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お知らせ

データサイエンス研究科2年生が国際学会にて、地方の交通インフラをテーマにした研究でBest Paperを受賞しました

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データサイエンス研究科2年生の桐島涼斗さんが、8月5日~7日にインドネシアで開催されたInternational Electronics Symposium on Knowledge Creation and Intelligent Computing 2025(IES KCIC2025)にて、Best Paperを受賞しました。

桐島さんは、データサイエンス学部生の時から、地方の公共交通手段における様々な課題をテーマに研究を続け、さらに研究を深めるためにデータサイエンス研究科へ進学しました。受賞論文「A Social Impact Calculation and Visualization Method for the Discontinuation of Public Transportation」[桐島涼斗、佐々木史織(データサイエンス研究科 准教授)]は、地方の公共交通ルート廃止がもたらす社会的影響を、地理情報システム(GIS)と人口動態・インフラデータを用いて計算・可視化する手法を提案しています。

受賞学生コメント

データサイエンス研究科2年生 桐島 涼斗さん

今回発表した研究は大学院の授業課題を発展させたもので、取り組み始めてから日が浅かったこともあり、どのような評価をいただけるのか不安もありました。そのため賞をいただいた際には驚きとともに、研究活動への自信にもつながりました。
発表に向けた準備をはじめ、先生方や現地の学生との交流を通じて、新しいことに挑戦することの大切さや面白さを改めて実感することができました。今回の経験を今後の学生生活にも活かしていきたいと思います。

指導教員コメント

データサイエンス研究科 佐々木 史織准教授

桐島涼斗さんは、私が担当する大学院授業「グローバル環境データベースシステム特論」の演習課題において、本論文にて提示されているテーマ「高齢化社会における地方交通インフラの減衰とその影響」と、桐島さん自身が考案した分析・予測手法について、予備実験による検証結果と共に提案しました。その成果の国際的な発信可能性について提案したところ、桐島さんはその後も引き続き提案手法の定式化に挑戦し、こつこつと異種データ源を対象とした実験と試行錯誤を重ねました。その結果、提案手法の実現可能性とグローバルに共通するテーマの社会的インパクトが、本学会においても高く評価されたのだと思います。
桐島さんには今後もぜひGlobal-Regional-Localの視点に立った活躍をされることを期待しています。Congratulations!!

関連情報

International Electronics Symposium 2025 (IES 2025)
開催日 2025年月5日~7日
開催地 インドネシア スラバヤ
主催 Politeknik Elektronika Negeri Surabaya(スラバヤ国立電子工科大学)、IEEE Indonesia Section
https://ies.pens.ac.id/2025/

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