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2020.05.26

【重要】新型コロナウイルス感染防止対策:「一部緩和」と「要請の継続」について

日本政府による「緊急事態宣言」が、東京都を含む全国で解除されました。皆さんが今までに経験したことのない不自由を受け入れ、自覚ある適切な行動を取り続けてくださったこと、その貢献にまずは心から感謝申し上げます。

緊急事態宣言解除を受け、本学の感染防止対策について、以下のとおり方針を定めましたので、ここにお知らせいたします。いずれも適用期間は6月1日から7月31日までとします(今後の感染拡大の状況によって、延長・短縮することがあります。その場合は、改めて大学ホームページ等でお知らせします)。

1. 感染防止対策の一部緩和について

武蔵野大学は、本学学生が被る教育面での損失を最小限にとどめること、そして、できる限り教育の質を落とさず、これまでと同様レベルの教育を継続するよう基本方針に掲げ、4月当初からオンライン授業を行っています。オンライン学修による大学生活が1か月経過したところで、皆さんの生活・学修環境の把握を目的とした「新型コロナウイルス感染症対応に関する学生調査」を実施した結果、学修上の大きな困難は図書館をはじめとする大学施設の使用制限にあり、その一部緩和を求める声が多数寄せられました。

そこで、本学は、今般の緊急事態宣言解除を受け、政府の専門家会議から示された「新しい生活様式の実践例」に基づく教育研究活動を条件に、これまで要請してきた感染防止対策のうち、学修の進捗に著しい影響を及ぼす事項を最優先に、以下のとおり一部緩和することを決定しました。

1. 図書館利用は、学内者向けのいくつかのサービスを再開します(詳細はこちらをご参照ください)。

2. PCルームの開放は、当面、オンライン学修環境が不十分な学生に限定し、入退室管理と感染防止対策を徹底して、三密を避ける対策を図りつつ、利用できるよう準備を進めます(詳細は後日、MUSCATでお知らせします)。

3. 実習・実験を伴う授業や、学位取得等にかかわる教育研究活動については、対面で実施する必要がある場合に限り、各学部・研究科にて感染拡大防止対策を立てたうえで、段階的に再開することとします(現時点では、文部科学省が示す「大学等における教育研究活動の実施に際しての留意事項」(参照)に準拠します。今後、更新されることがあれば、最新の留意事項に準拠します)。なお、該当する学部学科・研究科に所属する学生には別途連絡しますので、その指示に従ってください。
(参照)https://www.mext.go.jp/content/20200518-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf

4. 事務室への来室は、必要至急な場合に限定し、かつ事前予約制とさせていただきます(各部署連絡先にご相談ください)。できるだけメール等をご利用ください。

5. 証明書自動発行機の利用を目的としたキャンパス入構は許可します(事前予約の必要はありません)。ただし、発行機付近での三密を避け、証明書発行後は速やかに帰宅してください。

2. 「感染しない・感染拡大させない」行動の要請継続について

すぐに元の日常に戻りたいという気持ちは、きっと皆同じですが、その一方で、新型コロナウイルスの抑え込みに成功したと思われた地域で、再び感染者が増加しているとの報告もあります。ワクチンや有効な治療薬が存在しない現状では、日常生活を感染拡大以前の様態に戻した途端に再び感染が急速に拡大する、この事実を改めて肝に銘じ、引き続き自覚ある適切な行動を大学関係者全員に求めます。

武蔵野大学は、仏教精神を基盤とした人格教育のもと、人命に関わる問題に強い意識を持ち続けています。緊急事態宣言は解除されたものの、一人ひとりの命を救うという観点に立てば、新型コロナウイルス感染の脅威はまだ予断を許さない状況にあります。そこで、本学では、「感染しない・感染拡大させない」行動を継続するよう要請いたします。
1. オンライン授業は予定どおり2学期(5月29日~7月16日)を含む7月末日まで継続します。

2. 学生をはじめ、本学関係者のキャンパス内への立ち入りを原則禁止とします。

3. 教職員の基本的な活動は在宅で行い、学生との予約日時を除いて原則事務室は閉室し、職員の在宅勤務(メール対応)を継続します。

4. 課外活動に関しては、学内・学外を問わず、対面でのミーティングや練習等の活動禁止を継続します。

3. 学生の皆さんへ―「withコロナ時代」を武蔵野大学で過ごすにあたって

私たちには、第2波、第3波の感染拡大に警戒を続けながら、徐々に日常を取り戻せるよう、正しく恐れながら新型コロナウイルスと共存・共生する「withコロナ時代」を生きていくほか選択肢はありません。これまで長い時間をかけて培ってきた習慣や文化、価値観の「変革」が求められています。「変化」を受け入れる「変革」は成長の源泉です。皆さん一人ひとりが、「守るべきもの・変えるべきもの」は何かを考え、学び方・暮らし方・働き方を見つめ直すことで、これから私たちが生きていくことになる「ポスト・コロナ」の未来社会を想像してみてください。新型コロナウイルスの感染拡大が「環境」「経済」「社会」を大きく揺るがせ、持続可能性自体のリスクが顕在化した今、全世界が団結して知恵を絞り、地球規模で課題解決に取り組む必要があります。我が武蔵野大学自体も、今こそ、皆さんとともに「ポスト・コロナ」の次代へ踏み出す準備を進めていきたいと思います。

最後に、新入生の皆さんにお伝えします。武蔵野大学で始まる学生生活を前に、期待よりも大きな不安を抱いたまま新年度を迎えている状況に、私たちは大変心を痛めております。今後状況が許せば、できるだけ早くキャンパス内の安全対策を施したうえで、改めてオリエンテーションの場を設け、本学のキャンパス環境と教育方針への理解を深めていただきたいと考えています。

「ここに学ぶと初めて立ちし校庭の 花の四月の初心忘るべからず」(本学初代文学部長:土岐善麿)の歌に込められた願いを、できる限り早期に、新入生の皆さんがしっかりと受け止められるよう尽力してまいります。

全学生の皆さん、教職員の皆さん、感染症対策・健康管理にご留意のうえ、これからもご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和2年5月26日
武蔵野大学
学長 西本 照真
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