■2013年度 山行記録

2013年度 山行記録 冬期南八ヶ岳 赤岳 硫黄岳
2014年2/11(火)〜2/13(木)
参加者:中島(元住環境専攻スタッフ)
一日目 2/11(火) 晴れ後曇り
10:25 茅野駅バス発
11:35 美濃戸口
12:35 美濃戸山荘
13:30 堰堤広場
15:00 赤岳鉱泉
16:50 行者小屋
初めての雪山テント泊。初日、重い雪山装備をしょってキャンプ地の行者小屋まで。持参したシャベルで雪をかきかきしてテント場を確保してテント張って中に荷物いれたらもうクタクタなった。ここが前線基地となって明日から周辺の山を登ることになる。このテント場はこの時期でも水がでているので雪を溶かす必要はない。全身ダウン装備にくるまる。夜、ラーメンつくって、ラジオつけたら美保純が昔つきあっていた山男の話をしていた。美保純が友達とディスコで踊っていると、山から下りてきた彼が端から遠巻きに眺めている。友達から「彼きてるよ」といわれても「いいのよほっとけば」と気にしつつも無視して踊り続ける、という映画のようなやりとりがあったという。おれはその男とは違うよ。山から降りてもちゃんと踊るから。
前日あまり寝てなかったのですぐに眠りにつけた。
7:00 赤岳鉱泉
8:30 赤岩の頭
9:00 硫黄岳山頂
10:20 赤岩の頭
11:00 赤岳鉱泉
12:30 行者小屋テント場
13:05 テント場出発
14:30 稜線
15:00 赤岳山頂
15:30 地蔵の頭
16:30 行者小屋テント場
二日目三日目 2/12(水) 晴れ時々くもり 2/13(木) 晴れ
2/12(水)
7:00 赤岳鉱泉
8:30 赤岩の頭
9:00 硫黄岳山頂
10:20 赤岩の頭
11:00 赤岳鉱泉
12:30 行者小屋テント場
13:05 テント場出発
14:30 稜線
15:00 赤岳山頂
15:30 地蔵の頭
16:30 行者小屋テント場
2/13(木)
5:00 行者小屋テント場発
7:00 赤岳山頂
7:45 地蔵の頭
8:45 行者小屋テント場
10:10 行者小屋発
10:50 南沢途中の大岩
11:50 美濃戸山荘
12:50 美濃戸口
朝起きてもそこまで気温さがってないので拍子抜け。雲少々。
今日はひとまず軽い硫黄岳へ。久しぶりに森林限界超えた。ガスが大きく動いている。ささっと登って降りたらまだ昼だったので、少し休んで赤岳も登ってくる。関東でどか雪降った後なので心配してたけど、トレースしっかりしてて登りやすかった。誰もいない。稜線風強い。このとき山を登っている喜びがわきあがってきたことをよく憶えている。
下りたらぐったり。夜、テントの外で大声で歌ってる奴あり。30分くらい歌がやまないのでさすがに腹立つ。しかも世代は同じくらいだろうが絶対に友達になれないタイプの選曲。無視して詩集を開くがぜんぜん集中できない。しかし詩を読むとはこういうでかい声に向けたささやかな抵抗なのだ。クソがっ!
昨晩寝すぎたせいで寝れない。しかも冷えてきた。からだの位置とか向きを何度も変えたりたまに起きあがったりしながら、やはり寝付けない。1時以降まったくダメでずっと起きてる。朝方気温はマイナス15℃まで。一番寒いときに赤岳登りたかったので気合い入れて暗いうちに再度出発。足指が冷たい痛い。誰もいない。稜線でると風がクソ強くて何度か耐風姿勢とりながら慎重に足を運んでゆく。これぞ朝の透明な空気。コンデジは低温で電池がきかないが手であたためると少し回復して撮れるようになる。風を防げる岩場の陰で息を吐いてザックを降ろし、チョコを食べて水飲んで、靴ひも直す。下りてテント回収(これ大変)。美濃戸までおりたら勘違いで帰りのバスが一本もないことがわかる。青ざめたけど下りてきたおじさまをナンパしたら一発で成功。茅野駅まで乗せてくれました。山口から8時間かけて車できたそう。普段はボートの販売修理のお仕事してるそうです。大変お世話になりました。駅で立ち食いそば食べてもう電車に乗ってる。うへーさっきまで雲の上だったのだ。
(文責:中島)



2013年度 山行記録 黒菱山 2013年10月6日曇り時々晴れ
参加者:山中(住環境専攻三期生)
10:50 黒菱山登山口、石碑前
ここまで車。ここから笹川沿いを歩き、本当の登山口を目指す。蛇行する坂道を歩く。砂利道と舗装された道の繰り返し。前回来た時よりも植物の成長の勢いはなく、すっきりした印象。時折マムシがいる。全然動かない。10月ではあるが、夏のように暑い日。今日は人の気配がある。足跡もある。どんな人だろうかと想像をめぐらす。
11:30
笹川の対岸にブルーシートで休憩所が作られている。観察しながら少し休憩。笹川に向かって至る所から水が流れ込み、小さな滝がいくつも現れている。

11:50 登山口
ここが本当の登山口。登山口右手に水量の多い時に現れる「親不知滝」が出現している。滝の音に包まれる。周囲に反射した音がすべて自分に向かってくるような感覚。ずっとはいられない。水分補給し、飴を食べる。

11:55 出発
流れを渡り、対岸にある登山口に進む。いきなりの急登と書かれているが、そのとおり。運動不足で体が重いのか、急登だからか、呼吸がかなりきつい。10分ほど登り、呼吸を整える。4回ほど繰り返して一気に高度を稼ぐ。周囲を見渡すが雲の中といった様子。湿度もあり、空気は冷たい。やがて、尾根の幅も広くなり、広葉樹に囲まれる。鈴の音とともに下山中の2人組のおじさんたちが現れる。挨拶。マムシも下っていく。これで3匹目。

12:50
主稜線に出たところで休憩。
右に折れ、ゆったりとした道を歩くと道の真ん中に糞を発見。でかい。大人3人分。トライアングルを形成している。熊なのか?え?人間?いや違うよな。これはマーキングに近い気がする。なんとなく。

12:56 黒菱山山頂
糞に驚き50mほど歩くといつの間にか山頂の開かれた場所に出る。辺り一面真っ白で少し明るい。ものすごい数のとんぼが飛んでいる。眺望は期待できず。天気が良ければ、白馬岳、剣岳、毛勝三山、駒ヶ岳、僧ヶ岳、そして富山平野から富山湾、さらに能登半島から日本海までが望めるらしい。昼休憩。弁当を食べ、コーヒーを飲む。

13:30 下山
来た道を引き返す。何も考えず、一気に下る。
14:00 黒菱山登山口
川の水で顔を洗い、ぼーっとする。登る時よりも滝の圧力は感じない。気持ちも身体もリラックス。

15:00 石碑前
再び夏のような暑さ。

・前回と川の水量はさほど変わらないが、小さな滝が至る所にでき、川に合流していた。川沿いの道も溢れた水の流れができていたし、山からの豊富な水を体感した。豊富な水は安心感がある。海とはまた違う感覚である。さて、次はどこへ行こうか。(文責:山中)
2013年度 山行記録 北アルプス縦走 8月21〜29日
室堂〜五色ガ原〜スゴ乗越し〜太郎平〜雲ノ平〜三俣〜槍ヶ岳〜徳沢〜上高地
参加者:中島(元実習棟スタッフ)
8/21(水) 曇り後雨
13:10 室堂着
14:00 雷鳥沢キャンプ場
この日は先に進む時間がないので雷鳥沢に泊まる。まっ白な室堂。テントはってしばらくしてから夕立、強い雨。水はけが良くないので、荷物がぬれないかひやひやする。その後も断続的に降り続ける。もう、心細くなった。
カップヌードルにもち2つ入れ。ウィスキーが頼り。もう暇。
8/22(木) 曇り後晴れ
7:25 雷鳥沢キャンプ場発
8:10 室堂平
9:08 浄土山尾根とりつき
9:50 富山大学館山研究所
10:35 鬼岳東面
11:20 獅子岳
12:30 ザラ峠
13:10 五色ヶ原山荘
13:20 五色ヶ原キャンプ場
朝、湯わかしてパンとスープ。11:30以降、いっきに晴れてくる。五色ヶ原のきれいな景色にびっくり。こんなに気持ちのいいところで、いやらしいことがしてみたいなあ。テント張ってビール飲んでなにかつまらないことを考えていたような。巨大な戦艦みたいな雲がバンバンすぎていく。荷揚げのヘリがすぐ上を飛んでいった。夜はアルファ米とお湯でとかすだけのカレーなのだが、これがとてもうまい。ラジオ、ヤクルトが追いついた。明日はかなり降るらしい。明日だけではなく週末にかけて天気が荒れるらしい。小屋泊まりも覚悟せねば。暇だなあ。風が強くてうまく眠れない。テントばたつくが倒れる心配はないようだ。

8/23(金) 強雨
5:15 五色ヶ原発
6:10 鳶山
7:15 越中沢岳
10:15 スゴ乗越山荘
雨が降りだしたので飯食わずに、早出。しかし7時くらいから雨につかまった。ひたすら雷鳴が続き、ほうきでバンバン殴られるような雨が上からも横からも降ってくる。ゲリラ豪雨並みのやつが延々やまない。登山道は沢のように水が流れる。背中から内側に水が入ったようで下着まで濡れて重い。この時点で小屋どまりを決意。おまけにアップダウンがきつい。
山を、雨を、自らを、恨む。
小屋に着いた10時15分以降ひたすら停滞するのみ。乾燥室であらゆるものを乾かす。あとは雨を眺めて呆然とするだけ。こんな時間が毎日のように続く。そう考えると面白くもなんともない。わざわざ山にきて何をしているのかと訊かれれば、「別に何も。」と堂々と答えてやろう。
こんな時は訪れる人も少なく、小屋の人も暇そうなのでよくしゃべった。山では山のことをよくしゃべることになる。あたりまえか。夜はパンとレトルトのパスタ。宿泊は自分ともう一人、薄毛のおっさんだけ。お互いに沈黙のオーラをぶつけあい、とうとう一言も交わさないで寝る。夜もあいかわらず凄まじい風と雨。
8/24(土) 雨後曇り後晴れ
7:35 スゴ乗越発
8:40 間山
10:15 北薬師岳
11:05 薬師岳
13:10 太郎平小屋
朝起きるとだいぶ雨が弱まっている。助かった、、。午後にむけて、回復傾向という予報だし、太郎平まで距離も短いのでゆっくり出発。それでも途中までは断続的に降られる。北薬師あたりで雨がやんで、空が明るくなってきた。雲のわれめをみつけると力が湧き上がってくる。久しぶりの森林限界下を気持ちよく下り、太郎平に着いてテント張ると日が射してきた。のんびりと小屋の前でチューハイやってたら歯が痛み出した。はたと、「自分はこれまで生きてきて、本気で歯をみがいたことがあったろうか」と思い立つ、、、。長い将来にわたって健康な歯を保つ、そんな先のことを見据えて歯を磨いたことなどこれまで一度もないんじゃないか。そしてそんなことに気付いたからといって、これからの歯の磨き方は変わらないだろう、、。西日を浴びる太郎平を周遊。雲が賑やかな空。明日から向かう東側の山々が良く見える。雲ノ平、水晶岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳。前線がもたらした雨天もこれで終わりで明日からは好転が続くようだ。夜はアルファ米の五目御飯と味噌汁。NHKのラジオつけたら介護の重い話になったので消す。

8/25(日)雨後曇り後晴れ
6:05 薬師峠
6:55 急な下り途中
7:50 薬師沢小屋前
10:10 アラスカ庭園
10:45 雲ノ平山荘
夜中の2時頃、一粒の雨がテントをたたく音で目を覚ます。一瞬自分の耳を疑ったが、やはり雨だ。しかもテントをたたんで出発するとますます強まってくる。薬師沢にそった森林歩きの楽しみを残酷な雨にすべてもっていかれる。あきらめてカメラをザックにぶちこんでひたすらテンション下げる。下げるというより怒る。怒りの形相で、邪魔な木の枝をはらいのける。やがてネガティブな思考が加速して止まらなくなってきた。この雨模様はどうやら安定している、今日はやむことはないだろう⇒さらに明日も雨であろう⇒この先も前線が停滞しまだまだ雨が続くであろう。⇒一週間の自分の山旅はひたすら雨で塗り潰されるであろう⇒思い起こせばこれまでの人生も雨ばかりだった⇒そしてこの先の人生も雨から抜け出すことはないであろう、、、。といった具合で人生の全否定まであっさり行き着いてしまう。なんとか雲ノ平小屋に辿り着き、テントの受付をすますと、ストーブのたかれた休憩室で休んでいいというので、本読んだり、ビールのんだり、お話したり、おまけに濡れたものを乾燥室で乾かしてもらう。しだいに気持ちが落ち着いてきてくる。そうこうしているうちに窓の外が明るくなってきた。ガスが徐々に高度を上げて、とうとう雲が割れてきて青い空がのぞき、雲ノ平の美しい景色が目の前に広がってくる。これが雲上の楽園といわれる雲ノ平の景色!
ということで午後はえらい素晴らしい天気。さっきまでのあの暗い気持ちはなんだったんだろう。オレはなんてカンタンな人間なんだろう。日が傾いて、水平線にのまれるまで、ひたすらブラブラして写真撮る。夜はたぬきそばともち2つ。ラジオの電波よい。ざらざらした音でデュークエリントンきこえてきて、遥か遠いところから音が届いている、そんな気分を味わう。

8/26(月) 晴れ後曇り
5:10 雲ノ平テント場発
5:45 2576ピーク
6:52 高天原峠
10:15 2439ピーク
11:05 雲ノ平テント場
13:10 雲ノ平テント場発
13:40 祖父岳登山道出会手前
14:26 大下り手前
15:00 沢
15:25 三俣山荘
朝からこんなに晴れたのは初めて。この日は高天原(タカマガハラ)へ。雲ノ平で連泊する計画でもあったので、テント張ったまま夜明けとともに出発。朝日のあたるみずみずしい森林道をゆく。晴れた道はこんなにも歩きやすいのだ。高天原には最も人里から離れた、といわれの温泉があって入ったけどすごく熱かった。テントにもどって昼寝。その後三俣まで行くことにして出発。なぜかまったくやるきなし。つまんないことを考えながらフラフラと三俣を目指す。振り返ると雲ノ平小屋が。サヨウナラ。黒部源流の沢。きっとこの辺りはあまり印象に残らずすぐ忘れてしまうだろうな、と考えると急に親しみがわいてくる。三俣でテント張ってビール飲んでフラフラしてたら東側槍ヶ岳方面の景色が開けてきたので、見晴らしのよい場所まで歩く。誰もいない、澄みきった時間を過ごす。こういう時間が一日に少しでもあればそれで満足。三俣山荘は人がとても多い。みんな年寄り。新穂高温泉の入り口からその日のうちに来れるからだろうか。テント泊の人まで年齢高い。決してそのせいではないだろうが、ここのトイレはかつて嗅いだことのない臭いでかなりきつかった。
夜はお湯をかけるだけのシチューとパン。寝る前にまた雨が降ってきた。

8/27(火) 雨後晴れ
5:45 三俣山荘出発
6:40 三俣蓮華岳山頂
7:45 双六岳
8:40 双六小屋
9:35 樅沢岳(もみさわだけ)
10:05 硫黄乗越
11:13 西鎌尾根手前
12:05 千丈沢乗越
13:05 槍ヶ岳山荘
雨がパラつく中出発。回復傾向なので心配はない。
三俣蓮華の巻道との分岐から尾根にとりついて5分くらい上がったところで、辺りのガスが一気に吹き上がり、逆光に真っ黒の槍ヶ岳の先が見えた。一瞬のうちに脳内に焼きついてこの先も忘れることはないだろう、と思わせる光景。三俣蓮華岳の頂上からは雲ノ平の先に太郎平までが見渡せる。太郎平は3日前に泊まった場所で、その時には今とはちょうど逆の向きから眺め返していたことになる。ここから槍ヶ岳までの稜線は景色すごい、おすすめです。
槍ヶ岳山荘周囲は完全ガス。夜はパスタとパン。もう食料もあとわずかで、荷もだいぶ軽くなった。
トイレの鏡でおそるおそる自分の姿を写しみる。ハロー元気?顔はだいぶ黒ずんでいるが、思っていたよりいい男だった。
風強くてテントぐらぐらしてあまり眠れず。
8/28(水) 曇り後晴れ
5:05 槍ヶ岳発
5:53 中岳
6:53 南岳
8:20 A沢のコル
9:05 北穂高岳山頂 (9:45)
10:35 下り途中
11:20 涸沢小屋
12:17 下り途中 沢出会い手前
13:40 横尾
14:40 徳沢
5時には出発、ガスの中、キレットを進んでくるとやがて晴れてくる。展望はさほどないけど暖かい。去年もここを通っているのでスタスタ進めた。この日は涸沢を経由して一気に徳沢まで降りてくる。もう終わりは目の前。体の緊張がゆるむ。やわらかい芝の上にテントはって、徳沢ロッジで風呂入って、小屋の食堂でコーヒー飲む。夜はカレー。最後の夕食。しみじみと眠りへ。

8/29(木) 晴れ
9:05 徳沢発
9:50 明神
11:00 上高地
ゆったり朝。トイレにいって水汲んで、朝食をすまし、写真撮る。テントを朝日で乾かして、コーヒーをいれ、本を読む。線毛の一本一本が表面に触れていることを確かめながらかつてないほど丁寧に歯を磨く。うーん、こんなに朝の似合う場所があるだろうか。あまりにもいい時間なので、とたんに不安におそわれる。それにしても、一週間かけてコツコツと歩いてきて、総合するととても長い距離を歩いたことになり、「随分遠くまできたんだなあ」という感慨が湧き上がってくる、、ということがもう少しあってもいいのだが、、。ただ山旅が終わるのがとても寂しい。あのいまわしい携帯の電源をいれ、日常に帰らなくてはならない。あーあ。とか思いながら、上高地のバスに乗って直接新宿まで。マックでセット買って帰りました。その後も意外にすんなりと日常へ。まあこんなもんです。(文責:中島)
2013年度 山行記録 8月23日(金)曇り時々雨
篭坂峠〜アザミ平〜大洞山〜樽木山〜三国山
参加者:宮本(実習棟スタッフ)、大川(住環境専攻5期生)
11:00 平野バス停
どうやら降りるバス停を間違えて終点まで来てしまったので、本来降りるべきバス停まで向かう。山中湖を右手に見ながら、なまった身体のウォームアップも兼ねて歩道をゆっくり歩いて行く。
13:00 山中湖旭日丘バスターミナル
少し休憩を挟み、いざ出発しようと思っていたら突然の大雨に襲われてしまう。予定を大幅に過ぎてしまっていたこともあり、雨の中出発する。
13:40 篭坂峠バス停
雨に打たれながら車道を登って行くと篭坂峠のバス停に到着する。そのバス停から更に登ったところに霊園があり、そこで山行口の案内板を発見する。しかし肝心の入口がなかなか見当たらず、探していると霊園の隅の方にひっそりと入口が顔を覗かせていた。誘われるように山へ。
14:10 アザミ平分岐
慣れない砂礫に足を取られながらも、一歩一歩着実に進んで行く。分岐先には『畑尾山〜角取山』があり、その往復も視野に入れて予定を立てていたが時間の都合で断念。そのうち霧が出てきたので少しずつペースを上げて登って行く。

14:35 大洞山頂
アザミ平の分岐を抜けてからよりいっそう濃い霧が出てきてほとんどの視界が遮られる。徐々に焦りを感じながらも先へ登り、大洞山頂に着く頃にはどうにか霧が晴れてくれた。もともと眺めの少ない山行ということもあり絶景は堪能できないが、代わりに緑のきれいな樹林帯が一面に広がる。

15:00 楢木山頂
大洞山頂を抜けると緩やかな下りになり、少し余裕が出て来たので周りの古木を楽しみながら進んで行く。山頂付近では今回の山行で1番つらい思いをした上り坂に遭遇する。急勾配に加えて砂礫の量も多いので足下が安定せずよろよろと踏ん張りながら登って行く。山頂では木々も疎らになり開放的な気分になる。

15:30 三国山頂
楢木山頂を抜けて緩やかな下り坂を歩いているとズナ坂峠に出る。この辺りは山道も整備されていて砂礫も少なくとても歩きやすい。近くの峠道を走っているのだろうバイクのエンジン音が山彦に乗ってここまで聴こえてくる。反響をして間延びした持続音の重なりが山を支配する。反響音の重なりが意外と良く聴こえるのが面白い。この先の三国峠までは急坂になるので少し長めの休憩を取る。

15:50 三国峠(神奈川・山梨の県境)
また霧が出てきたので道なき道を蛇行しながらただひたすら急いで下る。下った先の三国峠からはその先の『鉄砲木ノ頭〜切通峠』を予定していたが、山頂に雲が覆い被さっているため断念。そのまま三国峠の車道を下りパノラマ台を目指す。

16:20 パノラマ台
山中湖を見渡せる絶景スポットに到着。その名前の通りパノラマ写真のように切り取らないと納まりきらないとても広々とした景色。ふと登っていた山の方を振り返るとそこには驚くほどの雲が覆い被さっていた。大事に至らなくて本当に良かった。

17:30 平野
パノラマ台からさらに三国峠を下っていくと徐々に人の気配が多くなってくる。いろいろな宿場でテニスやサッカーをしているのでおそらく大学サークルの合宿か何かだろう。そんな中、一眼レフをぶら下げ汗だくの男2人組がもくもくと歩いている光景は周りにどう写っていただろうか。何はともあれ悪天候の中、何事もなく無事に山行を終えることが出来たので良かった。フジアザミを見つけられなかったのが残念。(文責:宮本)
2013年度 山行記録 7月21日〈日〉晴れ
黒菱山(笹川沿い)
参加者:山中(住環境専攻3期生)
14:15 黒菱山登山口(駐車場、自宅から約1時間半かかる)
14:30 出発
登山靴を履き、ストレッチをして出発。林道がフェンスで閉じられているが脇を通り、笹川沿いを進む。
14:45
本来の登山口が見つからず、一旦駐車場方向へ戻りながら探す。
14:50
川の対岸に行かなければならないが、水量が多く、登山口の目印も見当たらないため、無理をせず、川沿いの道を歩くことにする。再び出発。
15:30
砂利道を進む。川沿いから逸れ始めたのをきっかけにこの辺りで折り返すことにする。
16:00 黒菱山登山口(駐車場)
富山で初の山行。午後からの山行となり準備不足もあってか、うまく行かず。夏の青い空と深い緑の広葉樹、高さ4、5mはありそうな三角岩と御地蔵様2体、そして沢の音。このような環境に身を置けたのはとても良かった。都市部から山へ向かう強烈なコントラストは体験できないが、全身で自然を体感し、時には恐怖を感じることは大切である。資料によると黒菱山登山道が整備されたのは約5年くらい前で知名度も低いという記述があった。家でさらに詳しく調べると、登山口はさらに先にあるとのことであった。また次回挑戦しよう。(文責:山中)






2013年度 山行記録 6月6日〈木〉曇り時々晴れ
塩山駅-大菩薩登山口-大菩薩峠-大菩薩嶺-丸川峠-大菩薩登山口-塩山駅
参加者:山中(住環境専攻3期生)
07:27 塩山駅南口
07:35 大菩薩登山口行きバス (5人乗車、4人は登山の格好)
ひたすら上り。途中、左に二子山が見える。きれいな三角形。
08:00 大菩薩登山口(裂石)到着 (4人下車)
山梨貸切自動車バスの運賃が100円との情報だったが、300円に値上がりしていた。
08:10 出発
おにぎりを頬張りながら軽くストレッチ。深呼吸して澄んだ空気を一気に身体へ取り入れる。出発。沢の音を聴きながら車道を進む。すぐに山崩れ防止のコンクリート造形物が見える。グリッド状に樹木が収まっている。さらに進むと左に雲峰寺の階段。ぐらつきながらまっすぐに延びている。車道をひたすら上る。


08:30 丸川峠分岐
丸川峠分岐を過ぎ、千石橋を渡ると千石茶屋。沢の前でおじさんおばさん達が交代で記念撮影している。楽しげ。やがて林道へ。フカフカで歩きやすい。新緑の林道にときおり現れる赤いツツジがアクセントになる。
09:05 第2展望台
ベンチに座るが落ち着かない。全然展望台っぽさがない。それもよし。
09:15 出発
高度をあげるにつれて周りの音がうるさくなってくる。
09:40 ロッヂ長兵衛
休憩はせず、脇にある登山道を進む。
10:00 福ちゃん荘
福ちゃん荘前に10人以上滞在中。少し先の富士見山荘まで行く。
10:02 富士見山荘
やっていない。デッキも崩壊している。あららと思いながらもここで休憩。雲の隙間から富士山の裾野が見える。
10:10 出発
勝緑荘(記憶がない)を経て、介山荘を目指す。
10:40 介山荘
比較的きれいな外観に驚く。介山荘を抜けると周囲が開けて、高さ(標高)を実感する。東側から雲が迫り、やがて山稜にぶつかり、ふわっと上空へ抜けていく。大きな流れの循環に飲み込まれていく瞬間では少し恐怖を覚える。飲み込まれてしまえば何ともない。

10:50 親不知ノ頭、賽ノ河原
日が射すのを待つが、あきらめる。眺めはいい。ここで、白い蝶が目の前をふわりふわりと舞っている。歓迎か。
11:10 神部岩
ごつごつとした割れ目のある岩に緑の付着物。
11:25 大菩薩嶺山頂
雷岩、唐松尾根の分岐を経て、大菩薩嶺。
11:30 出発
上り下りを繰り返して、丸川荘を目指す。小さな杉苔が登山道の両脇を彩っている。湿度があり、虫も飛んでいる。腕にくっつく。
12:10 丸川荘
途中休憩を挟み、丸川荘。独特の雰囲気がある小屋。ラジオが流れている。
12:30 昼食
丸川荘を先に進むと、ツツジのトンネル。赤(紅色)や薄い紫+桃色と新緑の緑が心地よい。抜けて丸川峠へ。2度目の蝶。賽ノ河原で見たものとは違う。丸川峠中間あたりで昼食。
12:50 出発
一気に下っていく。やがて沢床に下りる。
13:10 沢床
コンクリートの仕切りがいくつかあり、水量を調整している様子。コンクリート上部には落ち葉が積もり、やがて種が飛んできて草を生やしている。ぱっと見、黄緑の苔のようだ。
13:20 出発
沢沿いを歩いていると3度目の蝶。目の前を横切るように飛んで行く。ついてきたのか?沢沿いは心地よい。土管やコンクリートブロックの残骸が目に付く。最後に沢の水で手と顔を洗ってすっきりする。
13:30 丸川峠分岐
バスの時刻までは時間がある。ベンチで靴を脱ぎ、ストレッチして横になる。気持ちいい。
14:00 出発
途中、雲峰寺の石段を上がり、寺を拝見する。立派な寺院。時間の経過が作る色合いに見とれる。遠くにいた住職と会釈して再び石段を下りる。
14:30 大菩薩登山口(裂石)
15:00 塩山行きバス
朝の乗客と同じメンバー。そして、座る位置も同じ。皆Tシャツだけが違っていた。
15:25 塩山駅南口
ぐるっと1周する高低差があるコースと大菩薩という名称が印象的であった。梅雨入りしているのに全然雨が降らず、このタイミングを逃してはいけないと計画を立てた。新緑が若々しく元気で、風も気持ちがいい。終始曇りで歩きやすい天候だったが、林道にスッと入り込む光を見られなかったのが残念であった。次行くときは唐松尾根を通るコースを計画しようと思う。(文責:山中)
2013年度 (1)高尾山行 5月18日〈土〉晴
高尾山口駅〜琵琶滝〜稲荷尾根〜一丁平〜城山〜高尾山頂〜薬王院〜金比羅平〜高尾山口(Aクラス新入生恒例の高尾山イカリソウ観察山行)
参加者:
近藤・徳田・杉村(以上4年生)加瀬澤・越沼・安藤・尾形・亀田・佐藤・中田・日向野・平林・増田・山元・吉田・伊藤・金澤(以上新入生)・河津
09:00 京王線高尾山口駅
人出がホントに多い。4年生の3人が早めに着き,そのあと1年生もスムースに集合した。突然,犬を連れた戸泉君(この春の卒業生)が現れ,みなを見送ってくれた。彼女の家はこのすぐ傍にあるらしい。
09:05 ケーブル清滝駅
2つ目のスタンプを押す。帰りはこの傍の蕎麦屋(高橋屋)で反省会を行うことを告げる。
09:25 琵琶滝
クラス副委員長の越沼君を先頭に歩き始める。まずは順調だがおしゃべりがすごい。余裕のある証拠か?琵琶滝で3つ目のスタンプを押す。
09:50 大山橋
このあたりにセッコクが咲いているはずと上を見上げながら歩くも1つも見つからなかった。花期を逃したか?きょうも多くの人が歩いている。
10:20 高尾山西山下(5号路と交差)
尾根を横に3つ越えた沢の途中から稲荷山コースへ向かう。狭い沢道から日の当たる広い尾根道へ出る。やがて山頂直下の長い階段を見送って右へ5号路(高尾山頂の巻き道)を行く。陣馬山への登山道との合流点で小休止。
10:55 一丁平
今度は委員長の加瀬澤君を先頭に,富士の見えるもみじ台を経て一丁平へ。一丁平で短いトイレ休憩。
11:15〜45 城山山頂(昼食)
ぶつぶつ愚痴を言い出す者,われ関せずと一人で歩く者,相変わらずおしゃべりを続ける者など,おのおのいろいろな表情を見せ始める。おしゃべりはずいぶん少なくなってきた。城山山頂でお昼休憩。名物のなめこ汁を飲む者がだいぶいた。
12:30 高尾山頂
さてイカリソウめがけて一路下山と思いきや,いくら下ってもイカリソウが見えない。一輪も見つからなかった。だいぶ伐採が進んでいて,一部景観が変わっていた所もあったのでそのせいかとも思ったが,やはり時期が悪かったのだろう。5月18日,これほど遅い時期にクラス登山をやったことはいままでなかった。スケッチはあきらめて一路高尾山を目指す。登り続きでいささか参ってしまう山道だが無事全員登頂。三角点脇でスタンプを押す。とにかくとんでもない人だかりができている。異常としか思えない。
14:00 清滝駅前(反省会)
下界にも勝る人ごみの中をひたすら下る。途中薬王院と山上リフト駅でスタンプ押印。あとはただただ下るのみ。早めに下りついた清滝駅で早速反省会。みな歩くのに精一杯で景色を楽しめなかったと言っていたが,景色を楽しむのは百年早い。いまはただ山の中に身をおいてその空気を楽しむべし。そこからいろいろな発見が始まる。そのことに気づくのにまだ百年かかるかもしれない。
(今日の草花)ナルコユリ・まだ熟しきれない二人静・一部実をつけたモミジイチゴ・青い実をつけたテンナンショウ・キンラン,概して花は少なかったかも(文責:河津)
2013年度 山行記録
川乗橋-川苔山-赤杭山-古里駅 2013年4月29日晴れ
参加者:山中(住環境専攻3期生)
07:17 奥多摩駅 (先頭車両、ほぼ登山客)
07:25 東日原行きバス (増便が出て2台で出発)
07:40 川乗橋着 (30人くらい)
08:00 出発
流れる水を見ながらおにぎりを食べてゆっくりしたスタートを切る。
多くの人が出発するのを見届けて、最後に出発する。
川の音を聞きながら沢沿いを歩く。車道を歩くのはつらい。
早く行きたい気持ちを抑えつつペースを作る。
呼吸のリズムをつくり、それに歩行を合わせるとうまくいった。
ペースが整ってきたところで登山道へと入る。
08:55 百尋の滝
途中のごつごつとした岩場の方が興味深く、滝は遠目からぼうっと眺めて次へ向かうことにした。


09:00 出発
分岐で火打石谷の源流を沿っていき、上部の二股で左をとる。
急登で誰かが登った痕跡も薄く、不安になるが進む。
やがて、しっかりとした登山道にぶつかり、右方向へ進むと、道に傾いた小屋が覆い被さっている。通り小屋。おもしろい。
通り抜けるとやがて標識も見つかりひとまず安心する。
(二股で右をとって川苔山東の肩の広場に出る予定だったが、左をとって横ヶ谷平へ出ていた。直感で左へ行ってしまった。)
09:55 曲ヶ谷北峰
10:05 曲ヶ谷南峰
10:20川苔山山頂
8人休憩中。昼にはまだ早い。
山頂からの景色をざっと見渡して出発する。
10:25 出発
曲ヶ谷南峰へ戻り赤杭尾根へ。
赤杭山方面から来たおじいさんとすれ違いで会話。
「こんにちは」
「こんににちは。早いね。どこから来たの?」
「川乗橋から川苔山を通って来ました」
「いいルートだね(笑顔)。何時ので来たの?」
「7:17分に奥多摩着です。バスは増便してました」
「ああ、そうかい。こっちも電車の中、人多かったよ(笑顔)」
「天気良いし、気持ちがいいですね」
「うんうん。僕はもう仕事してないから平日来てるけど、今日は祝日だけど天気がいいし来てみたよ」
ここで別れるが、少し進むと再びおじいさんの声。振り返る。
「そういや、林道ができてたよ」
「へーそうですか。この先ですか?」
「そう。100mくらいの。昔は雨が降るとぐちゃぐちゃでね。」
「ちょっと行ってみます。ありがとうございます。」
片手を上げておじいさんが答えたのを見て、赤杭山へ向かう。
急に腹が減る。
11:20 昼食
赤杭山より300mほど手前、視界が開けて見晴らしが良いところで昼食。
11:50 出発
赤杭山を通り、下りに入る。祭りの音が聞こえてくる。
12:40 登山道入口
駆け下りるように、あっという間に下った。
12:50 古里駅
万世橋を往復して川を見る。再び古里駅
13:18 帰路
新緑と水の流れを見たくて川苔山に決めた。木製の橋をいくつも渡り、川の上を横断する景色が良かった。朝の澄んだ空気と太陽の光が水や新緑、岩肌に反射する様子がとても心地よかった。1年の中で風が心地よく、自然の色も生まれ変わり、とても過ごしやすい季節だなと実感。
そういえばGWに中島さんは北アルプスだとか。いいな。
山行記録が楽しみだ。(文責:山中)
2013年度 山行記録
白倉〜大岳山〜御岳山〜御嶽駅 4月4日(木) 晴れ
参加者:中島(元実習棟スタッフ)
白倉=8:20
武蔵五日市駅からバスで白倉へ。
警察署前のバス停で沢山おじさん降りてった。
白倉、スミレ沢山さいてる。キランソウもめっけ。
尾根上=9:15
休憩、これからもっと急登。暑い。
馬頭刈尾根出合い=10:00
急登終わった。そこからちょっと歩くとベンチのある展望台。
富士山霞んで薄い。
大岳山山頂=10:50
あれが御前山でむこうが三頭山で右の端にみえるあれは雲取山だろうか
奥の院分岐=11:30
奥の院にはいかず、初めて巻道をいくことにする。
スミレ沢山。あっ、カタクリめっけ。ひとつだけ。
御岳山山頂=12:20

お店入ってビールひとびん。このあたりは8月のレンゲショウマが有名とおばあさんが教えてくれた。
ケーブルの駅に向かう途中、あれは円空仏ではないか?いい顔してる。
ホンモノだろうか?

狛犬もナイス

気持ちいいので御嶽駅まで歩こう。
この林道は御岳山に住んでる人の生活道路だ。おねえちゃんが原チャで登りすぎてゆく。
滝本=14:27
下は桜が咲いてる。一歩一歩酔いがゆっくりさめていく。
御嶽駅=15:35
到着。途中でイカリソウめっけ。
とうとう春になった。暖かくてのんびりとしたいい山行になりました。 今年は記録ちゃんと書きます。久しぶりに書いたのは、山中の記録が載っているのを見つけたからでした。おーい山中、髪切った?これ読んだら連絡くれ。山行こう。(文責:中島) |