御挨拶


本シンポジウムは1973年に「生体成分の分析化学シンポジウム」として発足し、2001年の第14回より「バイオメディカル分析科学シンポジウム(BMAS)」と名称を改め、今年度、第32回を迎える伝統ある会です。本シンポジウムは、病気の診断と治療を目的としたバイオメディカル分野において、伝統的な臨床化学や病態解析としてのバイオイメージング、創薬研究における薬物動態、さらに新しい分離技術の開発などといった最先端研究に携わる産官学の研究者や学生が議論する貴重な機会です。私自身も学生時代より本シンポジウムに参加し、貴重な経験をさせて頂きました。

第32回本シンポジウムは、2019年8月23日(金)から24日(土)の2日間、武蔵野大学において“異分野融合を目指す分析科学”をテーマとして開催いたします。特別講演2件とシンポジウム3件、そして一般講演(口頭およびポスター)を予定しています。また、学生・若手研究者を対象とした研究奨励賞(星野賞)の授与も予定しております。これからの医療に貢献する分析科学を模索し、発展する場として本シンポジウムが実りあるものになることを期待しております。皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

第32回バイオメディカル分析科学シンポジウム
実行委員長 
武蔵野大学薬学部教授
川原 正博