動画マスコット

<概要>
デスクトップを動き回るオリジナル動画のマスコットを作ります。
Windowsであれば、大学のパソコンでも、自宅のパソコンでも動きます。
「ぺいんと」で描いた画像がマスコットとなって動きます。
パラパラ漫画をイメージして下さい。描いた何枚もの画像が次々に切り替わりながら表示されるという仕組みです。 結局は画像の作成、編集を学ぶ課題なのです。
■ 動画ソフトを使ったマスコット作り(ソフト:rgnv)
丸干商店 http://hp.vector.co.jp/authors/VA031375/が作成したフリーソフト「rgnv」を使います。
ソフトの大きさは約100KBです。(1000KB=1MB、1000MB=1GB です。100KBは0.0001GBだ。小さい!)
「rgnv」はVisual Basicランタイムを使用します。学校のパソコンにはVisual Basicランタイムが 組み込まれているので、問題なく動作します。自宅のパソコンでも、ほとんどのケースで大丈夫です。 もしも、動かなかったら、Visual Basicランタイムをネットからダウンロードします。無料です。 (自宅で動かなかった場合は、個別に先生まで)

1.動画ソフトを自分用にコピー

名刺作成ソフトをUSBフラッシュメモリにコピーします。(USBを忘れた人は、H:ドライブにコピーする。)
「rgnv100」をフォルダごとコピーして下さい。

手順1 マイコンピュータ → 'filesrver' の shared → y_sato をダブルクリック
      →すると、「rgnv100」のフォルダが見えます。
手順2 マイコンピュータ をダブルクリック
      →すると、「リムーバブルディスク」が見えます。
手順3 佐藤佳弘先生のフォルダ「rgnv100」をマイコンピュータのリムーバブルディスクにドラッグ
      →すると、コピーされます。

以後は自分用にコピーしたものを使います。先生のフォルダーを閉じて下さい。


ソフト「rgnv」は、ベクター(http://www.vector.co.jp/)でも入手できます。

このソフトでは、こんなことができます。
  ・オリジナルのマスコットを自作できる。
  ・出現数を変える:1〜5個
  ・出現位置を変える:画面の中央や乱数(でたらめ)
  ・動きを変える:静止、直線、浮遊、跳ねる
  ・動作速度を変える:遅い、普通、速い

2.画像の作り方
「ペイント」で画像を作ります。
約束事があります。
(1)ファイル形式は、.bmpか.gifで保存する。(.jpgは使用できない)
(2)画像サイズは、最大で縦64ドット×横64ドットの範囲にする。(ドット=ピクセル=点) ←この下で説明する。
(3)ファイル名の先頭か末尾に順番を示す01、02、03・・・の数字を半角で入れる。
    <先頭に入れる例> 01piyo.gif 02piyo.gif・・・  <末尾に入れる例> piyo01.gif piyo02.gif・・・ <番号だけの例> 01.gif 02.gif・・・
(4)ファイルはまとめて1つのフォルダに入れる。(フォルダ名は自由)
(5)1つのマスコットについて、絵は50枚まで。(普通は4〜5枚でも十分動く。)
(6)背景に使われた色が透明になる。
   (背景に白色が使われたら、マスコットの絵の白色の部分がすべて透明になる。 →マスコットに使っていない色を背景色にするとよい。)


(1)「rgnv100」フォルダの中に画像を入れるフォルダを用意する。
手順1 自分の「rgnv100」フォルダを開ける。

手順2 メニュー「ファイル(F)」→「新規作成(W)」→「フォルダ(F)」
    →「新しいフォルダ」が作成されます。

手順3 フォルダに名前を入力
     ・フォルダ名:自由

(2)64×64以下の画像を何枚か作成してフォルダーに保存する。

64×64ピクセル(ドット)以下の画像を描く方法は2つあります。

◆方法その1:64×64以下の画面を用意して、その画面を拡大して描く。(ゲームキャラクターをデザインする感覚を味わえる。この方法がオススメ
◆方法その2:大きく描いてから、64×64以下のサイズに縮小する。(きめ細かく描きたい人に向いている。でも、ちょっとメンドい。)
<方法その1>の手順
手順1 「ペイント」を起動する。
     スタート→プログラム→アクセサリ→ペイント

手順2 メニュー「変形(I)」→「キャンバスの色とサイズ」
    →「キャンバスの色とサイズ」が表示される。

手順3 サイズを設定して、OKボタン
     ・単位:ピクセル
     ・幅(W)と高さ(H):64以下

手順4 絵を描く
     この時に、画面を拡大する。
     ・画面の拡大:「表示(V)」→「拡大(Z)」→「拡大率の指定(U)」→800%
     ・グリッド表示:「表示(V)」→「拡大(Z)」→「グリッドを表示(G)」

手順5 保存する
     ・形式:.bmp または、.gif
     ・ファイル名:表示順の01、02、03・・・を付ける。(例 piyo01.gif)

手順6 これを繰り返し、動きの数だけ、画像を作成して保存する
     ・最大50枚

<方法その2>の手順
手順1 「ペイント」を起動する。
     スタート→プログラム→アクセサリ→ペイント

手順2 描きやすい大きさで絵えお描く。
     ・まず、自由に絵を描く。
     ・描き終えたら、絵を画面左上に寄せる。
     ・次に、画面右下の■をドラッグして余分な余白がないようにする。

手順3 現在の画面サイズをメモる。
      (画面サイズの確認方法)
      メニュー「変形(I)」→「キャンバスの色とサイズ」
      単位をピクセルにして、幅・高さをメモする。
      「キャンバスの色とサイズ」画面を閉じる。

手順4 メニュー「変形(I)」→「伸縮と傾き(S)」
     →「伸縮と傾き」画面が表示される。

手順5 伸縮を指定する。
     ・水平方向:メモした幅が64以下になるように指定する。
     ・垂直方向:メモした高さが64以下になるように指定する。

手順6 OKボタン
     →画像が縮小する。

手順7 保存する
     ・形式:.bmp または、.gif
     ・ファイル名:表示順の01、02、03・・・を付ける。(例 piyo01.gif)

手順8 動きの数だけ、画像を作成して保存する
     ・最大50枚

(3)画像を編集しながら増やしましょう
・すべての絵を毎回、最初から描くのは大変です。
・一部を修正して「名前を付けて保存」で別ファイル名にして保存するとよいです。
・「選択」ボタンを使えば、画像の場所移動ができる。
・左右反転、上下反転、90度回転のテクニックも使える。
・とにかく、元の画像を修正しながら、別ファイル名で保存すれば、画像が増える(^_^)

(4)描き間違えた時は
編集(E)→元に戻す(U) で操作をキャンセルできます。

3.動かし方

RGNVIEW.exe をダブルクリックします。


(1)マスコットの選び方
手順1 画面左上の赤丸を「右」クリック

手順2 「お気に入り」でフォルダ名を選択

(2)出現数、出現位置、動き、動作速度の変更方法
画面左上の赤丸を「右」クリック→「設定」

(3)マスコットの追加
自分の「rgnv100」フォルダの中に新しいフォルダーを作成して、画像を格納すれば、 いくらでもマスコットを追加することができます。

4.補足説明


(1)マスコットにふさわしい背景を用意しよう
・時間内に早く出来上がった人は、Windowsの画面にマスコットのための背景画像を用意しましょう。
・ネットからパクった画像でもよし、ペイントで自作してもよし。
・相互評価の日には、自席のパソコンの画面にマスコットを表示させて、 他の履修者に見せます。背景画像があるとマスコットの印象がグッと良くなりますよ。

(2)表示順番を変えるには
ファイル名に付けた番号を変更すれば良いです。
ファイルをクリックして、F2キーを押せば、変更することができます。

(3)変な部分が透明になる場合は
顔やお腹や洋服などマスコットの予定外の部分が透明になる場合は、 画像の背景の色を変えましょう。何色でもよいです。
rgnvは、背景に使われている色を透明にします。 背景が白色であれば、顔の白い部分や洋服の白い部分が 透明になります。だから、画像に使われていない色で、 背景を塗りつぶすといいのです。

■ 作品の提出方法 ■
授業内でのファイルの提出はありません。

「第12回 相互評価」で自分のディスプレイ画面に動画マスコットを表示させて、 他の履修者に見てもらいます。

つまり、作品は第12回まで手を入れる時間があるのです。