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言語聴覚士養成課程(専攻科)

言語聴覚士(ST)を養成するコース

国家資格の取得に専念したい

・ 言語聴覚士養成課程(専攻科)

国家試験受験資格


研究テーマがあるので、国家資格の取得に加え、修士の学位も取得したい
・ 大学院 人間社会研究科人間学専攻 言語聴覚コース(2年制)
国家試験受験資格 修士(言語聴覚学)

現職の言語聴覚士を対象としたスキルアップコース

言語聴覚士として3年以上の実務経験を有しており、短期間で修士の学位を取得したい
・ 大学院 人間社会研究科人間学専攻 言語聴覚コース(1年制)
修士(言語聴覚学)
※実務経験3年以上(入学後も就業を継続)


言語聴覚士として働いているが、2年かけてじっくり修士の学位を取得したい
・ 大学院 人間社会研究科人間学専攻 言語聴覚コース(2年制)
国家試験受験資格 修士(言語聴覚学)

言語聴覚士(ST)とは

言語聴覚士(ST)は、理学療法士・作業療法士などと並ぶリハビリテーションの専門職種の一つで、言語・コミュニケーション及び摂食嚥下機能に関するエキスパートです。成人から小児までを対象に失語症・高次脳機能障害・認知症・発達障害・構音障害・吃音・聴覚障害や摂食嚥下障害をお持ちの方に対して、医療・介護・福祉・教育など様々な立場からリハビリテーション・サービスの提供を行います。
高齢化社会が進む現代社会では、これらの障害を抱えリハビリを必要とする方は全国で約600万人いるといわれているなか、言語聴覚士の有資格者は2020年3月末時点で約34,000名。今後ますます言語聴覚士のニーズが高まり、活躍の場が求められます。

教員メッセージ

国家試験合格をゴールとするのではなく…

「職能教育と学門の両立」を理念に掲げ、平成26年度に開設された本学の言語聴覚士の養成も10年目を迎えます。大学であれ専門学校であれ、資格職の養成課程では、国家試験合格をゴール(ディプロマポリシー)とし、それに向けてカリキュラムポリシーを策定しているのが通常であると思われます。しかし、本学では、専攻科(言語聴覚士養成課程)・大学院人間社会研究科人間学専攻言語聴覚コース双方とも、入学時点から、資格取得後を見据えた教育を実践します。具体的には、必ずしも国家試験の出題傾向と解答を最優先せず、一見回り道であっても言語聴覚士にとって普遍的に重要と思われる事項を徹底して学び、また、自分自身の身体を実際に使って当事者や子ども達と相対するプロセスを通して、当然国家試験にも全員が合格できるカリキュラムを目指しています。また、今、言語聴覚士にもっとも求められる資質はリベラルアーツ(一般教養)と他者と響きあう感性であるとの考えに立ち、言語聴覚士の養成を人間科学部の上に位置付けていることも大きな特色です。他者を援助するためには他者を通して私たち自身を探求する学びも必要なのです。「国家試験までのST」ではなく「国家試験後のST」を目指す方、そしてクラスメイトや私たちと響きあい、学び合い、自身の成長を目指す方の出願を歓迎します。

専攻科長 北 義子 教授(言語聴覚士・リハビリテーション学修士)
筑波大学社会人大学院博士前期課程修了。岡山大学法文学部哲学科心理学履修コース卒業。国立身体障害者リハビリテーションセンター学院聴能言語職員養成課程修了。帝京大学病院耳鼻咽喉科言語室、埼玉県立小児医療センター保健発達部、国立障害者リハビリテーションセンター学院言語聴覚学科主任教官を経て2019年より武蔵野大学准教授、2023年教授、現在に至る。埼玉県難聴児親の会顧問。日本言語聴覚士協会認定言語聴覚士(聴覚領域)実行委員長。

紹介動画① (上間 清司 講師)
紹介動画② (小杉 裕子 准教授)
紹介動画③ (畠山 恵 講師)
紹介動画④ (志磨村 早紀 助教)

教員紹介はこちら

専攻科概要

専攻科DATA

入学定員

30名

修業年限とキャンパス

1年:武蔵野キャンパス
2年:武蔵野キャンパス

修業後の進路

医療…病院(リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、小児科、形成外科、口腔外科など)
介護…老人保健施設、デイケア施設など
福祉…障害者福祉センター、小児療育センター、難聴幼児通園施設、児童発達支援事業・放課後等デイサービスなど
教育…通級指導教室、特別支援学校(聴覚障害、知的障害、肢体不自由など)
保健…保健所など
進学・研究…大学院、研究機関など

言語聴覚士国家試験 合格率

受験者数 合格者数 合格率
言語聴覚士養成課程(専攻科) 14名 14名 100%
大学院人間社会研究科
人間学専攻言語聴覚コース
1名 1名 100%
※ 第26回言語聴覚士国家試験(2024年2月17日実施) 全国平均72.4%

合格率 100%

専攻科・大学院コースの全学生が国家試験に合格

専攻科および大学院人間社会研究科人間学専攻言語聴覚コースにおいて言語聴覚士国家試験は上記の結果となりました。本学では、国家試験合格をゴールとするのではなく、合格後の長い専門家人生を見据えて学生を全面的にサポートしています。

修了生の就職実績

(2024年3月現在)

※一部大学院修了者の就職実績を含む
病院

熱海記念所病院、板橋中央総合病院、市ヶ尾病院、おゆみの中央病院、恵寿総合病院、KNI、江東リハビリテーション病院、甲府城南病院、さいたま市民医療センター、埼玉石心会病院、清智会記念病院、東京品川病院、新座病院、原宿リハビリテーション病院、武蔵野陽和会病院、東京医療センター、埼玉県立循環器・呼吸器病センター、山形県・酒田市病院機構、済生会湘南平塚病院、さくらキッズくりにっく、有隣病院、埼玉医科大学総合医療センター、聖マリアンナ医科大学病院、筑波大学附属病院、日本医科大学付属病院、横山市立大学附属病院

福祉施設

LITALICO

学校・教育支援

武蔵野東教育センター、山梨県教育委員会

公務員

山梨県庁、さいたま市役所

学びの特徴

カリキュラムの詳細はこちら

学費サポート体制

教育訓練給付制度

2024年度現在、厚生労働大臣指定の教育訓練給付制度を利用することができます。次年度以降の扱いについては、入学後にご案内します。

学費の詳細はこちら

修了生の声



本コースの取り組みや学校生活を発信しています。

大学院・専攻科相談会

事前予約制

相談会では、本学の学びの特色や授業・実習内容、入試について教員が直接説明を行います。個別で相談をすることもできますので、ぜひこの機会をご利用ください。

2024年12月21日(土)

日程 2024年12月21日(土)
時間 14:00~16:00
実施方法 来校/オンライン(Zoom)にて実施。事前予約制。
実施内容、参加方法 詳細は後日掲載予定。
予約期間 2024年11月27日(水)~12月18日(水)(予定)

大学院・専攻科相談会の詳細はこちら

Q&A

A.大学卒業(見込)以上の方は、受験可能です。

A.国家資格の取得を目指すという点では特段変わりはありません。ただ、  本学では専攻科(言語聴覚士養成課程)・大学院(人間社会研究科 人間学専攻 言語聴覚コース 2年制)のいずれも、国家試験の合格をゴールに据えるのではなく、国家試験合格後を見据え、臨床と研究のできる言語聴覚士の輩出を目指しています。
また総合大学としてのスケールメリットがさまざまなイベントや講義・実習・学生生活に生かされています。
大学敷地内にある附属幼稚園・保育園での実習をはじめとして、看護・薬・人間科学・教育学部などとの連携により、多彩な体験が実現できます。
学外の地域や施設、卒業生との交流・連携もさかんで、1年生の早期から見学実習等で言語聴覚士として歩む先輩方の後ろ姿を見ることができ、より具体性を持って座学に取り組むことができます。これらの体験の一部はnoteにて発信していますので、是非ご覧ください。

A.国家試験の受験要件を満たすため、大学院においても専攻科との合同授業で同一の科目・単位数(85単位)を履修し、国家試験の合格を目指します。
大学院では、それに加えて特定課題研究演習を履修し、研究論文(修士論文)の審査に合格することで、学位として修士(言語聴覚学)を授与されます。

A.修士論文にほぼ該当するものですが、若干規模が小さいとお考え下さい。取得単位数も通常の修士論文8単位の半分の4単位です。

A.基本的に制限はありません。ただし、学部で関連科目を学んだ方の方が、異なる分野の学部出身の方に比べ、入学後の学修にスムーズに取り組めるのは事実です。関連領域には、医学、言語学、心理学、教育学、生命科学、社会福祉などが含まれます。

A.出願の時点で年齢制限はありませんが、国家資格取得後の就職においては、年齢制限がまったくないとは言い切れません。

A.お薦めはしていません。授業自体がかなりハードな上、予習・復習・授業外での課題に必要な時間などを考えると、2年間は修学に専念できる環境を整えていただく必要があります。

A.授業は、通常1限から5限の間に入ります。1限の開始時刻は8時50分、5限の終了時刻は午後6時30分です。すべてのコマが埋まるわけではありませんが、空いているコマを利用して、予習・復習、検査の練習、グループワークの話し合いなどを行うことになります。

A.臨床実習には、見学実習と評価/総合実習があり、当コースでは1年次より見学実習が組まれています。1日単位の学内での幼稚園・保育園の見学実習(1年次1学期に2日間)から始まり、夏季休暇中には1週間の実習を成人領域・小児/聴覚領域のそれぞれ計2週間行います。これにより、1年次から病院や施設の雰囲気や言語聴覚療法の実際に触れることができ、有機的な関連性をもって基礎の学びを固めることができます。
2年次には本格的な臨床実習が始まり、夏季休暇期間を含め6月~9月中旬まで前期4週間・後期8週間の評価/総合実習を行います。実習施設は病院・介護・小児療育施設など様々ですが、なるべく多様な領域を経験できるよう、配属します。実習地は東京・神奈川・埼玉・千葉が中心となります。各学生への実習地の配属は大学に一任していただきます。医療機関での実習が多いため、予防接種が必要になります。また、宿泊が必要になる場合もありますので出願の際はご注意ください(宿泊費は学費に含まれます)。

A.試験科目は国語総合と小論文です。国語総合では、言語学・心理学・哲学などの領域のテキストを題材に、読解力と文章表現力を審査するとともに、SPIに準拠した国語問題で一般常識・適性を審査します。小論文では、脳・ことば・コミュニケーションなどのテーマで1,200字程度の文章を書いていただきます。論理性や文章構築力を審査します。日ごろから読書習慣を付けておくことをお勧めします。

A.過去1年分のみを公開しています。こちらをご確認ください。

A.どのような専門職においても、専門知識・技能を備えているだけでは十分とは言えませんが、言語聴覚士は、とりわけ基礎教養と人間力を必要とする職種です。日本で、総合大学の人間科学部を基幹学部としている言語聴覚士の養成課程は本学が唯一です。
言語聴覚療法学を、単なる技能ではなく人間学の一分野に位置づけ、専門知識・技術はもちろん、幅広いリベラルアーツを備えた言語聴覚士の輩出を目指します。

A.専攻科(2年間)で2,484,000円
大学院(2年制)で2,594,000円
大学院(1年制)で1,322,000円
※令和6年度入学参考。

学費の内訳等詳細はこちらをご確認ください。

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