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2021.12.24

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法学研究科長がクメール語翻訳版民法教科書出版の記念講演を行いました

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原書第6版と翻訳書旧版を持つ池田研究科長
12月22日に、池田 眞朗 法学研究科長が、Zoomでカンボジアの国立経営大学等と結んだ国際講演を行いました。
池田 研究科長は、2000年以来、民間団体「日本カンボジア法律家の会」(JJL,桜木 和代 弁護士・木村 晋介 弁護士共同代表)のカンボジア法学教育支援活動に協力して、これまで4回にわたってカンボジアを訪問し、著書『民法への招待』のクメール語訳本の、大学、裁判所養成所、弁護士会等への寄贈や記念講演等の活動を行ってきました。
2008年には同書の第3版補訂版が完全クメール語化され、その贈呈式と記念講演が、プノンペンの王立法律経済大学で開催されていたのですが、今回は、同書の最新の第6版が、書籍とウエブサイトの双方で公開されることとなり、その式典と記念講演が国立経営大学の主催で開催されたものです。

式典は、ハオ・ペン 国立経営大学学長の挨拶に始まり、桜木 和代 JJL共同代表、来賓の三上 正裕 駐カンボジア日本大使、ユーク・ゴイ カンボジア教育省長官(前王立法律経済大学学長)の挨拶に続いて、池田 研究科長がクメール語通訳のもと講演を行いました(通訳は翻訳者のチュン・クイエン JICAシニアリーガルオフィサー)。来賓の挨拶では、本書翻訳書が、大学教育ばかりでなく、官公庁等での参考書としても活用されてきたという歴史が紹介されました。

池田 研究科長は、「クメール語最新版『民法への招待』の役割と新しい民法学の提言」と題した講演で、今回の翻訳書が、日本民法典の2020年施行の大改正を紹介する、意義の大きなものであることを述べ、その結びで、今回の翻訳や行事に携わった方々が、王立法律経済大学に置かれた名古屋大学日本法研究センター等で、この本を使って日本法を学んだ方々であることを紹介し、「このクメール語版『民法への招待』最新版は、カンボジアと日本を結んだ、長年の法学教育の国際交流の成果であり、象徴である」と述べました。

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池田研究科長の講演風景
日本側の発信会場は、池田 研究科長の後を継いでカンボジアでの講義等を続けている塩澤 一洋 成蹊大学教授(全体司会)の研究室内のスタジオに設営され、Zoomにはカンボジアと日本を合わせて200名近くの視聴者が参加し、武蔵野大学からは、鈴木 清貴 法律学科長と、法学研究科院生や、池田ゼミ・プレゼミ等から約10名の学生が参加しました。

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式典トップページ

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主催者、来賓の皆さん(中央上の3名が左から桜木 弁護士、池田 研究科長、塩澤 教授)

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