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Arch forest   実際にものをつくるという活動を通してデザインの考え方、プロセス、方法を学んでいくプロジェクト









  ■Shout

作品は善福寺公園の池のほとりに、メガホンのような形態をしたオブジェが建つインスタレーションである。高さ が1,800mm の箱状の衝立状のヴォリュームに、全長1,500mm で、広がった口の最大径が1,000mm(狭まった口の最小 径が200mm)の円筒形搭状の形態をした巨大メガホンが突き刺さっている。この作品は文字通り、人々が思いのま まに叫ぶ装置であり、その叫ぶ体験をすることにより完成する作品であるといえる。メガホンの小さい叫び口の丸 型の開口を通して外部(善福寺公園の池や木々の自然の姿)の環境を眺めることができ、叫ぶ行為と周辺環境を視 覚的に体感する行為は一体となっている。また、叫びを体験する人々には、衝立状の壁面にその“叫び声” を文字 として書いたプレートを設置してもらうことにより、人々の思いが時間を経て繋がっていくしかけを組み込んでい る。素材はラワン合板( 厚9mm) をテーパーのついた短冊状に切り抜き、板ひとつひとつをつなぎ合わせことによっ て構成されている。メガホン内部のスタイロフォームの敷設を含め、全てセルフビルドで施工がおこなわれた。人々 が、この自然豊かな環境で、大きな、そして小さな思いを、子供のように力の限り全てをさらけ出し自分を解放す ることで、新たな自分(或いは他者との関係性)を発見できる場をつくることを目指している。

・トロールの森2017へ出展(プロポーザルコンペ入選)
 


指導教員:水谷俊博

メンバー
山内由吏,大曽根彩奈,泉澤理美,水野裕太,滑川美有,渕上朋子,山下亜希,池田彩里衣,道村珠妃
   

■いすヲつくる 2017

実際にものをつくるという活動を通してデザインの考え方、プロセス、方法を学んでいくプロジェクト。

2017年度課題: 「 作戦であり、謀略であり、計画であり、
宗教であり、数学であり、建築であり、
退行&進化、そして哲学を全て統合したステージで
スマホを捨て、SNSを捨てた
そんな時に座るイス」

課題概要
スマホの時代である。総務省の情報通信白書(平成27年度版)によると、スマホの世帯普及率は72.0%、20歳代のスマホによるインターネット利用率は何と91.3%という結果になっている。まさにスマホがないと生きていけなくなっているんじゃないだろうか、とさえ思わせる実情である。そして、SNS。もちろん便利なものだが、その中毒性もさまざまなに指摘されている(世間的にはまったく無視同然だが。。。)。タバコがガンの病因になり得るように、SNSは鬱病やパニック発作や病的な苛立ちの病因になり得る、と言われている事実もある。
さて、そんな、今現在、スマホとSNSとどう向き合うか?(って若い世代には酷な設問、或いはバカな質問だ。)、或いは、投げ捨てた時どうなるのか?
演劇家の寺山修司は、「書を捨てよ、町へ出よう」と謳った。さあ、みんな、「スマホ(とSNS)を捨てよ!」。何処へ出ようか?
様々に考えを巡らしてみてください。魅力的なイスに出会えることを期待しています。

 

秋元晴奈

藤井海渡
伊藤六芽子
末吉花帆
久下谷結
福間真衣
藤井海渡
平田基信
前田鮎美
松本有加
太田寛子
佐々木陽平
島田佳奈
鈴木翔
山地幸瑛
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