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■アーチの森2016
木造の仮設建築物を設計・制作・施工をおこなうプロジェクト。2016年度武蔵野大学の学園祭である第49回摩耶祭において作品の展示をおこなった。来場者・受験生に学生祭全体のPRを演出することが求められ、会場のメインアプローチである噴水広場が展示サイトとなった。
全体的に緩やかなアーチ状の形状を形成し、キャンパスを訪れた人々を迎え入れ、建築に寄り添って人々が佇む場所を生み出している。20mm×100mmのパイン材を、縦と横に直交させる方向へ交互に積層させることにより全体を構成。それによりアーチに正対する面は透けて繋がるサーフェスを形成し、側面側は木のテクスチャーを感じることができる壁面を形成するという、周囲の環境に対して対比的な体験ができる空間となっている。施工は完全なセルフビルドでおこない、材を積層させるという、特殊な工法を使うことなく誰でも施工に参加できる手法となっている。小さな材が集積する繊細な表情がキャンパスに集う人々の関係を緩やかに結び付け、休憩したり、アーチの下をくぐったり、子供たちが上によじ登ったりと、さまざまなアクティビティがうまれる場所をつくりだしている。
・武蔵野大学摩耶祭に出展 |