研究内容 


 医療の進歩によって様々な病気が治療可能になり私達は長生きできるようになりましたが、それと裏腹に、高齢になるとかかる病気が問題となってきました。アルツハイマー病などの認知症もそのひとつです。当研究室では、「記憶に関係する脳の仕組みを解き明かし、認知症などの記憶障害を治す薬を創り出すこと」を目標に、薬理学的・生理学的研究を行っています。
 具体的な研究内容は次の3つです。

1.記憶の分子メカニズムと記憶改善薬の探索
 脳の中で「海馬」と呼ばれる部分では、強い情報の入力があると信号の伝わり方が変化して痕跡が残ります。この現象はLTPと呼ばれ、記憶を作るのに必要なステップと考えられています。当研究室では、海馬LTPを促進する薬を見つけ出して、それを認知症の治療に役立てようと研究しています。
 
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2.感情が記憶を左右するメカニズムの研究
 私達は特に嬉しかった出来事や怖い体験などはよく覚えているものです。つまり感情によって記憶形成が高められるのです。当研究室では、脳の中で感情を司る「扁桃体」と記憶形成を行う「海馬」の神経連絡に注目し、感情と記憶の関係を研究しています。
 
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3.アルツハイマー病発症機構の解明
 アルツハイマー病は、海馬などの特定脳領域にアミロイドβ蛋白という毒が蓄積して発症すると考えられています。当研究室では脳細胞に対するアミロイドβ蛋白の作用を解析することによって、アルツハイマー病発症の分子機構を解明しようとしています。
 
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 また、上記の研究以外にも、企業と提携して広く「疾患治療に役立つ薬の研究」も行っています。現在、クチナシの薬効研究、南天実の薬効研究などを行っています。
 
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