(病院・薬局)」等を開講することで、職業観を養い、医療産業、薬業界の社会での位置付け、環境、業界特有な知識などを理解し、企業等の就業体験を通して、自らの進路決定の参考にします。
また、「建学」科目では、必修科目として「仏教概説」を1年次に開講し、本学の建学の精神である仏教精神を学び、人間関係、人と社会との関係を大局的に捉え、健全にして品性のある人材の育成を行うとともに、仏教が医薬に果たしてきた役割を歴史で学び、医療人としての心を養います。

2 学科科目(専門科目)

 カリキュラム編成は、知識教育に偏ったものではなく、技能教育、態度教育を組み込んだ「統合的カリキュラム」にしてあります。そのために、学習者主体のカリキュラムにして、「薬学基幹科目」「物理系薬学」「化学系薬学」「生物系薬学」「衛生系薬学」「医療系薬学」「法規・制度」「香粧薬学系科目・製薬産業系科目」の8分野に分け、到達目標をシラバスにより確認しながら学べるように配慮しています。さらに5年次からは卒業研究が行なわれます。

① 薬学基幹科目を学ぶ

 1年次に「薬学・香粧品学概論」を開講し、基礎的な薬学の歴史、薬剤師の任務、現在から今後の薬剤師のあり方などを学び、また皮膚や毛髪に関する基礎的構造と役割や、医療に役立つ化粧品科学の基礎と機能についても学びます。
4年次から開講される「薬学総合演習」(必修)では、薬学共用試験(CBT、OSCE)や薬剤師国家試験に関連の深い重要な教科を対象とし、復習とまとめを兼ねてこれらの教科の重点項目(演習を中心に)を学びます。

② 物理系薬学を学ぶ

 1、2年次に「医薬品分析化学」「医薬品物理化学」「放射性医薬品学」を開講します。「医薬品分析化学」では化学物質や生体成分など薬学において必要な分析化学の基礎的理論や機器分析の基礎理論と応用を学びます。「医薬品物理化学」では薬学の基盤に位置する生命現象、生命維持活動、生物間の相互作用や種々の生理活性物質について理解するために、分子レベルから物質の構造、物性を学びます。実習はそれぞれ2年次後期に行い、「医薬品分析化学実習」では、分析技能の修得、数量処理能力の訓練、「医薬品物理化学実習」では物理化学の原理に基づき分光学的な実験により生体分子の計測実験を行います。また、「放射性医療品学」では、放射線の種類や性質、医療への応用について学びます。実習は3年次後期に行われる「安全性学実習」に含まれます。

③ 化学系薬学を学ぶ

 1、2年次に「医薬品化学」「医薬品合成化学」を開講し、薬学の最も基本的な学問である創薬化学を学びます。「医薬品化学」では薬物の化学構造と生物活性相関を学び、「医薬品合成化学」では、医薬品の起源、歴史、薬効、特徴などを化学構造式を通じて理解する能力を養います。2年次後期における「医薬品化学・合成化学実習」では、実際にいくつかの基本的な化学合成を自ら実験実習します。また、2年次に「生薬化学」の講義、3年次前期に実習を行い、生薬を広く天然由来(動植物・微生物)の医薬品資源ととらえ、その本体である天然有機化合物に関して起源、化学、生合成、分析法を学びます。実習としては、講義の一環として薬用植物園での研修を行うほか、「生薬化学実習」の中で、生薬の化学的および生物工学的な取扱いや鑑定法を学びます。

④生物系薬学を学ぶ

 医療薬学の基礎である人体の働きを学ぶために1年次より「生理学」「解剖学」「生化学」を開講します。基礎薬学、医療薬学の理解がすすむように「生理学」「解剖学」にかなりの比重をかけて講義を行います。「薬理学」「薬物療法学」を学ぶうえで人体の構造、機能を学ぶことは基本的なことであり、3年次前期での実習ではその理解を深めます。「生化学」「分子・細胞生物学」は生体を構成する基本成分を学ぶとともに、遺伝子の機能、遺伝子工学の基礎技術も修得します。生体の恒常性維持機構や代謝を分子レベルで学ぶことにより、将来の新しい薬物治療の形であるテーラーメイド治療の基礎を学びます。「生化学」「分子・細胞生物学」は薬理学の理解を容易にする目的も含んでいます。2年次で学ぶ「微生物医薬品学」では微生物および抗生物質の作用機構、耐性機構はもちろん遺伝子工学技術による微生物での生産も学びます。3年次の「生化学実習」「微生物医薬品学実習」においては、通常の実験実習に加えて分子生物学を実際に学習するよう、遺伝子工学の基礎実験や遺伝子工学技術を用いた生産技術の実習を行います。

⑤衛生系薬学を学ぶ

 2年次に「栄養化学」、3年次に「食品衛生学」「環境衛生学」「公衆衛生学」を開講します。これらの衛生薬学系科目では栄養と健康、生活環境や化学物質と健康、疾病予防、などの基本的知識を学習します。さらに、4年次前期にはこれらの授業科目の実習として「環境衛生学実習」を行います。実習は集団の健康やより良い環境の維持、向上に貢献できるように環境の測定と評価、毒性の試験等を行い理解します。

⑥医療系薬学を学ぶ

 2年次から5年次にかけて「薬理学」「病態学」「薬物療法学」「物理薬剤学」「製剤学」「薬物動態学」「臨床薬剤学」「臨床薬学」等を学びます。「薬理学」は、薬物治療における医薬品の適正使用の科学的根拠と対象疾患について薬効分類別に学習します。また、「薬理学3(副作用学)」では医薬品の適正使用を推進するために必要な副作用や中毒に関する知識の充実を図ります。「病態学」では、人体の各臓器に発生する疾患について知り、病理変化と疾患の病態を理解します。「薬物療法学」は疾患、症状と臨床検査値などを理解し個々の患者に応じた薬の選択、用法・用量など安全性も考慮した基本的知識と技能を修得します。「物理薬剤学」「製剤学」「薬物動態学」では原薬の体内での分布、代謝を理解し、高い有効性と安全性を引き出すような製剤設計基礎理論や物理薬剤学などを学習します。「臨床薬剤学」「臨床薬学」では症例を中心に実際の薬物療法や処方解析などを学習します。3、4年次に「薬物治療学」「一般用医薬品学」が開講され、「薬物治療学」では天然薬物を含む様々な医薬品の作用機序、漢方薬物学、医療機器、EBMに基づく薬物治療などを幅広く学びます。「一般用医薬品学」では生活者の訴える自覚症状に対して受診勧告や適切な医薬品の選択からアフターケアまでを学びます。さらに薬局でのヘルスアドバイザーとして必要な、病気の予防、早期発見、早期予防に関して学びます。4年次に学ぶ「医薬品情報学」では医薬品開発から市販後調査におよぶまでの医薬品情報の収集、評価、伝達までを学習します。これらの講義科目は、医薬品の薬理効果、吸収から代謝、排泄まで、疾病の原因と治療など、臨床で働く薬剤師には必須の内容であり、高度な職業人への基礎となる知識です。医療系薬学の関連実習は3年次から4年次にかけて実施され、どの科目も医療現場での薬剤師業務の根幹となる技術や技能・態度を実習を通して学びます。それらのなかで「薬物療法学」の実習は症例中心に治療計画の立案をEBMに基づいて学習します。「臨床調剤学」「臨床薬学演習」「臨床薬剤学実習」「事前実習」は学内における模擬薬局等の実習室にて、保険薬局・薬店と病院薬局を想定して実施されます。保険薬局における保険調剤、疑義照会、薬歴管理、服薬指導、調剤報酬算定、病院薬局における処方箋の受付から投薬までの流れ、錠剤、散剤、水剤、外用剤の調剤、製剤、TDM、医薬品情報(DI)などを行います。どちらも学外実習の前準備の要素を含むことから、臨床薬学センターが中心となり、薬学共用試験のうち特に技能、態度の評価となる客観的臨床能力試験(OSCE)に備え、実務経験者が指導を行います。6年次には、保険薬局の経営を目指す学生に「薬局経営論」を開講しています。

⑦法規・制度を学ぶ

 4年次に「薬事行政(制度)・関係法規」を開講しますが、薬事法、薬剤師法はもちろん、健康保険法、医療法など医療人として当然学習しておくべき内容を理解し、医薬品、医療機器などの申請から安定供給の確保まで薬事行政を学習します。

⑧香粧薬学系科目・製薬産業系科目を学ぶ

 本学の6年制薬学教育では、武蔵野BASIS、基礎薬学科目、医療薬学科目の均衡の取れた配分により、医療人としてより高度な専門知識と実践力を持つ薬剤師の育成に取り組んでいます。
さらに、これらの薬剤師養成教育の科目に加えて、香粧薬学系科目と製薬産業系科目を用意し、2年次後期から学生各人の興味、将来に合わせて特徴ある科目を選択できます。
香粧薬学系科目として、1年次に必修科目の「薬学・香粧品学概論」を開講し、その中でも生理的、化学的そして社会的機能や効用を学びます。香粧品の専門教育を受けた人材の養成も視野に入れ、2年次後期から選択科目として「香粧品学1(皮膚健康科学)」「香粧品学2(化粧社会学)」「香粧品学3(化粧品原材料・製造学)」「香粧品学4(化粧品評価学)」「化粧品産業論」などが開講されます。香粧品を皮膚科学、予防医学、社会的意義、機能、化学、心理学などの多方面な側面から学習し、さらに実習も含めて、化粧技術も学び、将来、化粧品関連産業での活躍への道を開きます。
同様に、薬学の専門知識と実践力を製薬会社においても有効に生かすために、製薬産業系科目として、「医薬品開発学」「薬業経済学」の必修科目に加えて、5年次から選択科目の「製薬産業論」「生産技術論」「臨床開発各論」「薬剤疫学」などが開講されます。医薬品の研究から臨床試験、医薬品市販後調査、経済理論の医療分野への応用など、医療従事者に必要な知識として、実際に新薬が社会に供給されるまでを広く学習します。医療薬学系の科目である「医薬品情報学」や「薬事行政(制度)・関係法規」「レギュラトリーサイエンス」などを加えて学ぶことで、製薬、医療関連産業での活躍への道を開きます。
香粧薬学系科目および製薬産業系科目として分類はしてありますが、これらの科目はそれぞれ個人の興味や特性に応じて、両科目群から自由に選択することができます。このように医療薬学分野に加えて、化粧品や香料などの専門知識を身につけるカリキュラム、製薬産業において薬学の専門知識および実践力を有効に生かせるようなカリキュラムが組まれています。

卒業研究

 5年次からの「卒業研究」は、必修科目として開講されています。1〜4年次までの学習や病院・保険薬局での実習体験を踏まえて、学生が主体的に研究テーマを設定し、科学的根拠に基づいて問題点を解決する能力を修得すると同時に、それを生涯にわたって高めつづける態度を養うために、学生の卒業後の進路やニーズに応じて、各研究室を中心とする演習形式や実験形式の卒業研究を行います。自分の学術的探究心や将来の進路に合わせて学習します。
卒業研究の成果は、薬学部主催の卒業研究発表会において、6年生全員が発表します。

保険薬局・病院薬局実務実習への取り組み

 本学では、社会のニーズに応える実践的な薬剤師を育成するために、必修科目として4年次に、事前学習(臨床調剤学、臨床薬学、臨床薬学演習、臨床薬剤学実習、事前実習)を行い、薬学共用試験(CBT、OSCE)合格後の5年次から、保険薬局実務実習(11週間)および病院薬局実務実習(11週間)を実施します。

保険薬局・病院薬局実務実習への取り組み

①事前学習

 まずは、薬剤師の社会的使命、リスクマネジメントについて学習します。保険薬局実習を念頭においた事前学習として、患者問診、処方せんチェック、調剤、鑑査、疑義照会、服薬指導、薬剤情報提供、お薬相談、会計にいたるまでを実習します。さらに、一般用医薬品、健康食品、化粧品等の知識や応対、さらに相談業務等も含めた実習を行うことによって、保険薬局の具体的な業務と専門知識を身につけ、この後の保険薬局実習で活かすことができるようにします。
また、病院薬局実習を念頭においた事前学習として、病院薬局の実務を想定した処方せんチェック、疑義照会、錠剤、散剤・水剤等の調剤、鑑査、模擬患者への服薬指導の実施や注射薬の無菌的混合調製、薬品管理およびDI・TDM実習等を行います。これらの実習により、病院薬局の具体的な業務と専門知識を身につけ、この後の病院薬局実習で活かすことができるようにします。
最後に、保険薬局および病院薬局それぞれの事例場面を想定したロールプレーイングを行い、患者や医療従事者とのコミュニケーションのトレーニングも行います。これらの演習や実習は、少人数グループに分かれて討論を重ねながら理解を深める形式で実施しており、専門的な知識や技能だけでなくコミュニケーションスキル、協調性、自主性、積極性なども同時に高められるよう工夫されています。

②保険薬局・病院薬局実務実習

 保険薬局・病院薬局実務実習ともに「実務実習モデル・コアカリキュラム」に基づいて設定された実習項目を、実際の学外医療現場でそれぞれ11週間、合計22週間実施します。

薬学科の全体像

薬学部 全体像

具体的な到達目標

 各シラバスに具体的な到達目標が記載してあります。

取得可能な資格

 薬剤師国家試験受験資格

薬学共用試験・薬剤師国家試験への支援

 薬学共用試験・薬剤師国家試験の準備として、3年次より講習会を実施し、4年次の「薬学総合演習1」においては薬学共用試験(CBT、OSCE)対策のための授業、演習、実習を行い、各科目の理解と習熟度を深めます。6年次には、夏期講習会を実施し、5年次までの国家試験に対応した科目の基礎的な復習を行います。後期には、「薬学総合演習3」において6年間の薬学教育の総仕上げとして、国家試験に対応した各科目の専門分野の知識と技術を再学習します。また、6年後期から国家試験直前までの間、合格レベルの習熟度を確認するために、模擬試験を数回実施します。さらに、国家試験の直前対策講習会も実施します。

将来の進路

卒業後の進路

 本学の薬学部では、薬剤師の資格取得をめざすことから、従来の薬学部卒業生の就職先である病院や薬局が主な卒業後の進路となりますが、それ以外にも、薬学の専門性を生かす職域分野として、製薬企業、医療品開発業務受託機関(CRO)や治験施設支援機関(SMO)、化粧品関連企業、食品関連企業、公務員、教育、ジャーナリズム等への就職先が考えられます。

 具体的に職業をあげると次のような例になります。

  • 高度な臨床知識を学び、調剤、服薬指導、薬物動態などの解析、処方設計、薬物治療に参画する病院薬剤師
  • 医療従事者や患者とのコミュニケーションができ、保険調剤や服薬指導のみならず、一般用医薬品、化粧品、香料などの相談業務ができる保険薬剤師
  • 薬局経営のマネジメントを学び、薬局経営能力を備えた薬剤師
  • 専門知識に加えて、語学力、文献検索力、コミュニケーションスキルなどを備え、製薬企業で活躍する医薬品情報担当者(MR)や学術担当者
  • 臨床知識に加えて、医療統計学の知識を備えた、製薬会社の開発部門や医療品開発業務受託機関(CRO)や治験施設支援機関(SMO)の担当者およびクリニカルリサーチコーディネーター(CRC)
  • 大学院に進学し、薬学研究者や教育に参加する高度な職能人、専門薬剤師
  • 行政の薬事部門、健康管理部門で国民の健康保健の改善に貢献できる薬剤師
  • その他、国際的に活躍できる薬剤師など
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