9月9日に有明キャンパス5号館で副専攻(AI活用エキスパートコース)2期生の成果発表会と修了式を開催しました。
副専攻(AI活用エキスパートコース)とは、所属する学部学科の学び(主専攻)と並行して、AIを活用するための知識とスキルを学ぶことができる制度です(全18科目)。AIが日常生活に浸透した時代に活躍できる人材を輩出するため、2021年に開設されました。 データサイエンス学部の所属教員たちによって設計されたこのコースは文部科学省の「データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に認定されており、このたび全科目の履修を終えた75名の2期生が、自身の考案した人工知能実践プロジェクトについて、フラッシュトークとポスター発表を行いました。
修了式では、西本学長からの履修証明書の授与の後、外部企業や学科長の先生方から、それぞれの視点で選考した様々な賞の受賞が発表されました。優秀者発表として選ばれた「高齢者の見守りをサポートするPepper」「「過ごす店舗」の魅力とは何か~来店時の行動と視線データによる考察~」「消費者の求める情報を動的に提供するECサイト」「AIは心理カウンセラーの代わりに働くことが出来るのか-AIと心理カウンセラーの共存-」「小説家になろうからみる人気作品タイトルの要素・条件分析」の5テーマについては、登壇発表も行われました。
【コメント】
MUSICセンター長 林 浩一教授
この数年間のAIの進化と社会への浸透は、静かに、しかし着実に、私たちの日常を変容させています。AIによって仕事を奪われるという側面は確かに存在しています。しかし、それ以上に、これまで優れた資質を持った人のみにしかできなかった、同時通訳、小説の執筆、イラストの作成、プログラミング、などの仕事を、AIの力を借りることで自らの実力以上の力で行えるようになったことは、社会の有り様を根底から揺るがしつつあります。これからの時代に競争力の源泉となる、AIの新しい可能性を素早く取り込み、活用する力を体系的に身につけるために構想されたカリキュラムが、武蔵野大学の副専攻(AI活用エキスパートコース)です。
このたび、昨年度の1期生に引き続き、2期生75名がこのコースでの学びを自分のものにして、修了まで到達してくれました。成果発表会に参加してくださった皆様からは、昨年よりも学科の専門性とAIの特性を融合したテーマが増え、AIを一層高度に使いこなしているとの評価もいただきました。AIを活用する術を得た彼らが、大きく変容する社会の中でどのような活躍を見せてくれるのか大いに期待しています。
関連リンク
- 副専攻(AI活用エキスパートコース)
https://www.musashino-u.ac.jp/basic/ai_submajor/index.html - (PR TIMES)理系文系関係なくAIを活用できる人材を輩出! 「副専攻(AI活用エキスパートコース)」2期生の成果発表会・修了式を9月9日(月)に有明キャンパス5号館で開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000230.000067788.html - 副専攻(AI活用エキスパートコース)1期生の成果発表会・修了式を開催しました(2023年10月23日掲載)
https://www.musashino-u.ac.jp/news/detail/20231023-1891.html