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お知らせ

経営学科の学生チームが「第5回産学連携ビジネスコンペティション」でオーディエンス賞を受賞しました

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経営学科 平野 貴士ゼミの学生チームが、AKKODiSコンサルティング株式会社と株式会社志結舎が主催の「第5回産学連携ビジネスコンペティション」でオーディエンス賞を受賞しました。
本大会には全国の9大学から27チーム、総勢150名以上が参加し、今年で5回目の開催となります。本学からは3年生14名が3チームに分かれて出場し、その中で「cos.チーム」がオーディエンス賞に選ばれました。

これを受け、1月10日に本学にてトロフィー贈呈式が開催され、株式会社志結舎代表の関口 隆氏が来構し、受賞した「cos.チーム」にトロフィーが贈られました。

トロフィー贈呈の様子
受賞したcos.チームと関口 隆氏(志結舎)の記念撮影

産学連携ビジネスコンペティションとは

「日本を、課題解決先進国に。」というビジョンのもと、企業・組織、教育機関と連携し、イノベーションを伴走しながら支援することを目指すAKKODiSコンサルティング株式会社と株式会社志結舎が主催し、2020年より開催されているビジネスコンペティションです。
「持続可能な社会を創ろう」をテーマに、学生ならではの柔軟な発想とAKKODiSの現役テックコンサルタントによる技術力・問題解決力を響創させることで、産学連携でユニークなビジネスモデルの創造と社会課題の解決に向けたビジネスプランを提案することを目指します。

参加チーム一覧及びコメント

cos.チーム:「CLAP HOMES」(オーディエンス賞 受賞)

写真左から:林田 颯生さん、牧野 空音さん、高橋 雄大さん、大沢 優良さん(欠席:谷合 真朋さん)

私たちは、介護現場の困りごとを生成AIで解決するサービス「CLAP HOMES」を提案し、オーディエンス賞を受賞しました。このサービスは、介護士が抱える困りごとを収集し、それを生成AIで改善案に変換してメーカーに提案し、新しい製品の開発を促す仕組みです。提案に向けて、介護施設16カ所とメーカー9社にインタビューを実施しました。その結果、通常の2.5倍の困りごとを収集することに成功し、そこから生成AIを用いて10個の改善案を作成しました。その中でも「タイヤクリーナー付きパーキングエリア」という案は、介護士とメーカーの双方から高い評価を得ました。今後も、介護する人もされる人も笑顔で過ごせる社会の実現に向けて取り組んでいきます。

宝作チーム:「#風呂ハピ界隈」

写真左から:高橋 悠斗さん、渡邉 美羽さん、越川 真莉香さん、下村 雄咲さん

「#風呂ハピ界隈」は、災害時だけでなく普段使いもできる、唯一無二の多機能バスボムです!驚くことに、洗濯とお風呂が同時にできてしまいます。本気(マジ)です。災害時は自衛隊風呂が設置されますが、整理券が必要なうえに曜日や時間が決められているため自由に入ることができません。また、被災地では家族で行動することが多いため、その特徴を活かした製品が効果的だと考えました。また、早い段階からチームメンバーと分担し、多くの中から協力してくださる企業を探すフェーズに進めたことが、製品を形にすることに繋がりました。正直、本当に作れるとは思ってもいませんでした。先生や先輩からのアドバイスのもと、専門的な調査や実証実験、マーケティングからデザインまで携われたことが良い経験になりました。

OYAYUBIチーム:「Oh!TAMAJAKUSHI」

写真左から:熊瀬川 陽子さん、窪木 里紗さん、小野寺 俊介さん、吉川 雄太さん、山田 琉生さん

「Oh!TAMAJAKUSHI」は、外国人留学生と日本企業をつなぎ、留学生の就職希望と文化的な違いによる離職問題を解決する新規事業です。現在、約6割の留学生が日本での就職を希望する一方、1年以内に約3割が離職している現状を踏まえ、「ホフステードの六次元モデル」を活用し、留学生の母国文化に合った柔軟でスピーディーな職場環境を提案します。私たちはもともと「蛙化現象」をテーマに事業を考案しましたが、思い通りに反映することは大変難しく、ゼロから事業を作り上げる難しさを実感しました。その中で、柔軟に考え実行・修正を繰り返しながら、チームでコミュニケーションを取り、粘り強く進めた結果、なんとか目標を達成できました。この経験を今後に生かしていきたいと思います。

教員コメント

平野 貴士講師(経営学部 経営学科 イノベーション論)
本ゼミのコンセプトは「ばかもの」です。今年のテーマは「イグノーベル賞」でした。一見するとふざけたアイデアを、大真面目にビジネスとして成立させる――そんな挑戦にゼミ一丸となって取り組みました。その結果、生成AIを活用し、人間の発想を超える製品コンセプトを生み出し続けるビジネスモデル(cos.チーム)、服を着たままお風呂に入り、身体も服も同時にきれいにするバズボム(宝作チーム)、日本人が外国人に合わせる「郷に従わない」働き方(OYAYUBIチーム)など、学生の発想が光るプランが生まれました。本年度も本ゼミの挑戦を支えてくださったAKKODiSコンサルティングと志結舎、審査員の皆様、実証実験にご協力いただいた数々の企業や協力者の皆様、そして武蔵野大学の皆様に心より感謝申し上げます。これからも「ばかもの」精神を貫き、社会に貢献できるよう精進いたします。

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