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研究領域のご紹介(50音順)

※教員から寄せられた原文のまま掲載しております。
教員氏名職位研究領域研究内容主な著作・論文
大山 みち子
オオヤマ ミチコ
教授臨床心理学-心理療法心理療法の実践:対話による精神分析的心理療法を多く用いている。イメージ体験と系統的脱感作を併用したイメージ分析療法、これに関連する催眠・自律訓練法も領域となる。対象は個人の他家族、スモールグループの面接にも力を入れている。これまで公的機関や総合病院でデイケア、心理検査、心理療法等を経験し、その後、矯正施設で、非行・犯罪をおかした人々の査定・処遇にかかわり、サイコドラマ、グループディスカッション、家族面接も行った。また機会を得て、被害者の心理的支援に携わり、現在の中心的活動のひとつとなっている。この他、開業の場で、強迫症状や職場・家庭での悩み等を抱える方々を受け持っている。話題として、認知的な偏りや夢等、状態に合わせて組み込んでいる。ブリーフサイコセラピー、東洋思想と心理療法の関わり等も領域となる。「カウンセラーのためのガイダンス」(共著)ブレーン出版、「子どものトラウマと心のケア」(共著)誠信書房、「犯罪心理臨床」(共著)金剛出版
小西 聖子
コニシ タカコ
教授トラウマ・ケア
精神保健
1993年に被害者の方のお話を聞くようになって以来、トラウマ、被害に関する心理的支援が私の一番の関心ごとですが、仕事を進めるにつれ、そこから広がる学際的な被害者の回復に関する領域、すなわち医学的、心理学的、社会学的、法的な分野にまたがる広範な問題を扱う必要にせまられてきました。教育、臨床、研究、支援活動、ときには政策決定の議論などにもかかわるようになって多忙な毎日を過ごしています。自分自身、精神科医であり、臨床心理士でもあり、どちらの臨床もやっているので、双方の共通点や違いにも気付かされることが多いです。PTSDやgriefに関する専門的な臨床技法を多くの方に知ってもらいたいと思っています。「犯罪被害者の心の傷」(白水社)、「犯罪被害者遺族」(東京書籍)、「ドメスティック・バイオレンス」(白水社)、「二次的外傷性ストレス」(翻訳・誠信書房)、「犯罪被害者のメンタルヘルス」(編著・誠信書房)、「ココロ医者、ホンを診る」(武蔵野大学出版会)、「新版 トラウマの心理学」(NHK出版)、「犯罪被害者のメンタルヘルス」(編集・誠信書房)、「性暴力被害者への支援」(共編著・誠信書房)
城月 健太郎
シロツキ ケンタロウ  
准教授不安障害
うつ病
ストレス性疾患
認知行動療法
これまでに,医療機関でのカウンセリングを中心に,心理臨床活動を行ってきました。主として臨床および研究活動で行ってきたのは,社交不安障害(人前での過度な不安・緊張)に対する認知行動療法や,そのメカニズムの解明です。個人心理面接の実施を行うことも多いですが,集団療法についても取り組んでいます。 そのほかにもパニック障害・強迫性障害などの不安障害に関する心理療法や,うつ病の認知行動療法・休職者の復職支援などに取り組んできました。また,医療機関での活動だけでなく,不登校児童生徒・家族とのカウンセリングや,発達に関わる問題についてのSSTも実践してきました。認知行動療法的なアプローチを取ることが多いですが,お一人お一人によってご事情もさまざまですので,カウンセリングの際はじっくりお話をお伺いすることを心がけています。「社交不安障害における個人認知行動療法プログラム」(2012 風間書房)・「The effects of cost bias on social anxiety and depression symptoms.」(International Journal of Cognitive Therapy, 2012)・「ビデオ観察と認知的介入からなるビデオフィードバックがスピーチ課題の自己評価に与える影響」(認知療法研究,2011) 
春原 由紀
スノハラ ユキ
名誉教授児童・母親臨床
心理劇
カウンセリング
相談室を訪れる親や子どもたちにセラピストがどのようにかかわっていくと、親子関係や家族関係が変化し、「問題」とされる行動に変容がみられるかを課題に、子ども相談部門のスタッフたちと臨床実践研究を進めている。特に虐待的関係がうかがえる母子への援助や、DVに曝された母子への支援としての「母子同時並行グループプログラム」の実践研究に力を注いでいる。また、親子関係に直接的に介入し、新たな関係を創造していくPCIT(親子相互交流療法)を取り入れた臨床実践を重ね、その効果を明らかにする研究も進めている。
同時に家族の問題に関心を持ち、家族関係の中で、生きづらさを感じている方々とのカウンセリングも継続している。
「幼児期の人間関係における問題とその指導」(保育・幼児教育シリーズ人間関係川島書店1994)、「精神病院における心理劇」(人間関係学、関係学研究所1991)、「Abuse(虐待)を課題とする母親とのグループカウンセリング」(人間関係学研究 第8巻1号2001)「保育者は幼児虐待にどうかかわるか」(大月書店2004)「子ども虐待としてのDV」(星和書店、2011) 、「キーワード 心理学シリーズ6 臨床」(新曜社2016)
辻 惠介
ツジ ケイスケ
教授司法精神医学
精神病理学
精神病理学と司法精神医学が専門ですが、犯罪心理学や精神鑑定の専門家と言った方が、通りがよいかも知れません。専門領域を尋ねられ、犯罪です、とか、殺人です、などと答えるようになってかなり経ちます。以前は、相手の戸惑う様子に、多少意地の悪い楽しさを覚えていたのですが、いつの間にか、ごく自然に口に出るようになってしまいました。犯罪の手口を熟知するくらいならまだしも、○○刑務所の食事が美味いとか、□□警察署の留置場の風呂が広いとか、妙なことに詳しくなり、家族にも医者扱いされませんが、今でも週に一度は精神科病院で白衣を着ています。家裁の医務官や企業の顧問医、被害者支援センターの理事などもしており、刑事のみならず民事・家事も手掛けています。「犯罪心理学を学ぶための精神鑑定事例集」(青山社)、「[改訂版]精神保健の基礎と実際」(文化書房博文社・共編著)、「Panic disorder cases in Japanese-Brazilians in Japan:Their ethnic and cultural confusion」(Psychiatry and Clinical Neurosciences 55)、「分裂病者の攻撃性の臨床精神病理学的研究-緊急措置入院症例の追跡調査から-」(精神神経学雑誌101) 、「発達障害とキャリア支援」(金剛出版・共編著)
藤森 和美
フジモリ カズミ
教授臨床心理学
災害臨床心理学
学校への緊急支援
1993年の北海道南西沖地震を体験し、災害を体験した子どもたちの心のケアに取り組み、その後の阪神・淡路大震災では教師向けの「危機介入ハンドブック」を兵庫県教育委員会に提供する。
心の傷(トラウマ)をうける体験は、自然災害だけではなく、いじめや性的被害、家庭の不和、虐待など、子どもたちの生活の中に潜んでいることを提唱し、予防的教育啓発活動、臨床ならびに実証的研究に取り組んでいる。
また、犯罪や事故の被害者に対する心理的支援を実践しながら、心理支援の専門家養成にも力を入れ、被害者を取り巻くさまざまな関係組織のコラボレーションの必要性についても論じている。特に、子どもへの事件事故被害後の緊急支援活動は、システム作りからチームを育成に積極的に関わっている。さらに子どもの性暴力被害に対する回復に関わる専門的支援者の育成を携わっている。
「くらしの中の心理臨床 トラウマ」(共編著・2016・福村出版)、「子どもの性暴力被害 その理解と支援」(共編著・2013・誠信書房)、「大災害と子どものストレス 子どものこころのケアに向けて」(共編著・2011・誠信書房)、「学校安全と子どもの心の危機管理」、「学校のトラウマと子どもの心のケア 実践編」、「子どものトラウマと心のケア」、「被害者のトラウマとその支援」(誠信書房)、「心のケアと災害心理学」(芸文社)、「悲嘆の心理」、「対人心理学の最前線」(サイエンス社)