情報表現力1 テキスト

目次

0.はじめに
  (1)パソコンを使えばこんなことまで
  (2)画像編集のソフトウエア
  (3)画像をファイルで保存する
  (4)JPEG(ジェーペグ)、GIF(ジフ)、BMP(ビットマップ)
  (5)著作権について
  (6)無料でコピーできるサイト

1.画像データの保存
  (1)Webの画像をPCに保存
  (2)デジカメの画像をPCに保存
  (3)カメラ付きケータイで撮った画像をPCに保存
  (4)メール添付の画像をPCに保存
  (5)Excelのグラフ画像をPCに保存
  (6)ペイントで描画してPCに保存
  (7)クリップアートをPCに保存
  (8)ディスプレイ画面をPCに保存
  (9)雑誌などの紙面をPCに保存

2.画像ファイルの操作
  (1)画像のファイル形式、ファイルサイズを調べる
  (2)画像ファイルのサイズダウン
  (3)JPEG形式、GIF形式、BMP形式の相互変換

3.画像データの編集
  (1)画像の反転・回転
  (2)トリミング(切り取り)
  (3)画像に落書き
  (4)色調の調整
  (5)色の変更
  (6)背景の透明化

4.文書上での編集
  (1)Word文書への貼付け
  (2)文字の回りこみ
  (3)画像の移動
  (4)画像位置の微調整
  (5)画像をハート型にする
  (6)画像の一部を半透明にする
  (7)画像の前後関係を変える
  (8)背景を透明化する
  (9)背景一面に画像を貼り付ける(その1)
  (10)背景一面に画像を貼り付ける(その2)


♥ 0.はじめに

(1)パソコンを使えばこんなことができる
・部分的に切り取る。(これをトリミングと言います)
・画面の中にいくつもコピーする。
・色を変える。
・ヒゲとかメガネとか文字とか落書きをする。こんなふうに→
・手書きイラストで飾る。プリクラみたいに♪
・上下を反転させる。左右を反転させる。
・ファイル形式を変える。(例えば、GIF形式→JPEG形式、BMP形式→GIF形式)
      → これらは、「ペイント」を使えばできます。ただし、古い「ペイント」ではダメ(T_T)

・ファイル形式を変える。(例えば、GIF形式→JPEG形式、BMP形式→GIF形式)
・画面サイズを小さくする。(ファイルサイズも小さくなる)
・画像を90°回転させる。
・上下を逆さにする。(180°回転させる。)
・色調を変える。
・コントラスト、明るさを変える。
      → これらは、「Picture ManagerまたはPhoto Editor」を使えばできます。

ペイントPicture Managerも、Windowsパソコンにインストールされています。




(2)画像編集のソフトウエア
授業ではWindowsパソコンにインストールされている「ペイント」と「Picture Manager」を使います。
だから、履修者は自宅のパソコンを使って授業で学んだことを応用することができます。

a.ペイント
 Windowsパソコンには必ずインストールされています。メニュー「プログラム」 →「アクセサリ」の中に入っています。ただ絵を描くだけのおまけソフトと 思ったら大間違い。この授業で学ぶように様々な画像操作で活躍します。
b.Picture Manager
 Microsoft OfficeのWordやExcelがインストールされているパソコンには 必ず入っています。もしも、パソコンにない場合は、リカバリCDから インストールすることができます。Microsoft Office 2003から Photo EditorはPicture Managerというソフトに変わりました。

(3)画像をファイルで保存する
 画像をWord文書などで利用するには、次の方法があります。

   a.コピー&ペーストでWord文書に貼り付けてしまう方法 ←超簡単にコピーする方法

   b.一旦、ファイルで保存して、Word文書に挿入する方法 ←この授業で学ぶ方法

この授業では、b.の「ファイルに保存して、Word文書に挿入する方法」を学びます。 なぜなら、ファイルで保存すれば、こんな利点があるからです。
    ・ファイルサイズを小さくする。(画像の表示サイズはもちろん小さくできる)
    ・部分的に切り取る。
    ・色を変える。飾る。
などの編集ができるだけでなく、
    ・後から何度でも取り出して再利用する。
    ・ブログ、ホームページにアップできる。
ということが可能になります。
他の授業でのレポート作成、ゼミ論・卒論の作成で、必ず威力を発揮するテクニックです。 この授業では、Webの画像も、デジカメの画像も、メール添付の画像も、 Excelのグラフ画像も、ペイントの描画像も、クリップアートも ディスプレイ画面も、すべてファイルにして保存してから利用する方法を学びます。

(4)画像ファイルの形式
画像ファイルにはいくつもの形式があります。ファイル形式は保存する時に指定できます。 通常は、JPEG(ジェーペグ)、GIF(ジフ)、BMP(ビットマップ)を 使い分けることができれば十分です。

JPEGファイル(.jpg)
フルカラー(1677万色)が使用できる。写真のように多くの色が使われている自然色の画像、 微妙な色が複雑に使われている画像に向いている。 デジカメ画像やスキャナーで取り込んだ画像は、通常はJPEGで保存するのがよい。 JPEGは非可逆性圧縮ファイル形式なので、保存をするたびに「再圧縮」がかかって 画質が少しずつ劣化する。画像の補正や編集を何度もする場合は、 JPEG画像をいったん画質の劣化がないBMP形式に変換して編集し、 すべて終えたあとにJPEG形式で保存すれば無駄な劣化を防ぐことができる。 JPEGは、Joint Photographic Experts Groupの略。
GIFファイル(.gif)
最大256色までしか使用できない。イラストやアイコンなど色数が少ない画像の保存に向いている。 使用する色数を少なくするほどファイルサイズが小さくなる。圧縮されるが、可逆的なので劣化は少ない。 米国のパソコン通信 CompuServe で画像データを交換するために標準化されたフォーマットである。 GIFには機能を拡張した画像フォーマットとして、背景の色を透明化する透過GIFや、 ジワジワとグラフィックを表示するインターレースGIF、アニメーション表示が可能な アニメーションGIFがある。GIF形式の画像ファイルは、LZW圧縮法で圧縮されている。 このLZW圧縮アルゴリズムは、 Unisys社(米)が1985年に特許を取得しており、 Unisys社とライセンス契約を結んでいないソフトウエアで作成したGIF画像については、 5000ドルの特許使用料を要求される危険もある。従って、特許の関係でフリーソフトには GIF形式を扱えないものが多い。GIFとはGraphics Interchange Formatの略。
BMPファイル(.bmp)
無圧縮なために、ファイル容量が大きい。ホームページには向かない。Windowsの標準画像形式。 BMP形式の画像ファイルは、JPEGかGIFに変換して利用しましょう。変換方法は授業の中で学びます。 BMPはBitMaPの略。
使い分けはその画像ファイルが写真かイラストかで決めるよいでしょう。

  ・写真はJPEG → 写真、CGのような色数の多い画像、グラデーションの高いイラストの保存にはJPEGを選ぶ。
  ・イラストはGIF → 単純な色彩のイラスト、アイコンのような色数の少ない画像の保存にはGIFを選ぶ。

判断がつかない場合は、両方の形式で保存してファイルサイズを確認すればよい。

<参考:その他のファイル形式>
PNG(ピング)
GIF画像でUnisysの特許問題があることから、GIFに代わるフォーマットして定められた。 Internet Explorer 4.0、Netscape Communicator 4.04 以降で対応しているが、 普及にはまだもう少し時間がかかりそう。

TIFF(ティフ)
画質を劣化させることなく圧縮できる。この画像形式にはさまざまなバリエーションがあるため、互換性にやや問題がある。

(5)著作権について
すべての写真、イラストなどの画像には、著作権がある。

<授業内で使用する場合>
 パクってきた画像を利用してもOK。授業での使用ならば、どこからパクってきても著作権法に抵触しない。

<授業外で使用する場合>
 チラシやポスター、カードなどに使用する場合は、注意が必要となる。
 ・無料で素材を提供しているサイトの画像(次の項目で紹介しています)
    → 問題なし
 ・Wordのクリップアート
    → 問題なし
 ・自分が撮影した写真、自分で描いたイラスト
    → 問題なし(ただし、他の人が写っている場合は、写っている本人の承諾が必要)
 ・その他の他人が撮影、作成、描画した画像
    → 問題あり(撮影者、作成者の承諾が必要)

(6)無料でコピーできるサイト
無料で素材を提供しているサイトです。ここにある画像は自由にパクってOKです。

 ヤフー(http://www.yahoo.co.jp/)
     → 左のメニューで「一覧」ボタンをクリック(「Yahoo!サービス」の右にある小さなボタン)
     → 集まる 「ホームページ」
     → 画面の少し下に 「コンピュータとインターネット」
     → カテゴリ 「インターネット」
     → 「グラフィックス、素材」

 300を越えるサイトが紹介されています。楽しい画像やかわいい画像が山ほどあります。


♥ 1.画像データの保存

(1)Webの画像をPCに保存
手順1 コピーしたい画像にマウスの矢印を合わせて「右」クリック
      → すると、メニューが表示されます。
手順2 「名前を付けて画像を保存(S)」を選択
      → すると、「画像の保存」画面が表示されます。
手順3 保存する場所(I)とファイル名(N)を指定
      ・保存する場所(I):リムーバブルディスク(USBフラッシュメモリに保存する場合)
      ・ファイル名(N):お好きなように
手順4 「保存(S)」ボタンをクリック
      → すると、コピーが完了します。

(2)デジカメの画像をPCに保存
手順1 撮影後、デジカメから記録メディアを抜く
     記録メディアの種類
       ・メモリースティック ・コンパクトフラッシュ ・スマートメディア  ・SDメモリーカード など
手順2 記録メディアをアダプターにセット
      → すると、パソコン側でリムーバブルディスクとして読み書き可能になります。
手順3 ハードディスクなどにコピー
      → すると、パソコンで処理が可能になります。

<参考>imation FlashGO-Lite2 約3000円 7種のメディアに対応



出典:イメーション(株) http://www.imation.co.jp/

(3)カメラ付きケータイで撮った画像をPCに保存
手順1 カメラ付きケータイで写真を撮る

手順2 自分のパソコン宛に送信する

手順3 パソコンでメールを受け取る

 ケータイのSDカードなどに保存できれば、(2)の方法でPCに移すこともできる。

(4)メール添付の画像をPCに保存
使用しているメールソフトによって操作方法が異なる。

画面に画像が表示された場合
手順1 コピーしたい画像にマウスの矢印を合わせて「右」クリック
      → すると、メニューが表示されます。
手順2 「名前を付けて画像を保存(S)」を選択
      → すると、「画像の保存」画面が表示されます。
手順3 保存する場所(I)とファイル名(N)を指定
      ・保存する場所(I):リムーバブルディスク(USBフラッシュメモリに保存する場合)
      ・ファイル名(N):お好きなように
手順4 「保存(S)」ボタンをクリック
      → すると、保存が完了します。

(5)Excelのグラフ画像をPCに保存
Excelのグラフをいったんペイントの画面に表示させて保存します。

<Excel側での処理>
手順1 Excelのグラフをクリック
      → すると、外枠に8つの■が表示されます。
        (外枠の少し内側をクリックするのがコツです)
手順2 メニュー 編集()→コピー(
      → すると、外枠の内側に点線の枠が表示されます。

Excel側の処理はこれで終わり。次に、ペイントでの作業に移ります。

<ペイント側での処理>
手順1 ペイントの起動
        プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順2 メニュー 編集()→貼り付け(
      → すると、グラフが表示されます。
手順3 メニュー ファイル()→名前を付けて保存(
      → すると、「画像の保存」画面が表示されます。
手順4  保存する場所(I)、ファイル名(N)、ファイルの種類(T)を指定
      ・保存する場所(I):リムーバブルディスク(USBフラッシュメモリに保存する場合)
      ・ファイル名(N):お好きなように
      ・ファイルの種類(T):GIF(*.GIF)(グラフはGIF形式で保存した方がきれいでファイルサイズも小さい)
手順5 「保存(S)」ボタンをクリック
      → すると、「この形式に保存すると、色情報の一部が失われる可能性があります。続行しますか?」のメッセージが表示されます。
手順6 「はい(Y)」ボタンをクリック
      → すると、保存が完了します。

<参考>あるグラフのファイル容量
◎GIF形式で保存すると→10KB
△JPEG形式で保存すると→34KB
×BMP形式で保存すると→190KB

(6)ペイントで描画してPCに保存
手順1 ペイントを起動する。
      「スタート」→プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順2 絵を描く。

(ここで小技)
@できる限り余分な余白を失くすために、絵を画面の左上に移動させる。
    ・「選択」ボタンを使うとよい。
Aペイント画面の白いエリアをドラッグして絵が入るだけのギリギリのサイズにします。

(コツ)
風景のようにいくつものアイテムからなる絵は、 アイテムごとに保存して、部品として使うとよい。
例えば、天気のよい花畑に蝶が飛んでいる絵 → 太陽、花、蝶 を別々に描いて、別々に保存する。

手順3 メニュー ファイル()→名前を付けて保存(
      → すると、「画像の保存」画面が表示されます。
手順4  保存する場所(I)、ファイル名(N)、ファイルの種類(T)を指定
      ・保存する場所(I):リムーバブルディスク(USBフラッシュメモリに保存する場合)
      ・ファイル名(N):お好きなように
      ・ファイルの種類(T):GIF(*.GIF)
手順5 「保存(S)」ボタンをクリック
      → すると、「この形式に保存すると、色情報の一部が失われる可能性があります。続行しますか?」のメッセージが表示されます。
手順6 「はい(Y)」ボタンをクリック
      → すると、保存が完了します。

<参考>あるペイント描画のファイル容量
◎GIF形式で保存すると→22KB
△JPEG形式で保存すると→50KB
×BMP形式で保存すると→1349KB

(7)クリップアートをPCに保存
Word文書のクリップアートをいったんペイントの画面に表示させて保存します。

<Word側での処理>
手順1 Word画面でクリップアートを表示する。

手順2 表示されたクリップアートで「右」クリックする。
        → ポップアップメニューが表示されます。

手順4 「コピー(C)」を選択
        → 画面は変化しません。
Word側の処理はこれで終わり。

<ペイント側での処理>
手順1 ペイントの起動
        プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順2 メニュー 編集()→貼り付け(
      → すると、クリップアートが表示されます。

        (このときに小技)クリップアートのキャンパスを小さくしておいて、貼り付ける。
                   余分な余白がなくなる(^_^)

手順3 メニュー ファイル()→名前を付けて保存(
      → すると、「画像の保存」画面が表示されます。
手順4  保存する場所(I)、ファイル名(N)、ファイルの種類(T)を指定
      ・保存する場所(I):リムーバブルディスク(USBフラッシュメモリに保存する場合)
      ・ファイル名(N):お好きなように
      ・ファイルの種類(T):JPEG(*.JPG,*.JPEG,*.JPE,*.JFIF)
手順5 「保存(S)」ボタンをクリック
      → すると、保存が完了します。

<参考>あるクリップアートのファイル容量
△GIF形式で保存すると→16KB(しかも、画質が荒くなる)
◎JPEG形式で保存すると→8KB

(8)ディスプレイ画面をPCに保存
この方法を使えば、印刷機能がないゲーム画面でも、Windows画面でも何でも 印刷ができるというチョー裏わざです。

手順1 キーボードの PrintScreenキー を押す。(パソコンの機種によっては、PrtScキーと書かれています)
      →すると、画面は何も変化しませんが、画面がメモリにコピーされます。
        PrintScreenキーは、キーボードの右上にあります。
手順2 ペイントの起動
        プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順3 メニュー 編集()→貼り付け(
      →すると、ペイントにディスプレイ画面が貼り付けられます。
手順4  保存する場所(I)、ファイル名(N)、ファイルの種類(T)を指定
      ・保存する場所(I):リムーバブルディスク(USBフラッシュメモリに保存する場合)
      ・ファイル名(N):お好きなように
      ・ファイルの種類(T):JPEG(*.JPG,*.JPEG,*.JPE,*.JFIF)
手順5 「保存(S)」ボタンをクリック
      → すると、保存が完了します。

<参考>ある画面のファイル容量
△GIF形式で保存すると→304KB(しかも、画質が荒くなる)
○JPEG形式で保存すると→78KB

(9)雑誌などの紙面をPCに保存
スキャナーを使ってパソコンに取り込みます。



♥ 2.画像ファイルの操作


(1)画像のファイル形式、ファイルサイズを調べる
手順1 画像が入っているウインドウを表示させる。

手順2 メニュー 表示(V)→ 詳細(D)
      → すると、ファイルの種類やファイルサイズが表示されます。
(2)画像ファイルのサイズダウン
画像のサイズが無駄に大きいと、こんな不都合があります。
・メール添付で送る時に時間がかかる。
・画面に100%表示にした時に画面からはみ出す。
・保存するとディスク容量を無駄に占有する。
・WindowsやWordがフリーズしやすくなる。
だから、必要以上に大きい画像は考え物です。 パソコンのディスプレイ画面に表示させた時のサイズの画像が必要なのかどうかを よ〜く考えてデジカメを買いましょう。
実は、デジカメの性能は、100万画素(100万ピクセル、1メガピクセル)もあれば、 ホームページや写真印刷や、ポストカード利用に十分なのです。 メーカーの商戦に乗せられて無駄な性能を買ってしまうと、画像ファイルが大きくなって、 ハードディスクを無駄に使うし、写真画像をもらった相手も迷惑します。
100KB(キロバイト)くらいのサイズだと、画面上でも写真のサービスサイズくらいの 大きさだし、メール添付しても迷惑になりません。 ちなみに、200万画素のデジカメで撮った写真のファイル容量は、約400KBです。 ディスプレイ画面からはみ出て、表示しきれません。

サイズ変更は画像を扱うソフトであれば大抵できますが、授業ではPicture Manager(またはPhoto Editor)を使います。
Picture Manager:Microsoft社Office 2003以降がインストールされた パソコンに入っています。
Photo Editor:Microsoft社Office 2002がインストールされた パソコンに入っています。もしも、インストールされていなければ、 CD-ROMから追加インストールできます。

◆Picture Managerを使う場合

自宅でPicture Managerを使用する前に、1回だけ次の設定をする。
大学のパソコン室では不要である。
●Picture Managerで処理できる画像の形式を設定●(Ver.によっては不要)
手順1 「スタート」→プログラム(P)→Microsoft Office→Microsoft Officeツール→Microsoft Office Picture Manager
      → すると、Picture Managerが起動されます。
手順2 ツール→ファイルの種類 をクリック
      → すると、「ファイルの種類」画面が表示されます。
手順3 JPEG、GIF、BMPにチェックを入れて「OK」ボタン(PNGを追加してもよし)
        → すると、「ファイルの種類」画面が消えます。
手順4 Picture Managerを終了する。
      → すると、次回から画像ファイルをクリックするとPicture Managerが起動されるようになります。

●画像処理のソフトにPicture Managerを指定●
手順1 「スタート」→コントロールパネル(C)→フォルダオプション
      → すると、「フォルダオプション」画面が表示されます。
手順2 「ファイルの種類」のタグをクリック
      → すると、「登録されているファイルの種類」が表示されます。
手順3 拡張子「JPEG」をクリック
        → すると、割り当てられているソフトが表示されます。
手順4 「変更」ボタンをクリック
      → すると、「ファイルを開くプログラムの選択」画面が表示されます。
手順5 「Picture Manager」をクリック
        「□この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」にチェック
        「OK」ボタンをクリック
      → すると、「フォルダオプション」画面に戻ります。
手順6 「閉じる」ボタンをクリック
      → すると、指定が完了しました。

大学のパソコン室ではPicture Managerを使用する前に次の設定をする。
たぶん、1回やっておけば、次回からは不要のはず。
●Picture Managerに画像へのショートカットを追加●
手順1 「スタート」→プログラム(P)→Microsoft Office→Microsoft Officeツール→Microsoft Office Picture Manager
      → すると、Picture Managerが起動されます。
手順2 画面右上の「画像へのショートカットを追加」をクリック
        → すると、「画像へのショートカットを追加」画面が表示されます。
手順3 画像ファイルがあるフォルダを指定して「追加(A)」ボタンをクリック
      → すると、画像が表示されます。
これでOKです。


では、サイズダウンをやりましょう!

手順1 「スタート」→プログラム(P)→Microsoft Office→Microsoft Officeツール→Microsoft Office Picture Manager
      → すると、Picture Managerが起動されます。
手順2 処理対象の画像をクリック
        → すると、選んだ画像が大きくが表示されます。
手順3 「画像の編集(I)」ボタンをクリック
        → すると、画面の右に「画像の編集」メニューが表示されます。
手順4 「サイズ変更」をクリック
      → すると、「サイズ変更」メニューが表示されます。
手順5 「拡大または縮小率」の▼をクリック
      → すると、%が小さくなる。
手順6 「OK」ボタンをクリック
      → すると、画像が縮小されます。画面上の「○○%」にも注目。
手順7 「上書き保存」ボタンをクリック
      → (元のサイズを残したければ「名前を付けて保存」する)

これで出来上がり!

◆Photo Editorを使う場合

手順1 「スタート」→プログラム(P)→Microsoft Officeツール→Microsoft Photo Editor
      → すると、PhotoEditorが起動されます。
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの種類(T)に「すべてのグラフィックファイル」を選択
      → すると、すべてファイルが表示されます。
手順4 ファイルを指定して「開く(O)」ボタンをクリック
      → すると、画面に画像が表示されます。
手順5 メニュー イメージ(I)→サイズ変更(I)
        → すると、「サイズ変更」画面が表示されます。
手順6 %を変更する。

手順7 「OK」ボタンをクリック
      → すると、画面サイズが変更されます。

(3)JPEG形式、GIF形式、BMP形式の相互変換
★GIF形式の画像は名刺ソフト(ラベル屋さん)で読み込めません。→JPEG形式に変換しましょう。
★BMP形式の画像はファイルサイズが無駄に大きいです。→JPEG形式かGIF形式に変換しましょう。

◆ペイントを使う場合

手順1 ペイントを起動する。
      「スタート」→プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの種類(T)に「すべてのピクチャファイル」を選択
      → すると、すべてファイルが表示されます。
手順4 ファイルを指定して「開く(O)」ボタンをクリック
      → すると、画面に画像が表示されます。
手順5 メニュー ファイル(F)→名前を付けて保存(A)
      → すると、「名前を付けて保存」画面が表示されます。
手順6 「ファイルの種類(T)」を選択
      ・JPEG形式に変換:JPEG(*.JPG,*.JPEG,*.JPE,*.JFIF)
      ・GIF形式に変換:GIF(*.GIF)
      ・BMP形式に変換:BMP形式(*.bmp)
手順7 「保存(S)」ボタンをクリック
      → すると、保存されます。

◆Picture Managerを使う場合

残念ながら、機能がありませんm(_ _)m

◆Photo Editorを使う場合

手順1 「スタート」→プログラム(P)→Microsoft Officeツール→Microsoft Photo Editor
      → すると、PhotoEditorが起動されます。
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの種類(T)に「すべてのグラフィックファイル」を選択
      → すると、すべてファイルが表示されます。
手順4 ファイルを指定して「開く(O)」ボタンをクリック
      → すると、画面に画像が表示されます。
手順5 メニュー ファイル(F)→名前を付けて保存(A)
      → すると、「名前を付けて保存」画面が表示されます。
手順6 「ファイルの種類(T)」を選択
      ・JPEG形式に変換:JPEG形式(*.jpg,*.jpeg)
      ・GIF形式に変換:GIF形式(*.gif)
手順7 「保存(S)」ボタンをクリック
      → すると、保存されます。


♥ 3.画像データの編集

(1)画像の反転・回転
画像の反転・回転は画像を扱うソフトであれば大抵できます。

◆ペイントを使う場合

手順1 ペイントを起動する。
      「スタート」→プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの種類(T)に「すべてのピクチャファイル」を選択
      → すると、すべてファイルが表示されます。
手順4 ファイルを指定して「開く(O)」ボタンをクリック
      → すると、画面に画像が表示されます。
手順5 メニュー 変形(I)→反転と回転(F)
      → すると、「反転と回転」画面が表示されます。
手順6 反転や回転方向を指定
      ・水平方向:左右が反転する。
      ・垂直方向:上下が反転する。
      ・角度指定:90°、180°、270°回転する。
手順7 「OK」ボタンをクリック
      → すると、画像が反転・回転します。

◆Picture Managerを使う場合

手順1 画像ファイルをダブルクリック
      → すると、Picture Managerが起動されます。
手順2 「画像の編集(I)」ボタンをクリック
        → すると、画面の右に「画像の編集」メニューが表示されます。
手順3 「回転と反転」をクリック
      → すると、「回転と反転」メニューが表示されます。
手順4 回転や反転を選んでクリック
      → すると、画像が回転や反転します。
手順5 「上書き保存」ボタンをクリック
      → (元のサイズを残したければ「名前を付けて保存」する)

◆Photo Editorを使う場合

Photo Editorでは回転はできますが、反転はできません。

手順1 「スタート」→プログラム(P)→Microsoft Officeツール→Microsoft Photo Editor
      → すると、Photo Editorが起動されます。
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
      → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの場所とファイル名を選んで OK
      → すると、画像が読み込まれます。
手順4 「90°回転」ボタンをクリック
      → すると、画像が時計回りに90°回転します。

(2)トリミング(切り取り)
画像を部分的に切り取ることをトリミングと言います。 別れた男とのツーショット写真は、トリミングで処理しちゃいましょう。
授業ではPicture Managerまたはペイントを使います。 Photo Editorのトリミング機能は使いにくいですよ。

◆Picture Managerを使う場合

手順1 画像ファイルをダブルクリック
      → すると、Picture Managerが起動されます。
手順2 「画像の編集(I)」ボタンをクリック
        → すると、画面の右に「画像の編集」メニューが表示されます。
手順3 「トリミング」をクリック
      → すると、「トリミング」メニューが表示されます。
手順4 画像の上下左右に表示されたガイドをドラッグ
      → すると、切り捨てられる部分が半透明で表示されます。
手順5 「OK」ボタンをクリック
      → すると、切り取られた部分だけが表示されます。
手順6 「上書き保存」ボタンをクリック
      → (元のサイズを残したければ「名前を付けて保存」する)

◆ペイントを使う場合

手順1 ペイントを起動する。
      「スタート」→プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの種類(T)に「すべてのピクチャファイル」を選択
      → すると、すべてファイルが表示されます。
手順4 ファイルを指定して「開く(O)」ボタンをクリック
      → すると、画面に画像が表示されます。
手順5 選択ボタン(四角い点線の絵)をクリック
      → すると、マウスの形が「+」に変わります。
手順6 切り取りたい部分をドラッグして四角に囲む。
      → すると、選択範囲が点線で囲まれます。
        選択ボタンを押せば、何度でもやり直せます。
手順7 メニュー 編集(E)→コピー(C)
      → すると、画面は変化しません。
手順8 メニュー ファイル(F)→新規(N)
      → すると、「変更を保存しますか」のメッセージが表示されます。
手順9 「いいえ(N)」をクリック
      → すると、画像がクリアされて新しい画面になります。
手順10 メニュー 編集(E)→貼り付け(P)
      → すると、選択範囲だけの画像になります。

(3)画像に落書き
プリクラのように画像に文字を書き加えたり、落書きしたりができます。

手順1 ペイントを起動する。
      「スタート」→プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの種類(T)に「すべてのピクチャファイル」を選択
      → すると、すべてファイルが表示されます。
手順4 ファイルを指定して「開く(O)」ボタンをクリック
      → すると、画面に画像が表示されます。
手順5 ペイントの機能を使って落書き
       「鉛筆」「ブラシ」「エアブラシ」「塗りつぶし」が使えます。
       「消しゴム」で部分的に消すこともできます。

(4)色調の調整
◆Picture Managerを使う場合


◆色合いや鮮やかさ

手順1 画像ファイルをダブルクリック
      → すると、Picture Managerが起動されます。
手順2 「画像の編集(I)」ボタンをクリック
        → すると、画面の右に「画像の編集」メニューが表示されます。
手順3 「色」をクリック
      → すると、「色」メニューが表示されます。
手順4 色合いや鮮やかさの設定を操作
      → すると、画像の色合いや鮮やかさが変化します。
手順5 「上書き保存」ボタンをクリック
      → (元のサイズを残したければ「名前を付けて保存」する)

◆明るさとコントラスト

手順1 画像ファイルをダブルクリック
      → すると、Picture Managerが起動されます。
手順2 「画像の編集(I)」ボタンをクリック
        → すると、画面の右に「画像の編集」メニューが表示されます。
手順3 「明るさとコントラスト」をクリック
      → すると、「明るさとコントラスト」メニューが表示されます。
手順4 明るさとコントラストの設定を操作
      → すると、画像の明るさとコントラストが変化します。
手順5 「上書き保存」ボタンをクリック
      → (元のサイズを残したければ「名前を付けて保存」する)

◆Photo Editorを使う場合

手順1 「スタート」→プログラム(P)→Microsoft Officeツール→Microsoft Photo Editor
      → すると、PhotoEditorが起動されます。
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの種類(T)に「すべてのグラフィックファイル」を選択
      → すると、すべてファイルが表示されます。
手順4 ファイルを指定して「開く(O)」ボタンをクリック
      → すると、画面に画像が表示されます。
手順5 メニュー イメージ(I)→調整(B)
      → すると、「イメージの調整」画面が表示されます。
手順6 明るさ、コントラストの調整

手順7 「OK」ボタンをクリック
      → すると、色調が変更されます。

(5)色の変更
イラストや描画など単色で描かれた絵に効果があります。

手順1 ペイントを起動する。
      「スタート」→プログラム(P)→アクセサリ→ペイント
手順2 メニュー ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの種類(T)に「すべてのピクチャファイル」を選択
      → すると、すべてファイルが表示されます。
手順4 ファイルを指定して「開く(O)」ボタンをクリック
      → すると、画面に画像が表示されます。
手順5 「塗りつぶし」ボタンをクリック
      → すると、マウスの形がペンキ缶に変わります。
手順6 ペンキの色を画面下のパレットで指定

手順7 画像の色を変えたい部分でクリック
      → すると、色が塗り変わります。

(6)背景の透明化
ホームページで使用する際は、画像の背景を透明化するとよい。
背景を透明化していない画像 背景を透明化した画像

指定された色だけが透明化するので、 イラストや描画などで背景が単色ならば透明化ができます。 しかし、複数の色や中間色が背景にある画像、例えば写真などは、 そのままでは透明化ができません。前処理が必要になるので、 希望者は先生に尋ねて下さい。

◆Picture Managerを使う場合

残念ながら、機能がありませんm(_ _)m
GIF形式ファイルの圧縮方式には特許権があるので、 Picture Managerが入っているOfiice 2003から、機能を削除したようだ。

◆Photo Editorを使う場合

手順1 「スタート」→プログラム(P)→Microsoft Officeツール→Microsoft Photo Editor
      → すると、PhotoEditorが起動されます。
手順2 ファイル(F)→開く(O)
        → すると、「開く」画面が表示されます。
手順3 ファイルの場所とファイル名を選んで OKボタン
      → すると、画像が読み込まれます。
手順4 「透明色に変更」ボタンをクリック
      → すると、マウスの矢印の形が変わります。
手順5 画像の背景部分をクリック
      → すると、「透明色に変更」画面が表示されます。
手順6 「OK」ボタンをクリック
      → すると、背景部分が透明になります。

白色の背景を透明化すると、チェック模様で表示されますが、 そのまま保存しましょう。

【背景の透明化】
Photo Editorにあった背景の透明化の機能が、Picture Managerになって削除された。 「ペイント」にも機能がない。GIF形式の画像は特許が関係するので、 アプリケーション(ソフトウエア)は扱いを慎重にしているようだ。

(では、どうしたらいいだろう?)
方法その1
 Word文書上で透明化することはできる。方法は「4.文書上での編集」の (8)に示している。ただし、背景が透明化された画像として保存はできない。

方法その2
 Photo Editorが入っているパソコンを使って透明化し、保存する。一旦、透明化して保存すれば、 どのパソコンに持って行っても透明化されたままだ。

方法その3
 ネットで透明化になっている画像を見つけて、パソコンに保存する。

方法その4
 画像のバックを背景と同じ色で塗りつぶす。「ペイント」が使える。

方法その5
 画像処理専用のソフトを購入する。
 例えば、
  ・Adobe PhotoshopElements(有料)
  ・Illustrator(有料)
  ・Paint Shop(有料)

方法その6
 フリーソフトという手もある。
 例えば、
  ・GIMP for Windows(無料、フリーソフト)
  ・Seamew(無料、フリーソフト)PNG/BMP/JPEG各形式の画像に対応

◆Adobe Photoshop CSを使う場合

手順1 スタート→プログラム→Adobe Photoshop CS
     → Photoshopが起動されて、「スタートアップスクリーン」画面が表示されます。
手順2 「閉じる」をクリック
     →「スタートアップスクリーン」画面が消えます。
手順3 「ファイル」→「開く」
     →「開く」画面が表示されます。
手順4 背景を透明にしたい画像を選択して、「開く」ボタンをクリック
     →画像が画面に表示されます。
手順5 「イメージ」→「カンバスサイズ」をクリック
     →「カンバスサイズ」画面が表示されます。
手順6 ファイルの「幅」「高さ」「単位」をメモしておく。
手順7 画面左側のツールから「自動選択ツール」(上から2番目)をクリック
手順8 画面上のツールバーの値を設定する。
      ・許容値:1
      ・アンチエイリアス:チェックを外す。
     ※許容値・アンチエイリアスに関しては画像により自由に調節して構わない。
手順9 透明したい部分をクリックする
     → 画像全体に点線が表示されます。
手順10 メニュー「選択範囲」→「選択範囲を反転」をクリック
     → 画像部分に点線が表示されます。
手順11 メニュー「編集」→「コピー」をクリック
     → 画面の表示は変わりません。
手順12 メニュー「ファイル」→「新規」をクリック
     → 「新規」画面が表示されます。
手順13 メモしておいたサイズを幅・高さに入力して「OK」ボタンをクリック
       ・幅:メモしておいたサイズ
       ・高さ:メモしておいたサイズ
       ・カンバスカラー:「透明」
     → 「名称未設定」画面が表示されます。
手順14 メニュー「編集」→「ペースト」をクリック
     → 新しい画面に画像がコピーされます。
手順15 メニュー「ファイル」→「web用に保存」をクリック
     → 「web用に保存」画面が表示されます。
手順16 プリセットに設定
       ・ファイルの種類:GIF
       ・透明部分:チェックを入れる。
       ・その他は変更なし
手順17 「保存」ボタンをクリック
     →「最適化ファイルを別名で保存」画面が表示されます。
手順18  ファイル名を入力して「保存(S)」ボタンをクリック
     → 「保存されるファイルの中に…」のメッセージが表示される。
手順19 「OK」ボタンをクリック
     → もとの画面に戻ります。
手順20 Adobe Photoshop CSを終了する。


■ 4.文書上での編集

(1)Word文書への貼付け
ホームページからWord文書に直接コピペ(コピー&ペースト)をするという 簡単な方法もあります。しかし、画像ファイルが自分の記録メディアに 保存されていないと、編集したり再利用するといった応用ができません。 授業では、記録メディアに保存する方法を説明してきました。 ここでは記録メディアに保存された画像をWord文書に貼り付ける方法を説明します。

手順1 Word文書画面にする
手順2 メニュー「挿入(I)」→「図(P)」→「ファイルから(F)」を選択
      → すると、「図の挿入」画面が表示されます。
手順3 ファイルの場所(I): を指定
      ・画像がUSBフラッシュメモリにある場合: リムーバブルディスクを選択
      ・画像がフロッピーにある場合: 3.5インチFDを選択
手順4 画像ファイルをクリック
      → すると、右画面に縮小表示されます。
手順5 「挿入(S)」ボタンをクリック
      → すると、Word文書画面に貼り付けらます。

このままでは画像の利用に制限があります。画像を移動させたり、 画像の横に文字を入力したい場合は、次の「文字の回りこみ」の 処理を行いましょう。
(2)文字の回りこみ
 Word文書に貼り付けただけでは、画像の利用に次のような制限があります。
  ・画像サイズの変更 → ○(できる)
  ・画像の左揃え・中央揃え・右揃え → ○(できる)
  ・画像の位置を自由に移動 → ×(できない)
  ・画像の横に文字の入力 → ×(できない)

レポートや卒論ではグラフ、図、写真などの画像を移動させたり、 画像の横に文字を入れることがあります。そんな時は、 次の設定をすれば、画像の移動や文字入力ができるようになります。

手順1 Wordに貼り付けた画像にマウスの矢印を合わせて「右」クリック
      → すると、メニューが表示されます。
手順2 「図の書式設定(I)」または「オブジェクトの書式設定」を選択
      → すると、「図の書式設定」画面が表示されます。
手順3 「レイアウト」のタグをクリック
      → すると、「折り返しの種類と配置」が表示されます。
手順4 「四角(Q)」を選択
      → すると、「四角(Q)」が太枠になります。
手順5 「OK」ボタンをクリック
      → すると、Word文書画面に戻ります。

 こうしておけばしめたもの。画像の位置移動や画像の横に文字入力が 自由自在になります。
(参考)画像をダブルクリックすると、手順1、手順2が同時に処理されます。
(3)画像の移動
「(2)文字の回りこみ」を行なえば、画像はドラッグ、もしくは矢印キーで 移動させることができます。
(4)画像位置の微調整
 次のように設定すると、画像・描画の位置を微調整できるようになります。

手順1 図形描画のメニューバーを表示する。
手順2 図形の調整(R)→グリッド(I) をクリック
      → すると、「グリッド」画面が表示されます。
手順3 次のように設定する。
      ・「図形オブジェクトをグリッド線に合わせる」のチェックマークを外す。
手順4 OKボタン をクリック
      → すると、Word文書画面に戻ります。

画像はクリックした後、矢印キーで移動させると位置の微調整ができます。
(5)画像をハート型にする
図形描画「オートシェイプ」を使う前に、余計な描画キャンパスが表示されないように設定しておく

手順1 Word文書画面の「ツール」→「オプション」をクリック
      → すると、「オプション」画面が表示される。
手順2 「全般」のタグをクリック
      → すると、「全般オプション」画面が表示される。
手順3 「オートシェイプの挿入時、自動的に新しい描画キャンパスを作成する(C)」のチェックを外す
      → すると、□のチェックマークが消えます。
手順4 「OK」ボタンをクリック
      → すると、Word文書画面に戻ります。


手順1 図形描画「オートシェイプ」→「基本図形」のハートをクリック
      → すると、カーソルの形が + に変わります。
手順2 Word文書でドラッグ
      → すると、ハートが描かれます。
手順3 描いたハートをクリック
      → すると、ハートの周りに8つの○が表示されます。
手順4 画面下「塗りつぶしの色」の右側の▼をクリック
      → すると、メニューが表示されます。
手順5 「塗りつぶし効果」をクリック
      → すると、「塗りつぶし効果」画面が表示されます。
手順6 「図」のタグをクリック
      → すると、図の画面が表示されます。
手順7 「図の選択」をクリック
      → すると、「図の選択」画面が表示されます。
手順8 画像を選択して「挿入」ボタンをクリック
      → すると、図の画面に戻ります。
手順9 「OK」ボタンをクリック
      → すると、Word文書画面に戻ります。

(ハートの輪郭をなくすには)
「線の色」の右側にある▼をクリックし、「線なし」を選べばOK

(ハート以外の形もできる)
手順1で好きな形を選ぶことができます。
(6)画像の一部を半透明にする


手順1 図形描画の「四角形」をクリック
      → すると、カーソルの形が + に変わります。
手順2 画像の上でドラッグ
      → すると、四角が描かれます。
手順3 描いた四角をダブルクリック
      → すると、「オートシェイプの書式設定」画面が表示されます。
手順4 「色と線」のタグをクリック
      → すると、塗りつぶしに関する情報が表示されます。
手順5 次のように設定する。
          ・「透過性」を50%にする。
          ・線の色を「線なし」にする。
手順6 「OK」ボタンをクリック
      → すると、四角が半透明になります。

(四角以外の形もできる)
手順1で好きな形を選ぶことができます。

Wordの弱点
画面下のアイコン「塗りつぶし」→「塗りつぶし効果」→「グラデーション」を施した部分に、さらに半透明を設定した場合
  ↓
画面上では半透明に見えますが、印刷すると透過性が0%になっています。 グラデーションと透過性は同時に使えません。
(7)画像の前後関係を変える
Word文書に2つの画像を挿入したとき、画像が別の画像の後ろ側に表示されることがあります。 後ろ側の画像を前に出したり、前の画像を後ろにまわしたりする方法です。

手順1 表示順を変えたい画像で「右」クリック
      → すると、メニューが表示されます。
手順2 順序(R)を選択
      → すると、「最前面へ移動」などのメニューが表示されます。
手順3 表示位置を指定
      → すると、画像の前後関係が変わります。
(8)背景の透明化
Word文書上の画像の背景を透明化します。

手順1 対象の画像の上で右クリック
      → すると、メニューが表示されます。
手順3 「[図]ツールバーの表示」をクリック
      → すると、[図]ツールバーが表示されます。
手順4 [図]ツールバーの右から2つ目「透明な色に設定」をクリック
      → すると、マウスポインタの形がエンピツに変わります。
手順5 画像の背景部分でクリック
      → すると、画像の背景が透明になります。

背景として指定された色がすべて透明になります。例えば、背景色が白だった場合には、 画像の白色の部分がすべて透明になります。

この透明化は、GIF形式、JPEG形式、BMP形式の画像ファイルに有効です。
ただし、「(5)画像をハート型にする」で処理された画像は、透明化できません。
(9)背景一面に画像を繰り返して貼り付ける(その1)
◆◆まず、大きな四角を描いて、その中を画像で塗りつぶします。◆◆

手順1 図形描画「オートシェイプ」→「基本図形」の四角をクリック
      → すると、「描画をここに作成する」が表示されるのでDeleteキーで消す。
手順2 Word文書で入力可能範囲に端から端までドラッグ
      → すると、大きく四角が描かれます。
手順3 描いた四角をクリック
      → すると、四角の周りに8つの○が表示されます。
手順4 「塗りつぶしの色」の右側の▼をクリック
      → すると、メニューが表示されます。
手順5 「塗りつぶし効果」をクリック
      → すると、「塗りつぶし効果」画面が表示されます。
手順6 「テクスチャ」のタグをクリック
      → すると、テクスチャの画面が表示されます。
手順7 「その他のテクスチャ(O)」をクリック
      → すると、「テクスチャの選択」画面が表示されます。
手順8 画像を選択して「挿入」ボタンをクリック
      → すると、図の画面に戻ります。
手順9 「OK」ボタンをクリック
      → すると、Word文書画面に戻ります。

◆◆そして、画像を背景に設定します。◆◆

手順10 色の付いた四角をダブルクリック
      → すると、「オートシェイプの書式設定」画面が表示されます。
手順11 「レイアウト」のタグをクリック
      → すると、「折り返しの種類と配置」画面が表示されます。
手順12 「折り返しの種類と配置」の背面(B)をクリック
      → すると、背景(B)が太枠表示されます。
手順13 「OK」ボタンをクリック
      → すると、Word文書画面に戻ります。

(四角の輪郭をなくすには)
画面下「線の色」の右側にある▼をクリックし、「線なし」を選べばOK

(10)背景一面に画像を繰り返して貼り付ける(その2)
★注意★この方法で貼り付けた画像は、画面には表示されますが、印刷はされません。

手順1 メニュー「書式(O)」→「背景(K)」→「塗りつぶし効果(F)」
      → すると、「塗りつぶし効果」画面が表示されます。
手順2 「テクスチャ」のタグをクリック
      → すると、テクスチャ画面が表示されます。
手順3 「その他のテクスチャ(O)」ボタンをクリック
      → すると、「テクスチャの選択」画面が表示されます。
手順4 画像を選択して「挿入(S)」ボタンをクリック
      → すると、テクスチャ画面に戻ります。
手順5 「OK」ボタンをクリック
      → すると、背景一面に画像が表示されます。

Word文書の背景いっぱいに画像を広げる時、 次の方法で行うと印刷できないことがあります。 おそらく、Wordの障害です。

<印刷不能となる描き方>

手順1 Word文書上に図形描画で四角を描く
手順2 塗りつぶし効果で図を入れる
手順3 図をドラッグして引き伸ばす

<正しくは、次のようにします>

手順1 メニュー「挿入」→「図」→「ファイルから」で図を入れる
手順2 図を右クリック→書式設定→レイアウト→背面(B)→OK
手順3 図をドラッグして引き伸ばす