2024年7月、経営学部会計ガバナンス学科の佐藤 正隆講師が担当するゼミの3年生が、オフィス機器をはじめとした幅広い製品を製造している株式会社オカムラの工場を見学しました。
佐藤ゼミの学生は管理会計を学んでおり、今回の見学を通じて、生産現場での管理会計の実践を理解し企業の担当者に質問することで、管理会計への理解を深めました。
見学の様子
教員コメント
佐藤 正隆講師(経営学部会計ガバナンス学科)
今回の見学は管理会計研究者の立場から、現場管理の現状を理解する上で、大変参考になった。機械ごとに、予算と実績の原価差異を把握しており、予算管理の見える化を行っていた。従業員のモチベーション向上の上でも、大変重要なことであると感じている。
また良い点だけではなく、現状の予算管理の問題点までお話しいただいた。在庫管理、立地やサプライヤーに関する問題、リアルタイム情報の必要性などの問題点について、意見交換をすることができた。これは、理論と実務を乖離させないためにも必要不可欠なことだと改めて痛感した。
普段、見学できない工場を特別に見学させていただき、学生の学びになりました。お時間いただいたことに、心より感謝いたします。
学生コメント
・品質検査の妥当性を考えるきっかけになった。カメラを利用し品質検査をする工程と、作業担当者が自ら品質検査をする工程の違いを考えた。またカメラのメーカーをよく見ることで、会社とのつながりを考えた。
・教室で社会人の方に講演してもらう授業とは異なり、現場で働くというイメージがついた。実際に完成品である椅子に座ったり、製造ラインを見ることができたりして、楽しかった。
・就職活動をしていく上での方向性を考えるきっかけになった。担当者の方との会話を通じて、今までは考えていなかった部署も視野にいれることにした。今回の見学で学んだ経験が他の会社の就職活動にも活きています。
・建物の階層をまたいで部品を移動させていたため、工場の効率性について考えた。立地の関係上、費用対効果を考えると最適な選択であると思った。