武蔵野大学 > 環境学部

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21世紀の人類社会が迎えている”地球環境の資源の有限性と環境容量の制約”に対応する社会システム、すなわち「持続可能な社会」への転換が今求められています。持続可能な社会の実現に向けて「低炭素社会」、「循環型社会」、「自然共生型社会」を目指した統合的な取組を展開していくことが不可欠であり、わが国の大学の環境系学部には、まさにこのような幅広い社会変革を担う人材の育成が求められています。武蔵野大学環境学部は、建学の精神に基づいて学識、情操、品性にすぐれた人格を育成するとともに、人間が生活する場に生起する諸問題を高度な知識、技能によって持続可能な社会に改善できる人材の育成を目指します。

環境学専攻では持続可能な社会構築という人類共通の目的に向かって、環境マネジメント能力や社会を啓発する力を身につけて社会参画する次代の環境人材育成をめざしています。
環境マネジメントとは、企業やその他の活動団体の主たる活動や付随する活動で、環境への負荷をできるだけ下げるための運営上のさまざまな仕組みをつくり、改良を重ねることで効果を高めるやり方をいいます。机上の知識ではない実践的な解析力、そして環境マインドを持った常に前向きの行動力を伴う環境マネジメント能力を育みます。
社会を啓発する力とは、広義での環境教育や「持続可能な開発のための教育(ESD)」(Education for Sustainable Development)を指しています。学校教育において環境教育やESDを行うために不可欠な高等学校・中学校教諭一種免許状(理科)が取得できるようなカリキュラムを用意しています。学校の場だけでなく多彩な分野において持続可能な未来を実現するために社会を啓発できるだけの影響力のある未来の環境リーダーを育成します。

 都市環境専攻では、環境=建築=空間をキーワードに勉強します。全員が一級建築士の受験資格を獲得できるカリキュラムになっています。本専攻で扱う対象は、家具やインテリア空間から、ランドスケープや都市空間にいたるまで、実に幅広い領域です。そうした広範な世界を相手にするためには、まず軸足となる「建築」という専門性をしっかりと身につけることが大切です。その目的を達成するために厳しい実践的授業が用意されていますが、それらに共通することは観念を具体化するということです。思うこと・想像することは容易ですが、それを形にするためには訓練が必要です。本専攻の授業は、この訓練の積み重ねという理念で成り立っているものと考えてください。また「空間」は人の存在なくしては存立しえないものですから、悲しみも苦しみも、あるいはうれしさや楽しさも大いに体験してください。さまざまな経験を通して、自分に適したデザインの世界を発見することを望んでいます。

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