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2019.04.02

ケネス田中名誉教授とデータサイエンス学部中西崇文准教授が米国テキサス州で開催されたサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW2019)に参加しました

米国テキサス州オースチンにて開催されたサウス・バイ・サウスウエストに設置された日本館”The New Japan Islands”でのセッションに、ケネス田中名誉教授とデータサイエンス学部中西崇文准教授が参加しました。

日本館入口には富士山を逆さにした巨大なオブジェ

日本館入口には富士山を逆さにした巨大なオブジェ

セッション会場は畳にこたつ。登壇者はこたつに入って発表

セッション会場は畳にこたつ。登壇者はこたつに入って発表
3月8~17日の間、米国テキサス州オースチンにて音楽・フィルム・テクノロジーの分野で世界最大級の祭典、サウス・バイ・サウスウエスト (SXSW2019)が開催されました。その中で、経済産業省が中心となり筑波大学落合陽一准教授が統括ディレクターを務めた日本館”The New Japan Islands”が注目を集め、SXSW2019の「Winners Best Immersive Experience」(最優秀没入型体験賞)に選出されています。
その日本館で3月10日に開催された「東洋的美的感覚について」のセッションに、経済産業省の招聘を受け、本学ケネス田中名誉教授とデータサイエンス学部中西崇文准教授が参加しました(ケネス田中名誉教授はサンフランシスコからのインターネットによる遠隔参加)。

セッションで登壇する中西崇文准教授

セッションで登壇する中西崇文准教授

サンフランシスコからインターネットで参加するケネス田中名誉教授

サンフランシスコからインターネットで参加するケネス田中名誉教授

セッション「東洋的美的感覚について」

日程: 2019年3月10日
場所:サウス・バイ・サウスウエスト(米国テキサス州)
日本館”The New Japan Islands”
パネリスト:筑波大学准教授 落合陽一氏(ファシリテーター)
曹洞宗北米別院禅宗寺 国際布教主任 小島秀明氏
武蔵野大学名誉教授 ケネス田中氏(サンフランシスコから遠隔参加)
武蔵野大学データサイエンス学部 准教授 中西崇文氏

 

ケネス田中名誉教授は、全米人口の約10%が仏教徒と仏教に強く影響を受けている人々と言われるように、米国で仏教が受け入れられている理由、西洋と東洋の文化の違いを説明し、インドラネットの宝石を例に、東洋の「相互依存性」が広く受け入れられてきている現状を述べました。
一方、中西准教授は、データサイエンスや人工知能の発展が今後、東洋思想や仏教思想と大きく結びついていくだろうと示唆しました。既存の科学は、経験に基づき人間がモデルを構築し、その正しさの確認のためにデータを収集・検証してきた一方、データサイエンスはまずデータがあり、ツールとして人工知能を用いることでデータからモデルを自動的に構成できると述べました。昨今の計算機パワーが生み出す人工知能の結果は時には人間の理を超越してきていますが、これを理によって理解するのではなく、物として受け入れる仏教の教えで望めば、それは脅威ではなく、自然に受け入れられるということに、多くの人工知能学者が気づき始めている現状を解説しました。

2019年4月に開設するデータサイエンス学部は、本学の特長を活かし、仏教思想とデータサイエンス、人工知能の結び付きについても探究していきます。
※ケネス田中名誉教授の述べた内容を修正しました(2019.04.03)

<関連リンク>

武蔵野大学データサイエンス学部
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/data_science/

武蔵野大学アジアAI研究所
https://ds.musashino-u.ac.jp/aaii/

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