社員10名の部署があった この部署の1人の生産性は7である。 ここに1名を増員することになった。 最終選考に2人が残った。 秀才A君と凡才B君だ。 生産性(仕事能力)は、A君が9、B君が5である。 どちらを採用するか? 経営者は、自動的にA君を選ぶ、ことはしない。 組織全体を見ているからだ。 A君が自分勝手で人に配慮できないタイプならば、 真面目で明るいB君の方が有力候補となる。 組織全体で考える <A君を採用した場合> ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ← ●●●●●●●●●A ⇒⇒⇒ ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●A A君を加えたことで部署がギクシャクし、 一人当たりの生産性が7から6に落ちた。 部署全体の生産性は、計70→69 となる。 <B君を採用した場合> ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ← ●●●●●B ⇒⇒⇒ ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●● ●●●●●B B君を加えたことで部署が和やかになり、 一人当たりの生産性が7から8に上がった。 部署全体の生産性は、計70→85 となる。 ▼ 凡才B君に軍配が上がる。
この部署の1人の生産性は7である。 ここに1名を増員することになった。 最終選考に2人が残った。 秀才A君と凡才B君だ。 生産性(仕事能力)は、A君が9、B君が5である。
経営者は、自動的にA君を選ぶ、ことはしない。 組織全体を見ているからだ。 A君が自分勝手で人に配慮できないタイプならば、 真面目で明るいB君の方が有力候補となる。