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2021.12.21

経済学部経済学科 新倉 博明講師・瀨古 美喜教授が「2020年度日本不動産学会論文賞」を受賞しました

経済学部経済学科 新倉 博明講師および瀨古 美喜教授が2020年度日本不動産学会論文賞を受賞しました。
日本不動産学会は、不動産に関する研究や教育の促進によって、学術振興および生活向上への寄与を目的とした事業を行っています。この賞は不動産学の進展に大きく貢献する研究論文に対して授与されます。

受賞者名:新倉 博明(武蔵野大学)・直井 道生(慶應義塾大学)・瀬古 美喜(武蔵野大学)
受賞論文名:持ち家取得時の情報収集行動と住宅満足度
掲載誌:日本不動産学会誌, Vol.34, No.3, pp93-100, 2020年12月

この論文は、住宅取引の際に買い手と売り手の間に発生する情報の非対称性について着目し、買い手の情報探索方法や収集期間といった要因が、居住後の住宅満足度に与える影響を分析するものです。特にこの論文では買い手のインターネットによる情報収集に注目しています。分析は構造方程式モデリングを用いて推定され、インターネットによる不動産情報の収集が、不動産市場の情報の非対称性の緩和や市場の把握にどの程度貢献しているかを明らかにするものです。

新倉 博明講師のコメント

日本不動産学会新倉画像v4

この度は日本不動産学会論文賞を賜り、感謝申し上げます。共同研究者の瀬古 美喜先生と直井 道生先生(慶應義塾大学)、日本不動産学会にて審査に関わられた皆さま、本研究に貴重なコメントを下さった先生方に御礼申し上げます。
そして、日頃より研究活動をサポートして下さっている経済学部の先生方や本学職員の皆様にも御礼を申し上げます。今後とも不動産市場の活性化に貢献できるような研究を続けていきたい所存です。

瀬古 美喜教授のコメント

GH

皆様のおかげで、良い研究環境を与えていただき、受賞することができました。住宅は異質性が高いのでその取引では住宅の特性が重要な役割を果たしますが、実際の住宅取引で買い手がその情報をすべて把握することは難しいです。また住宅の買い手は市場に存在する住宅をすべて把握することはできないので、実際の住宅取引における情報の役割は大きいです。今後とも、主に不動産市場における情報の果たす役割に関係する研究を行っていきたいと思っています。

日本不動産学会論文賞賞状

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