ご挨拶


武蔵野大学 学院長
武蔵野大学孔子学院 理事長
田中 教照

孔子学院パンフレットご挨拶文

このたび本学に孔子学院が設立されましたことは大いなる喜びです。
日本と中国はお互いに隣国であり、永い間、文化や学術において交流を重ねてきた間柄です。この度の孔子学院の設立も、その日中交流をさらに促進する拠点として重要な役割を果たしてくれるものと期待しております。
そもそも、本学の創立者である高楠順次郎先生は、中国人留学生を日本に受け入れ、日本語や専門科目を教える日華学堂の設立(明治31年(1898))に関係しておられました。孔子学院が日華学堂の精神と同じように、日中の交流を確実なものにする重要な活動拠点となるように協力したいと考えます。
そこで、孔子学院のこれからの活動としては、中国と日本の往来を活発にすると同時に、言語を中心とする文化・思想について学び、特に、経済やビジネスなど現代中国社会の動きを正しく理解して、お互いが誤解に起因する不幸な対立を招かないよう努力することを目標にしたいと思います。
情報社会の現代は世界中が網の目のように繋がり合っているので、常にグローバルな視点から考え、行動することが求められます。そのためには、隣国との協調関係の構築がまずもって必要でしょう。
われわれは、このような視点から孔子学院の活動に全力を傾注して協力し、日中両国民の友誼を増進するべく努力してまいります。


武蔵野大学グローバル・コミュニケーション学部教授
武蔵野大学孔子学院長
欒 殿武

武蔵野大学孔子学院は2015年10月に天津外国語大学との共同により、東京湾ウォーターフロントの中心でかつ臨海副都心でもある有明の地に設立されました。日本で14番目、東京では4番目の孔子学院です。
有明は2020年東京オリンピック・パラリンピック開催地として、世界から注目を集めつつあり、羽田空港に近く、国際展示場やお台場を擁するビジネスや商業のフロンティアです。武蔵野大学は、この地にある唯一の総合大学として、今までに培ってきた伝統を大事にしつつ、グローバル時代に対応する人材の育成に力をそそいできました。
その一環として、国際教養を身につけ、英語・中国語・日本語を十分に使いこなすスキルを持った「トライリンガル」の人材を育ててまいりました。その中で、中国をはじめとする世界各国の大学との学術交流・教員交流・学生交流を活発に行うべく、大学のグローバル化を力強く推進しております。
近年、アジア経済の急成長、中でも中国の経済発展はめざましく、全世界から注目されています。人口減少やデフレ問題を抱える日本企業は、新興国のダイナミズムを成長戦略に取り込もうとして、アジア市場への進出を加速しています。その際、大きなハードルとなっているのが、語学力とグローバル環境で活躍できる人材の不足です。
そうした背景から、長年協力にある天津外国語大学と共同で孔子学院の設立に取り組みました。天津外国語大学や東京で展開されている孔子学院の方々と協力して、周辺住民の皆様やビジネスマンの方々、本学の学生諸君に、言語と文化、またビジネスの面から、中国を知る場を提供し、多角的に中国を紹介したいと考えております。
今後は言語教育・文化および経済交流事業の中継拠点を目指し、日本と中国の架け橋として貢献できるよう努めてまいります。


中国国家漢語国際普及
指導グループ弁公室主任
許 琳

武蔵野大学孔子学院開学に当たり、孔子学院本部を代表致しまして、心よりお祝い申し上げます。また、孔子学院の設立にご尽力いただきました皆様に厚く御礼を申し上げたいと存じます。
中国と日本は一衣帯水の近隣であり、両国の間には友好交流の長い歴史を持っております。武蔵野大学は長い間国際化を取り込んでおられて、その素晴らしい業績に感服する次第です。孔子学院の設立は貴校の教師と学生及び所在地域の皆様に、中国語の学習と中国文化への理解のための新たなプラットフォームを提供することになります。今後は中日双方共同努力の下で、孔子学院が両国国民の心をつなぐ架け橋となり、両国の相互理解と友好関係をさらに深めるための重要な役割が果たせることと確信しております。
武蔵野大学孔子学院の未来が順風満帆であることを祈念いたします。


天津外国語大学学長
武蔵野大学孔子学院副理事長
修 剛

この度、中国孔子学院本部のご関心、ご支援の下、武蔵野大学と天津外国語大学協同設立する武蔵野大学孔子学院が開学する運びとなりました。天津外国語大学を代表いたしまして、孔子学院本部、駐日本中国大使館、東京都江東区、天津外国語大学日本同窓会をはじめ、長きにわたり、天津外国語大学、武蔵野大学及び孔子学院事業にご支援いただいてきた関係各位の皆様に心から感謝の意を表したいと思います。
発足して、12年目を迎える孔子学院事業は、これまで中国語の教育、中国と世界各国との文化、教育交流のために目覚しい発展を遂げてまいりました。一方、中国と日本はともに儒教、漢字文化を大事にして、二千年以上の交流の歴史を持っています。このような背景を元に設立した武蔵野大学孔子学院は、孔子学院事業の理念を踏まえ、積極的に未来志向の中日の文化、教育交流のために貢献することを自らの使命といたすことでしょう。
武蔵野大学は創設して以来、素晴らしい成果を挙げて成長してきた大学で、学科と専攻を次々と増設し、キャンパスを拡大し、国際交流にも大きな発展をみせました。一方、天津外国語大学も中国の経済成長とともに発展し、外国語の単科大学から、15の外国語学科以外に、経済、マネジメント、法律、メディア、国際関係、中国国語国文学等の22学科を持つ文科系総合大学に変身しました。そして両大学は、今世紀のはじめごろ、大学間の交流協定が結ばれて以来、留学生の相互派遣、教員の交流、協同科学研究などにおいて誇るべき成果を挙げてまいりました。こうして両大学それぞれの発展と両大学間交流の結晶である武蔵野大学孔子学院はしっかりとした土台をもつことになり、着実に成長していくだろうと思われます。
武蔵野大学孔子学院は有明地域に恵まれ、武蔵野大学、天津外国語大学の好調発展の最中にできたものですから、多くのチャンスを持つだろうと思いますが、日本では2009年以来の総合的な孔子学院の設立で、他の孔子学院よりかなり出遅れ、東京では,四番目の孔子学院であるなどチャレンジも多々あると思われます。いかに他の孔子学院に学び、特色を発揮し、ニッチ発展を求めるか、中日関係の紆余曲折の時期においていかに友好関係を促進するか、課題は実に多いといわざるを得ません。しかし、孔子学院本部の力強い支持があり、関係者各位の温かい支援もあり、中日双方の大学、双方の院長の努力のもと、必ずや、中日文化交流、教育交流、経済、地域及び市民友好交流を目指して特色のある発展をとげ、高水準の運営ができるだろうと信じてやまない次第でございます。
武蔵野大学孔子学院は天津外大が海外で設立した第七番目の孔子学院で、天津外大としては前の六つの孔子のノウハウを生かして、全力を尽くして、支え、武蔵野大学とともに一流の模範孔子学院に作り上げ、中日国民間の友好交流、世界平和の構築のために貢献してまいりたい所存ですから、引き続き、各界の関係者の皆様のご支援、ご協力を賜りたいと存じます。