7月25日、株式会社マイナビが主催する大学1、2年生向けの企画アイデアコンテスト「課題解決プロジェクト」で、経営学科2年生下林幸夏さん、日本語コミュニケーション学科2年生の納田和香羽さん、政治学科2年生の二俣亮太さんのチーム「水色ストライプの出逢い」のアイデアが佳作として評価されました。3名はオムロン株式会社が提供したテーマ「オムロンのコア技術を用いて、社会的課題の解決に向けて取り組むべきこと」について、昨今のオーバーツーリズムによって生じる観光地の地元住民や環境に関わる課題を取り上げ、グループ内の討論と大学生を対象としたアンケート調査を通して分析しました。調査から分かった大学生の旅先での行動や発信力に着目した結果、公共交通機関の圧迫を避けて、CO2を排出しない移動手段を選ぶと、地域の提携店舗で使えるポイントが貯まるアプリの開発を提案し、そのアイデアに至るまでの過程が企画書の中でも明確に示されていた点が評価されました。

キャリアセンター支援課では昨年度より、学部2年生が学科横断型で取り組む学内用のプロジェクトを実施しています。今回は、株式会社マイナビ社員の方(以下、マイナビサポーター)の協力を得て、「課題解決プロジェクト」をプレインターンシップとして取り入れました。プレインターンシップはオリエンテーション、初回講座、中間発表、最終発表で構成され、応募学生21名が3~4名のグループに分かれてマイナビサポーターやキャリアセンターの教職員のフィードバックを受けながらアイデアを出し合い、コンテスト応募のための企画書作成に取り組みました。




【コメント】
キャリア開発部長/キャリアセンター長 矢澤 美香子教授(人間科学部人間科学科)
チーム「水色ストライプの出逢い」の皆さん、佳作の受賞、おめでとうございます!「オーバーツーリズム」という社会課題を自分事として考え、オムロンのコア技術と大学生の持つ強みを掛け算して企画された素晴らしいプランでした。柔軟な発想力、創造性が存分に発揮されていたと思います。また、着想段階からコミュニケーションを豊かにとりながら、中間発表で明確になった課題も協力し合って乗り越えていて、チームワークの良さが光ったチームでもありました。ぜひこの経験を大切に、これからの実生活やキャリアの実現にも活かしていってくださいね。
経営学科2年生 下林幸夏さん(チームリーダー)
この度は、このような結果を残すことができ、大変嬉しく思います。オムロンの強み、そして自分たち大学生らしさにこだわって、議論を重ねてきました。企画を構想しながら、大きな課題と捉えていた社会のあらゆる問題は、アイデア一つで少しでも改善への一歩を踏み出すことができるのではないかという希望を感じました。自分たちの企画が、その一歩になるかもしれないと。まだ至らない点があったものの、様々なことを見つめた時間や他学部の仲間2人との出会いは本当に貴重なものでした。キャリアセンター支援課の職員の方々、マイナビサポーターの方、アンケートに答えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
日本語コミュニケーション学科2年生 納田 和香羽さん
プレインターンシップでマイナビの「課題解決プロジェクト」に参加し、佳作を受賞できたことは、私にとって貴重な経験でした。プロジェクトを通じて、実際のビジネス課題に取り組むことの難しさと楽しさを学び、問題解決力やチームワークの重要性を再認識しました。特に、アイデアを具体的な形にまとめ、聞き手に納得してもらうまでのプロセスが大きな挑戦でしたが、それだけに達成感も大きかったです。この経験を糧に、今後もさらに成長し、課題解決に取り組む意欲を持ち続けたいと感じています。
政治学科2年生 二俣 亮太さん
企画時は、どのような人に向けた提案であるか、そしてアプリの利用によりどのような影響があるのかを意識した提案ができるように活動しました。班の皆様とは直接会う機会は少なかったもののリモートで円滑に議論を重ねることができました。このようなコンテストでの入賞は初めてなので大変嬉しく思います。この入賞経験を活かし、今後も様々なコンテスト等に挑戦して新たな知見を得ることができるよう努力します。
関連リンク
- 課題解決プロジェクト
https://job.mynavi.jp/start/project/index_v.html - 課題解決プロジェクト(入選チーム発表)
https://job.mynavi.jp/start/project/theme_2024-1-1/report/ - 就職・キャリア支援
https://www.musashino-u.ac.jp/student-life/career/