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2015年度 山行記録


山行記録(住環山岳部番外編)(伊藤記)
2015年12月20日(日)晴れ
山行コース:小仏〜景信山〜小仏城山〜高尾山〜稲荷山〜高尾山口
山行日:2015年10月25日(日)快晴
参加者:伊藤、大陽(13才)

元住環スタッフの中島悠二君から、住環山岳部の山行記録のことを聞き、その晩久しぶりにウェブサイトを開いた。
週末、今年山登りを始めた長男を連れて、山へと向かおうと思い立つ。呼春ちゃん参加とある山行記録を参考に、計画を立てる。息子は、その計画をふふんと見ている。どうやら楽しみなようだ。
…単なる息子との山登りですが、思い立ったキッカケが住環山岳部なので、ここに山行記録を残します。

息子と過ごす昼飯は手作りにしようと思って、朝弁当をこしらえる。10時に小仏のバス停着。登山客が多い。

10:05
身体をほぐして出発。登山口から山道に入った途端、息子との距離が少しずつ開いていく。その姿が見えなくなるギリギリのところで、私を振り返って立ち止まる。その繰り返し。「もうすぐ山頂だよ」と励まされる始末。少し嬉しく、大いに戸惑う。

10:55
景信山山頂。都心と富士山の眺めを満喫して、箱詰めと別に用意したおにぎりを一つずつ食す。ちょっと長めの休憩。都心と富士山の眺めを満喫。

11:15
小仏峠・城山・高尾山の稜線を確認して、ちょっとした縦走気分を味わいスタート。小仏峠は、旧甲州街道のかつての往来を想像して、ちょっとテンションがあがる。

11:55
城山で、昼食。おにぎり、鳥唐揚げ、出汁巻き玉子。
思いのほか、人が多い。インスタントの食事から手の込んだ料理まで、それぞれ舌鼓をうっている。手作り弁当もいいけど、今度は登山用コンロを用意して出掛けようとフツフツ思う。茶店のなめこ汁を息子と食し、残り2ピッチに向かう。12:30出発。

13:15
高尾山山頂。山頂までの道程でも、息子に何度か私を待たせた。休憩を、10分とる。
高尾山には何度か来ている。ここから先は、今まで通ったことのない稲荷山コースにしようと、事前に息子と決めていた。尾根筋を辿る。

14:00
稲荷山の展望台で、5分休憩。

14:30
ケーブル清滝駅着。
息子の山合宿は、夜明け前から登り始めて昼にはテント場に戻るらしい。それには敵わないけど、この時間にこれだけ遊び切って清々しい。
たまには息子との山登りもいいなと思えたことが、今回の成果。




高尾山山行報告書(河津記)
山行コース:小仏峠〜小仏城山〜一丁平〜稲荷尾根〜ケーブル清滝駅
山行日:2015年10月25日(日)快晴
参加者:青木呼春(小学3年生)・近藤優華(卒業生)・河津

夜半の木枯らし第1号は朝には止み、晴れ渡ったこの上もない秋の山行日和となった。

09:12
JR高尾駅北口、小仏行きバス乗車。近藤君が到着し、呼春、一安心。

09:30
登山者でいっぱいになった2台のバスが小仏バス停に到着。呼春、早速冒険を始める。

09:40
登山客の最後尾で出発。舗装された林道歩き。沢音がすがすがしい。

09:55
舗装道の終点。ここから山道に入る。初めての休憩。呼春、上着を脱ぐ。

10:00
山道を峠へ向けて出発。呼春が先頭を歩く。「呼春、待ってくれ。待ってくれ」の声に、呼春、がぜん元気がいい。途中、休憩している年寄グループに、呼春褒められる。呼春、河津先生の杖代わりの傘を借りて登る。

10:20
あともう少しで峠という、杉林の木立の中で2回目の休憩。水を飲み、お菓子を食べる。お弁当のおにぎりの話題が出る。先ほどの年寄グループが追い抜いてゆく際に呼春に声をかけたが、呼春は応えない。「知らない人に口を聞いちゃいけないから」との言葉にショック。あらためて大変な時代だと実感する。

10:25
城山でのお弁当を楽しみに出発。少しの登りで小仏峠に着く。呼春、峠の地蔵像など携帯で写真を撮る。はや歩くのに飽きたのかスタンプを押すなど遊び始める。おにぎりの弁当をエサになんとか城山山頂へと向かわせる。峠から城山への登りがちょっとつらい。「疲れた」を連発する呼春に「妖怪こはるばばあ」のニックネームをつける。「年寄をバカにしちゃあいけないんだよ」と呼春に注意される。

11:00
城山山頂到着。富士山がよく見える。早速お弁当を広げる。なめこ汁を食す。呼春もよく食べた。

11:40
ゆっくり昼食休憩を取って、いざ高尾山へ向けて出発。今日は高尾山頂へは登らない予定なので、下るばかりのコース。さらに小ピークは巻き道を行くので楽チンコース。しかし下りもきつい。やがて呼春の「どこで休むの?」コールが始まる。「下りきった一番低いところで休もう」ということにして、先を急がせる。

12:10
もみじ台手前の巻き道分岐点で休憩。呼春の「なんで山に登るの?」の問いに「それを考えるために登るんだよ」と禅問答。

12:15
もみじ台へ登らずに巻き道をひたすら歩く。この巻き道は山歩きをしている感じがよく出るコース。「山らしくていいだろう」という問いかけに呼春終始無言。シロヨメナ・シラヤマギク・ヤマアザミ・ヒゴタイ・センブリ・オカトラノオ・ツルリンドウ・ギボウシの花や種が見られる。

12:40
高尾山頂を周遊する5号路と山頂へと向かう階段の分岐点で休憩。呼春、「コースを変えてケーブルカーに乗っていい?」とさりげなく言う。河津先生拒否。

12:45
高尾山頂へ向かわずに、左廻りに巻いて稲荷山コースへと向かう。木の根が剥き出て滑りやすいのだが、呼春上手く歩く。

13:05
稲荷山下りコースの6号路への分岐点に到着。計画当初は下山に6号路を使う予定だったが、今般の高尾人気のため6号路は上り専用路になってしまった。それで尾根道の稲荷山コースを使うこととなった。
「なんで呼春を山へ連れてきたと思う?なんでおかあさんはダメといったと思う?」という問いかけに「呼春をいじめるため」との即座の応えには大笑いした。笑うしかなかった。案外とそうかもしれないとも思った。

13:10
「あと1回の休憩で行くとうまく行くが、2回休んじゃうと遅くなっちゃうぞ。このままだと夜になっちゃうなあ」の脅し文句でやおら出発。まだまだ下りは続く。傘を突き突き、おしゃべりしながら近藤さんと一緒に歩く。ときどき「妖怪こはるばばあ」が顔をのぞかせる。

13:30
展望台到着。相模・八王子・都心がよく見える。富士山は背後に隠れてもう見えない。東屋には多くの人がいた。呼春、あちらへこちらへと自在に出没。

13:35
最後の下り。河津先生先行、呼春と近藤君がそれを追う。麓が近づくにつれアオキの木が増える。最後に稲荷神社にお参りする。

14:10
ケーブル麓の清滝駅にようやく到着。恒例の反省会を、ソバ会にするかアイスクリームにするか呼春に聞いたところ「アイスクリーム」との回答。呼春の「両方は?」との問いには「お腹を壊すから」と河津先生断固拒否。呼春、アイスクリームを食べながら清滝駅前の大道芸を熱心に見る。食後、お父さんとお母さんへのお土産を買って、呼春、今回の山行無事終了。ごくろうさま。



陣馬山
2015年6月6日(日) 晴れ
参加者:河津先生、中島(元実習棟スタッフ)、杉村(卒業生)

8:15 高尾駅北口発、陣馬高原下行きバス
9:00 陣馬高原下出発
9:40 陣馬山新道途中
10:20 陣馬山山頂
11:00 明王峠
12:10 景信山(12:55)
13:35 城山
14:22 高尾山4号路入り口
15:15 蛇滝
15:55 高尾駅

一人暮らしの部屋で、早く起きてしゃけを焼いて、弁当につめた。りんごもつめたが、箸を忘れた。まだ、忘れたことに気付くのはずっと後。電車の中で山の地図を開く。たぶん3、4年ぶりの参加だから、とても楽しみにしていた。住環山岳部だから河津先生がくることはわかっていたけど、バスから河津先生が降りてくるのをみつけて、うれしい。河津先生はバスを降りて、まだこちらには気付いていない。先生を呼ぶと先生が気付いて、おおっ、と笑って驚いてくれて、うれしい。先生は僕が来るのは知らなかった。宮本が知ってて言わなかった。先生と僕の2人みたいだ。靴紐をしめてゆっくりたばこ2本吸ってぽつぽつ歩きはじめる。河津先生が前を歩いて自分は後ろをついていく。歩きながらけっこうずっとしゃべった。舗装された道から山道に入って、坂が急になって息がきれても、けっこうしゃべった。なつかしい話とか最近の話とかこれからの話。山でこんなに先生と話すことは以前の山ではなかった。この道は新しく数年前にできた。数年前には、この辺り一帯に生えていたという草(先生が言った名前を忘れてしまったので書けない)を河津先生は探していたが、ひとつもみつけることができない。休憩ひとつをはさんでしばらく登ると、陣馬山の山頂で、さっそく今日で一番高いところ。人で賑わっている。汗をふいて、水を飲んで、地図にしるしをつけて、たばこ吸う。遠くの山を指差す。先生は午後の紅茶のレモンティー1.5?ペットボトルをザックがからガボッとだす。ここからは稜線歩きでわりと平たいのですいすいいける。風が通って気持ちいい。蝉が鳴いた。今日は天気が良いのだ。明王峠に着いて荷物をおろし、交互にトイレにいく。茶店でコーヒーをいただく。ちゃんとソーサーにカップがのってでてくる。先生はミルクと砂糖を入れて、自分はいれない。コーヒーのおかげで勢いが増してどんどんたばこ吸う。歩いていると先生がもみじいちごをみつけてくれた。とって食べるとプチプチして自然の味がする。気持ちが新しくなる。子供にもあげる。景信山で昼にしようと、売店でなめこ汁とビール、山菜の天ぷらを頼む。目の前で天ぷらが揚がっていく、その音をきく。皿を受け取って、たぶん天ぷらに、塩をふりかけた直後だったと思うのだけど、杉村が現れた。でかい体だ。78キロ(と本人がいった)。だいぶ息があがっていて、汗をかいている。一本バスを間違えたそうで、走ってなんとか追いついてきた。きてくれてうれしい。でかい体だ。3人で席についてテーブルにたくさんいろいろ広げて、ビールあける。たばこ吸ってよくしゃべる。弁当食べきれないので半分杉村にあげた。杉村は自分でもってきたおにぎりを3個食べたあとでも「いいんですか?」といってあっという間に食べた。しゃけの皮もきれいになくなっていた。たばこ吸って出発。先生、杉村、中島がたてに並んで進む。ここから高尾山に近づいていって人が増えた。子供が多い。河津先生は小さい子に必ず声をかける。小さければ小さいほど声をかける。元気に挨拶してくる子もいれば無視する子もいる。ヤマボウシかハナミズキか、の花が満開なのをみて、高尾山頂を巻いて、蛇滝方面に向かうとぐっと人が減る。ゾッと減ったりシュッと減ったりしない。ぐっと減る。とても静かになって、3人だけがたてに並んで歩いていく。道が細くなりきれいな緑にかこまれて、山を歩く喜びを味わう。喜びを声にだす。声にだすと、よけいに気持ちいい。下っていくとだんだん沢の音が近づいてくる。蛇滝についたら、あとはもう駅に向かって平地を歩くのみ。しばらく歩いて高尾山駅について反省会。ビールとそばをいただく。次はどこにしようかという話。店をでるともうだいぶ夕方。駅のホームで杉村と別れ、国立駅で河津先生と別れる。家に帰ってから、何をしようか考えても特に浮かばず、コンビニでビックコミックオリジナル買って帰った。一人暮らしの部屋で、風呂からあがって、ビックコミックオリジナル読んでるうちに体がどんどん斜めになっていって、すぐ横になって寝た。









住環山岳部としてはじめて山に登ったのが7年前で、そのときが同じ陣馬山だった。冬だった。7年前の写真があったのであげてみる。





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