12月5日、法学部政治学科が南アフリカ政府公認サファリガイドの太田 ゆかさんを有明キャンパスに招き、講演会を開催しました。
太田さんは日本人女性で初めての南アフリカ政府公認サファリガイドであり、ガイドをしながら「罠にかかった野生動物の救助」「密猟からサイを守るためのプロジェクト」など野生動物の保護にも取り組み、現地の生態系を守ることを目指して活動しています。今回の講演会は、政治学科の中村 宏毅准教授がゼミ活動の一環として太田さんに依頼し開催されたもので、当日は学生約40名と教職員が参加しました。

講演会では、特に、南アフリカ政府公認サファリガイドになった経緯やサファリガイドとしての活動について、さらに野生動物保護にかける想い等に関するお話がありました。大学生の時に国内外の研修等に積極的に参加する中で、特にボツワナでのボランティアの経験からサファリガイドを志した経緯などを説明されました。また、サファリガイドになるために資格を取った後もなかなか仕事が見つからなかったことや、コロナ禍で職を失い苦労したことなどに関してもお話がありました。
さらに、サファリの魅力、特に大自然の中で感じる“人間も生態系の一部である”という感覚に関して述べられ、密猟に対する予防措置としてサイの角を切る保護活動について、動画とともに詳しく説明されました。質疑応答では、南アフリカにおけるサファリガイドの就職事情等に関して、活発な議論が行われました。
政治学科では今後も外部講師を招いた講演会を開催し、学生に多様な視点や実務的な知識に触れる機会を提供していきます。


関連リンク
- 太田 ゆかさんHP:https://yukaonsafari.com/
- 太田 ゆかさんInstagram:https://www.instagram.com/yukaonsafari/
- 法学部政治学科:https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/law/political_science/