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■アーチの森2015
木造の仮設建築物を設計・制作・施工をおこなうプロジェクト。2015年度武蔵野大学の学園祭である第48回摩耶祭において展示をおこなった。来場者・受験生に学生祭全体のPRを演出することが求められ、会場のメインアプローチである噴水広場が展示サイトとなった。
90mm×9mmの赤松材を簀子状に組んでできる壁面及び屋根(天井)面により4つの片流れの屋根の形状を有した東屋のような空間を形成している。それらの4つの建築物がシームレスに連続して配置することにより、
人々が歩き、滞留できる空間をつくりだしている。各東屋のユニットを形成している簀子状の部材のピッチが
微妙に変化することにより、内部で感じる光の強さが変化していき、また中を歩くことで簀子部材の隙間から
見える外部の風景も同時に変化していく空間体験ができることが特徴的である。アプローチ動線の一番奥の
東屋ユニットには高さ400mmの床を設け噴水側に大きな開口を開けることにより人々がじっくり滞在できる
場を形成し、全体の中でささやかなカタルシスをうむ場となっている。学園祭のインターフェイスの場を
つくるとともに床やベンチ状の構成要素等が憩いの場としても機能し、会場の賑わいを演出した。
・武蔵野大学摩耶祭に出展 |