武蔵野大学孔子学院開設記念講演会が行われました

武蔵野大学孔子学院では、2016年4月から、本学学生や近隣の方を対象に、中国語、中国文化講座がスタートしました。7月20日(水)には、武蔵野大学孔子学院開設念講演会が開催され、中華人民共和国駐日本国大使館公使参事官である胡志平先生にご講演いただきました。

胡先生からは、「世界の孔子学院」というテーマで、次のようなお話をいただきました。 2004年に中国が国家プロジェクトとしてはじめた、中国語、中国文化を世界に普及・教育する特定非営利活動法人(NPO)である孔子学院は、現在世界139か国に展開していること。その理由は、孔子学院の「尊重」「合作」「平等」「公開」「Win-Win」という理念によるということ。この理念に基づき、孔子学院本部が行っているプロジェクトは、世界の孔子学院から中国への留学生(年間4,000名)に対する奨学金制度、中国で年間4.3万人の中国語教員の研修、海外の孔子学院や他の教育機構へ年間1.6万人の派遣、教育関係者と学生の年間3万人の短期研修の受け入れなど、活動の規模も拡大していること。世界の孔子学院が現地と協力した学びを行うことにより、世界各国の相互理解と友好関係を促進して継続的な世界平和に貢献することを目指していること、などです。武蔵野大学孔子学院でも、各孔子学院との連携をさらに強めていくことにより、学びの質をさらに高めていってほしいと期待を寄せていただきました。

今後、武蔵野大学孔子学院では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催の地である有明から、グローバル時代に対応する人材を育成し、世界の多様な文化の発展に寄与することを目指していきます。